2000年はじめ、セルビアからデビューし、女性ブルース・ギタリストの新星として、東欧のスーザン・テデスキと称されたアナ・ポポビッチ。そのプレイはブルースというより、ジミヘンやレイヴォーン直系のロッキン・ブルースで、最大の特徴は何と言ってもそのモダンなファンキーさと、ドライヴ感のあるシャープなスライド・ワークが圧巻で、重量級のファンクビートにも、ワウとディストーションを効かせたスライドが最大の魅力。そして2006年あたりまでは欧州のみで知られていた中、2007年からはハリウッド近郊のリヴィング・ブルースの新鋭Delta Groove社から、アルバムがリリースされ、しかもプロデューサーは過去に10作以上もグラミー受賞作を手がけている超大物ジョン・ポーター。その後はアメリカでも大プレイクとなった彼女の2012年3月17日ドイツ、バーグハウセンで行われた「Internationale Jazzwoche Burghausen」フェスでのライブを、TVオンエアー・マスターからのオフィシャル・クオリティー、プロショットにて収録。持ち前のスライド・ワークを軸に、全編素晴らしいギターとボーカルを披露しており、オリジナル以外にも”Business As Ususal”のカヴァーも必見の、ブルース・ファンも要チェックのトータル63分。 [43.Internationale Jazzwoche Burghausen 2012 : Wackerhalle, Burghausen, Germany March 17th 2012] 01.Introduction/02.Slideshow/03.Working Song/04.Business As Ususal/05.Count Me In/06.Unconditional/07.Summer Rain/08.U Don't Move Me (No More)/09.Vodoo Woman/10.Navajo Rain/11.Hold On