
全世界に衝撃を走らせた渾身の歴史的大傑作が復活です。本作が録音されたのは、今を去ること40年前の夏、「1976年8月27日レディング・フェスティバル」に出演した際のライヴアルバム。創始者デイヴィッド・アレン脱退後、1976年6月にアラン・ホールズワースとフランシス・モーズが加入して誕生した“PIERRE MOERLEN'S GONG”のオーディエンス・アルバムです。この録音の登場は、掛け値なしの衝撃でした。ライヴ自体は、以前から音も長さも粗悪な録音でかろうじて伝わっていましたが、2003年に登場したマスターはアンコールまで収録したまったくの別録音。単に初登場というだけでなく、そのサウンドが激烈でした。録音した本人を知る情報筋から届いただけにオーディエンス録音に間違いないのですが、そのサウンドは“客席録音という事実”を否定しているかのよう。もちろん、40年間の時間を感じさせるヴィンテージ感もたっぷりとあるのですが、その言葉でショボい音をイメージされてしまうと困る。いわゆる「まるでサウンドボード」と言いますか、「これがサウンドボードじゃない!?」という激近ぶり。野外フェスだけに残響ゼロなのは納得ですが、それをさっ引いてもあり得ない次元の極太感が凄い。高音から重低音に至るまで、すべての音域が完璧ならバランスも完璧。クリアで、極太で、タフで、きめ細やかで、鳴りも豊かで………。全力でアラを探してもまるで見つからないサウンド。実際、発掘当時には専門誌からも「一切トレーダー間に噂すら上らなかった考古学的発見」「超優良ブートの誕生」「(既発に比べ)音質200%UP」「とんでもないキラータイトル」等々、言葉を尽くした賞賛が贈られたほどなのです。どうしてそんな録音が可能だったのか。実は、本作は“プロフェッショナル・オーディエンス”なのです。当時のレコード会社スタッフが関係者エリアにマイクを立て、(資料用に?)録音。それだけに一般客とはまるで違う理想的なサウンドが遮蔽物もなしに美麗に届き、オーディエンス・ノイズもほとんどないという奇跡的なサウンドを捉えることができた。本作は、そのマスターテープをダイレクトにCD化したものなのです。そんな衝撃の登場から13年が経ち、ライヴ40周年を記念するプレス化に踏み切ることにしました。もちろん、歴史的な超・名録音ですから、「何が何でも決定盤に仕上げる!」の決意で再び全力のアラ探しを決行。しかし、結果は惨敗。やはり欠点が一切見つかりませんでした。世に無数の名録音溢れる中でも、極めて希な“手の出しようのない完璧な録音”。それが本作のサウンドなのです。そのクオリティで記録された音楽は、単なる“貴重”では済まされない激烈なジャズロック。当時は『GAZEUSE!』の制作前夜にあたるわけですが、既に「Night Illusion」「Mireille」以外の全曲を披露。その上で、ホールズワースのソロ作『VELVET DARKNESS』の「Wish」「Gattox」も演奏している。その演奏ぶりこそが凄まじく、核となるピエール&ブノアのムーラン兄弟とミレーユ・ボエが生み出すリズムの凄味はもちろんのこと、そこへホールズワースのヘヴィリフが切り込み、ディディエ・マレルブのオリエンタル・フレーズと絡み合う。名手モーズもMAGMAさながらのヘヴィな狂乱を持ち込み、超絶な個性が塊となりながら迫るジャズロック/フュージョンの極北が現出しているのです。 本作をご紹介するにあたり、さまざまなテーマで頭をひねりました。「『GAZEUSE!』のライヴ編」プロフェッショナル・オーディエンスの凄味」等々など……そのいずれもが正しいものの、厳然たる本作の“音の威厳”を前にしては陳腐でしかない。すべてが完璧、すべてが貴重、すべてが偉大な録音。そんなものが存在するとすれば、本作以外にないのです。先ほども当時の専門誌から賞賛のコメントを引用しましたが、他にも真に本作を言い得た決定的な一文がありました。このシンプルな名句をもって、本作の紹介に代えさせていただきます。「資料性、高音質、充実した演奏、どれをとっても一流。ジャズロック・ファンのみならず、ホールズワースのファン、プログレ・リスナー全員にとって最高の1枚となるだろう」
Live at Reading Festival, Reading, UK 27th August 1976 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) (59:54)
1. Expresso【GAZEUSE!】2. Wish 【VELVET DARKNESS】3. Esunuria【GAZEUSE!】4. Mandrake【SHAMAL】5. Shadows Of【GAZEUSE!】6. Percolations Part 1【GAZEUSE!】7. Percolations Part 2【GAZEUSE!】8. Gattox【VELVET DARKNESS】9. Reading Jam
Pierre Moerlen - Drums Allan Holdsworth - Guitar Didler Malherbe - Saxophone & Flute Mireille Bauer - Percussion Benoit Moerlen - Vibes Francis Mose - Bass & Piano Mino Cinelou – Percussion