
5年前にリリースされ、長期間に渡り廃盤となっていたSLOWHANDツアーを代表するタイトル「THE CORE」が、リマスター盤として登場。1978年2月から行われた北米ツアーより、ツアー初日となる2月1日カナダ・バンクーバー公演を超高音質ステレオ・オーディエンス録音で完全収録。前年の日本公演を終え、アルバム・リリースを挟み満を持してスタートした本ツアーは2月から4月の約2ヶ月間に渡って行われ、「SLOWHAND」のアメリカでの好調なセールスとの相乗効果で70年代を代表するツアーとなりましたが、2/11公演のサウンドボード音源を唯一の基準として未だにその他の公演はほぼ知られていない現状です。本アイテムはそのツアーから記念すべき初日公演を、オーディエンス録音としてはこれ以上望めない完璧な音質で捉えています。「SLOWHAND」から「May You Never」以外の全曲が披露され、本ツアーのブルース・ナンバー「DOUBLE TROUBLE」に加え、「Going Down Slow」を内包した「Have You Ever Loved A Woman」がセット入りし、「Nobody Knows You...」ではクラプトン自身がヴォーカルを取る等、特別なセットが組まれた初日公演ですが、特筆すべきはそのセット内容さえ霞んでしまう圧倒的な演奏内容でしょう。ジェイミーのリズムが一貫してステージを支配する中で奏でられるクラプトンのフレーズの数々。「The Core」に於ける完璧な踏み込み角度と共に切れ込んでくるトーンと後半での鳴きまくるソロ、感覚的に繰り出されるジェイミーのフィルに触発され展開される「Badge」の隙の無いプレイ、「Mean Old Frisco」の絞り出すようなスライドギター、「Let It Rain」での反則とも言える後半のサスティーンだけで全てを一蹴してしまうプレイ、そしてブルース・チューンではクランチ寄りにセッティングされたアンプとワウを巧みに組み合わせた珠玉のフレーズの数々を聞く事が出来、ステージ全体を通して緊張感が途切れる事無く、聴き手を引きずり込む演奏が展開されています。音質はボードとオーディエンスの違いはあれど基準となる2/11公演を凌駕する印象を与える完璧なサウンドで全編に渡り収録されています。リマスターのポイントとして、過剰な低音部の緩和、原音を損ねない程度のヒスノイズの除去、全体の音圧の調整、テープチェンジ部の段差を緩和した結合、ディスク2ラスト3曲でそれぞれ10秒強づつモノラルになる箇所を可能な限り違和感無く修復しました。元々が高音質なソースなので飛躍的な音質向上はありませんが、輪郭がさらに鮮明になり、曲毎の音圧を調整する事による突出するヒスノイズも感じられない、全体的にスマートなアップグレード・サウンドに仕上がっています。長い期間廃盤になりながら、未だに78年スローハンド・ツアーを代表する公演、そしてこの時期のクラプトンのプレイを探究する上ではバイブルとなるタイトルが登場です。
Live at PNE Coliseum, Vancouver, Canada 1st February 1978 PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1 (75:38)
1. PEACHES AND DIESEL 2. WONDERFUL TONIGHT 3. LAY DOWN SALLY 4. NEXT TIME YOU SEE HER 5. THE CORE 6. WE'RE ALL THE WAY 7. RODEO MAN 8. FOOL'S PARADISE 9. MEAN OLD FRISCO 10. COCAINE 11. BADGE 12. DOUBLE TROUBLE 13. BETTER MAKE IT THROUGH TODAY
14. MEMBER INTRODUCTION
Disc 2 (54:59)
1. LET IT RAIN 2. KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR 3. NOBODY KNOWS YOU WHEN YOU'RE DOWN AND OUT 4. KEY TO THE HIGHWAY 5. HAVE YOU EVER LOVED A WOMAN 6. LAYLA 7. FURTHER ON UP THE ROAD
Eric Clapton : Guitar, Vocals George Terry : Guitar Carl Radle : Bass Dick Sims : Keyboards Jamie Oldaker : Drums Marcy Levy : Vocals