
「Visions Of The Emerald Beyond」リリース後の1975年、ジェフ・ベックとのジョイント・ツアーより、6月11日ダラスのリユニオン・アリーナ公演を、当時としては良好なハイクオリティー・オーディエンス・マスターより収録。 まずこの時期ジェフが最も敬愛していたギタリストがジョン・マクラフリンで、その強い要望から実現したツアーでは、互いのステージで両者が共演することも話題を呼ぶことに。そしてここでのマハビシュヌは、ナラダ・マイケル・ウォルデンを核に、見事にグルーブするアンサンブルを発揮しており、第2期から第3期に移行する過渡期にあたり、おなじみ第1期でのアンサンブルとはかなりかけ離れたものに。 因みにメンバーも本来のスタイルとは違う管楽器の、スティーヴ・キンドラー(元ヤン・ハマー・グループ)、キャロル・シャイヴ(チック・コリア、アル・ディ・メオラ等々、数多くのセッションに参加)、ノーマ・ジーン・ベル(トミー・ボーリンやフランク・ザッパのバンドのほか、Pファンク・オールスターズにも参加)、プレミック・ラッセル・タブズ(サンタナやホイットニー・ヒューストンのレコーディングに参加)が参加している事により、この時期ならではの独特のサウンドを披露。またちょうどゲイル・モラン脱退後で、その頃RTFがホーンをフィーチャーしたビッグ・バンド編成であったため、モラン脱退後となるこの時期その影響を受けていたフシもあり、時代的にもクロスオーヴァーからフュージョンへと呼び名が変わり、マクラフリン自身も試行錯誤を重ねていたと思われる時期。それでもほとんどワン・コードで繰り広げられ、絶妙なインター・プレイ満載のYou Know, You Knowを筆頭に、「Apocalypse」からのVision Is A Naked Sword、「Visions Of The Emerald Beyond」からEternity's Breathなどをコンスタントに取り上げつつ、最大の聞きどころはやはり後半ジェフ・ベックが登場しての共演。ここではベックが『ワイアード』発表前にもかかわらず、すでにLed Bootsのフレーズが飛び出すジャムや、Diamond Dust までも共演しているあたり、両ファン必聴の記録的音源。
DISC 1 : 1. Introduction/2. Eternity’s Breath (part 1 &2)/3. You Know, You Know/4. Musical Band Prentation/5. Vision Is a Naked Sword / Earth Ship / Vision Is a Naked Sword
DISC 2 : 1. Early Led Boots Jam (with Jeff Beck)/2. Diamond Dust / Jam (with Jeff Beck)
[Live At Reunion Arena, Dallas, Texas, USA, June 11th 1975]
John McLaughlin - Guitar / Ralphe Armstrong - Bass / Stu Goldberg – Keyboards / Steve Kindler - Violin / Carol Shive - Violin / Norma Jean Bell – Saxophone / Premik Russel Tubbs - Saxophone / Philip Hirschi - Cello / Narada Michael Walden – Drums