
フロイド音源史に残る、注目のアイテムが登場です。1972年、2度目の日本ツアー初日、3月6日の東京体育館公演を過去最長を誇るオリジナル・テープ・マスターよりダイレクト収録。世界中のフロイド・ファン驚愕の一枚です。音源そのものは、過去よりお馴染みのものですが(「ECLIPSE OF THE SUN」と同音源)、テープ・ジェネレーションはこれまで出回っていたものより若く、音質は最も優れています。テープ反転の箇所が既発と違い、カット部分が最も少ないテイクであると同時に、これまでのテイクに比べ、最も長く収録されているのが特徴です。使用しているカセットがマスターからの枝分かれのダビングテープで、冒頭、いきなり驚かされますが、なんと既発「ECLIPSE OF THE SUN」よりも、イントロ部分が一分以上長く収録されています。トラック名においては「Introduction」と記しましたが、ここでは、開演前、SEが流れる中、45秒間に渡って、場内のざわめき・会話が録音されています。(「何番みんな?」といった声が大きく録音されています。)この部分はブート初登場となります。録音者は、「いつライヴがスタートするのか分からなかったため」45秒目で一旦、一時停止を押し、再び「Speak To Me」で録音を開始します。そこからの18秒も既発未収で、ゴソゴソと言ったノイズの直後「前の人が・・・」と言う会話が聴こえますが、既発は全てここからの収録になります。いわば、オリジナルテープに録音されていた、この手前の1分が初めて登場したわけです。ただ残念なことに、今回のジェネ若テープ、右チャネルを中心にテープ劣化があり、冒頭からUs And Themまでは既発よりも音質が劣っています。特にUs And Themの1分40秒目位までのテープ劣化による音像の揺れは残念なパートです。しかし、このテープの凄いところは、Any Colour You Like以降、テープ状態が良くなり、同時に音質がブライトになり、なんと、後半に行くに従って、既発を凌駕する非常に美しい高音質に変貌していくのです。特にテープの状態が良好なディスク2の音質は圧巻で、ここまで音の良い東京初日テイクは、かつて誰も聴いたことがなかったはずです。とにかくクリアーでナチュラル、ヒスノイズも少ないです。これは世界中のファンに衝撃を与えることでしょう。ここで判り易く優位点と劣っている点を書き出しますと
●優っている点
1. 冒頭、1分以上長く収録されている。2. 糸居五郎氏の第一部終了後のMCパートがEclipse終了後にノンカットで繋がっている。(本来このMCは第1部終演後に行われているので、収録位置はディスク1のラストが正しい。)
3. 既発はOne Of These Days終演後のロジャーの「Thank you」直後にカットがあるが、その部分がノンカットで繋がっている。(6秒長い)4. テープ劣化のないAny Colour You Like以降は、既発を上回る高音質で録音されている。5. ディスク2ラストの歓声部分も数秒長い。
●劣っている点
1. Us And Them の0:07にテープチェンジカットあり。(既発では切れてない。)2. Us And Them まで右チャネルにテープ劣化があり、音質が劣っている。
まとめてしまえば、今回発掘されたテープは、「既発と同音源ながら、ジェネが良く、長く収録されてい部分もあるが、前半に、テープ劣化の問題があるのが弱点。しかし、テープの状態が安定している後半は、既発を上回る音質で録音されており、初登場パートも多いことから、絶対に聴く価値のある重要テイク」と位置付けられるのではないでしょうか。弱点はあるものの、フロイド音源史に残る新たな超重要テイクの出現です。問題点もあることから、ストレートにプレスCD化は実現しませんでしたが、これはフロイド音源コレクターは絶対に入手すべき大注目の1枚です。これは2016年初頭から驚かされますね!!皆さま、是非、お楽しみ下さい!!
Live at Tokyo Taiikukan, Tokyo, Japan 6th March 1972 TRULY AMAZING/PREFECT SOUND
Disc 1 (50:54)
The Dark Side Of The Moon
1. Introduction 2. Speak To Me 3. Breathe 4. On The Run 5. Time 6. Breathe(Reprise) 7. The Great Gig In The Sky 8. Money 9. Us And Them 10. Any Colour You Like 11. Brain Damage 12. Eclipse 13. MC (Goro Itoi)
Disc 2 (71:24)
1. Tuning 2. One Of These Days 3. Tuning 4. Careful With That Axe, Eugene 5. Echoes 6. MC(Goro Itoi) & Encore 7. Tuning 8. A Saucerful Of Secrets