
あの伝説の“ハリウッド・ボウル”にデイヴィッド・ギルモアが帰ってきました。昨年から9年ぶりのソロツアー“RATTLE THAT LOCK TOUR”に勤しんでいるギルモアですが、その北米レッグ初日・2日目となる「2016年3月24日・25日」公演に選ばれたのが、伝説の名会場“ハリウッド・ボウル”だったのです。彼がこのステージに立つのは1972年のPINK FLOYD以来、実に44年ぶりのこと。本作は、そんなメモリアルな2日間をフル収録したオーディエンス・セットなのです。 『CRACKERS』の昔からFLOYD史に輝く名ライヴの現場に再び立つギルモア。それだけに、この日のライヴは世界中が注目し、早くも多数の録音が報告されています。本作は、そんな録音の数々をFLOYD研究で世界的な権威が1つひとつ分析し、ベスト録音を選別、さらにていねいなマスタリングで仕上げたもの。それだけにクオリティもバツグンで、クリアさやダイレクト感も申し分なし。見事なオーディエンス・サウンドです。しかし、そんな一般的な価値以上に素晴らしいのが、幻想的なムード。なにしろ世界的権威の眼鏡に適い、その手で直接マスタリングしていますから楽曲のツボ、魅力を隅々まで熟知している。一般オーディオ的な価値観だけでなく、“ギルモア音楽の美しさを最大限に引き出す”ためのマスタリングに専心しているのです。さらに、その細やかな心遣いは楽曲だけではなく、観客の心理が浮かぶ臨場感にも及んでいる。なにしろ、この現場は9年ぶりのギルモア、44年ぶりのハリウッド・ボウル。そこに立ち会う観客の心理は、喜びに満ちていながら大騒ぎのハシャぎっぷりとはまるで違う。身の引き締まるような思いと興奮がない交ぜになったような特別な感情。そんな心理を自分のものとして感じられるマニアが選び、マスタリングしている。まさにFLOYDマニアがFLOYDファンのためだけに磨き上げた1本なのです。そんな本作は、2日間を6枚組に収めた巨大セット。今回のツアーは「第1部」「第2部」「アンコール」の三部構成になっているため、それぞれディスク1枚ずつに収め、1日3枚組×2日間=6枚組となっているのです。単に収録するだけなら詰め込んで枚数を減らすことも可能でしたが、あまりにも特別な現場だけに、そのコンセプトまで最大漏らさず収めることにいたしました。基本的なセットは昨年末の南米ツアーを踏襲したものですが、2日間で微妙に違う。初日「3月24日」は南米とまったく同じで「On An Island」が演奏されますが、この日をもってセット落ち。2日目「3月25日」では、代わって『THE DIVISION BELL』の「What Do You Want From Me」が演奏されるようになりました。現時点での最新公演でも2日目のセットが継続されており、北米の基本セットになるかも知れません。その初日の「On An Island」には、特別ゲストのデヴィッド・クロスビーも聴きどころ。昨年のロイヤル・アルバート・ホールでもグラハム・ナッシュと共に参加していましたが、ハリウッド・ボウルではクロスビーだけ。彼が参加したのは「On An Island」だけではなく、「A Boat Lies Waiting」「The Blue」「Comfortably Numb」の計4曲で共演。特に「The Blue」は、ロイヤル・アルバート・ホールでは聴けない貴重バージョンです。しかし、やはり最大の聴きどころは、44年ぶりにハリウッド・ボウルで演奏されたFLOYDナンバーでしょう。特に1972年にも演奏された『狂気』の「Money」「Us And Them」「Time」「Breathe」の再演。今回のソロツアーはFLOYDレパートリーの大盤振る舞いも話題になり続けてきたわけですが、あの会場に、あの伝説を築きあげた本人の声とギターが響き渡っている………もう、これだけで胸いっぱいです。PINK FLOYDを愛し続け、アンダーグラウンド音源の世界に足を踏み入れた人間だけが味わえる時間を超えた感慨。この胸に込み上げてくる言葉にできない想い。言葉にできないからこそ、音で伝えたい。だからこそ、世界的なマニアが音源を選び、磨き上げ、提供してくださったのです。FLOYDファンがFLOYDファンへ贈る、音楽の手紙。今週末、あなたのお手元にお届けします。
Live at Hollywood Bowl, Hollywood, CA. USA 24th & 25th March 2016 PERFECT/TRULY PERFECT SOUND
Rattle That Lock Tour
Live at Hollywood Bowl, Hollywood, CA. USA 24th March 2016
Disc 1(65:54)
1. 5 A.M. 2. Rattle That Lock 3. Faces Of Stone 4. Wish You Were Here 5. A Boat Lies Waiting (with David Crosby) 6. The Blue (with David Crosby) 7. Money 8. Us And Them 9. In Any Tongue 10. High Hopes
Disc 2(75:35)
1. Astronomy Domine 2. Shine On You Crazy Diamond (Parts I-V) 3. Fat Old Sun 4. Coming Back To Life 5. On An Island (with David Crosby) 6. Band Introduction 7. The Girl In The Yellow Dress 8. Today 9. Sorrow 10. Run Like Hell
Disc 3(15:27)
1. Time 2. Breathe (Reprise) 3. Comfortably Numb (with David Crosby)
Live at Hollywood Bowl, Hollywood, CA. USA 25th March 2016
Disc 4(70:53)
1. 5 A.M. 2. Rattle That Lock 3. Faces Of Stone 4. Wish You Were Here 5. What Do You Want From Me 6. A Boat Lies Waiting 7. The Blue 8. Money 9. Us And Them 10. In Any Tongue 11. High Hopes
Disc 5(66:28)
1. Astronomy Domine 2. Shine On You Crazy Diamond (Parts I-V) 3. Fat Old Sun 4. Coming Back To Life 5. Band Introduction 6. The Girl In The Yellow Dress 7. Today 8. Sorrow 9. Run Like Hell
Disc 6(16:36)
1. Time 2. Breathe (Reprise) 3. Comfortably Numb
David Gilmour - guitars, lead vocals Phil Manzanera - guitars, backing vocals
Guy Pratt - bass guitars, vocals Jon Carin - keyboards, guitars, vocals
Kevin McAlea - keyboards Steve DiStanislao - drums, percussion, backing vocals
Joao Mello - saxophones, keyboards Louise Clare Marshall - backing vocals
Lucita Jules - backing vocals Bryan Chambers - backing vocals