
1972年1月から2月にかけて行われたイギリス・ツアーの3日目、1月22日のボーンマス公演を収録。この公演の録音には冒頭から第二部のラストの「A Saucerful Of Secret」途中まで110分強収録した、音質の良くない「Recorder 1」がありますが、本盤は、近年出現した、当日のもう一つの録音である「Recorder 2」を収録しています。こちらはGold Standard盤「Eclipse Of The Dark Side」にも収録されていたものと同じで、ショウ前半の「The Dark Side Of The Moon」のみの収録です。Speak to Meが未収録でBreatheからのカットイン収録になっていますが、本盤のアドバンテージは「1st Gen」テープを使用していること。実際、ピッチが低くスロウだったGold Standard盤よりも遥かに音質が良く、実際、この時代のオーディエンス録音としては「特A」クラスのサウンドで、史上三回目、完全演奏としては二回目の「The Dark Side Of The Moon」を楽しむことが出来ます。音質は非常にオンでクリアー。音はとにかく近いです。完成形とはあらゆる意味で異なる「初期型・未完成狂気」の全貌をここまで優れた音で聴けるのはファンには堪らないでしょう。繋ぎのシークエンスパートのみで聴かせるThe Mortality Sequence、まだ1分30秒に満たないショートアレンジのAny Colour You Like、これをEclipseと呼んで良いのか最終形態のダイナミック&ドラマチックとは全く違う初期型の方向性を狙ったアレンジが面白いエンディングパート等、聴きどころは満載。初期狂気の最良のサンプル音源とも言えるボーンマス公演第1部のこのたびの1st Genテイクは、これぞまさに全ての洋楽ロック・ファン必聴・必携と断言できる至高の一枚です。是非、お手にとってお楽しみ下さい。
Live at Winter Gardens, Bournemouth, UK 22nd January 1972
The Dark Side Of The Moon (43:18)
1. Breathe 2. The Travel Sequence 3. Time 4. Breathe (Reprise) 5. The Mortality Sequence 6. Money 7. Us And Them 8. Any Colour You Like 9. Brain Damage 10. Eclipse