1971年「THE YES ALBUM」に伴う夏の北米ツアーより、7月23日ののニューヨークはゲーリック・パークでのライヴを、極上レベルの超高音質オーディエンス録音で53分に渡って完全収録。この日はアンコールにラスカルズのカバーIt's Loveを演奏した非常に珍しいセットが聴けます。既発はHL盤の「It's Love」がありますが、それと比較して、本盤は明らかに高音質・高品質。既発より音にエッジが立っておりクリアーで、テープジェネレーションがまるで違うのは明らかで、冒頭Yours Is No Disgraceで、既発のようにいきなり左に寄ったりしません。音が驚く程に近く、ライン録音に匹敵するほどオンな音で録音されており、全体の聴き応えは素晴らしいものがあります。静かな所ではテープの走行ノイズが微細に聴こえますが、演奏を邪魔するレベルのでは無いので、聴いて楽しむ分には全く問題ありません。前述の通り、当時のオーディエンス録音としては、最高レベルと断言して良いほどに素晴らしいサウンドで収録されているので、翌日のイェール・ボウルのディフ・ヴァージョンのような感じで楽しむことができます。ハウのClapにはClassical Gasがインサートされており、アンコールカバーのIt's Loveの途中では、クリスのベースソロの見せ場も用意されています。これが10分近い熱演であり、これだけでもファンは本盤を入手する価値があります。世界に向けての飛翔前夜と言った感じの時期の、まさに向かうところ敵なしの若きエネルギーに満ちたイエスの最良のライヴテイク。ファンは間違いなく必聴です。
Live at Gaelic Park, NYC, NY. USA 23rd July 1971 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND(UPGRADE) (52:57)
1. Intro. 2. Yours Is No Disgrace 3. I've Seen All Good People 4. Clap / Classical Gas 5. Perpetual Change 6. It's Love incl. Bass Solo
Jon Anderson - Vocal Steve Howe - Guitar & Vocal Chris Squire - Bass & Vocal Tony Kaye - Keyboards Bill Bruford – Drums