
1981年2月に「Difficult To Cure」をリリースしたレインボーはアルバムプロモーションのため、2月から5月まで大規模なUSツアーを敢行、以降は6月~7月までヨーロッパ&イギリス・ツアー、8月は日本ツアーを行います。本盤はヨーロッパ・ツアー初日と2日目にあたる、6月3日、スウェーデンのヨーテボリ公演と4日のストックホルム公演をどちらも極上レベルの高音質オーディエンス録音で完全収録しています。ディスク1&2のヨーテボリ公演は既発「Fire!」よりジェネレーションが若い、注目の最高音質で収録されており、自然で抜けの良いクリアーなサウンドの高音質で収録されており、既発に散見された音割れもありません。音のバランス・質感ともに良好で、ダイレクト過ぎない適度な距離で録音された非常に優秀な録音テイクです。イコライズ感も感じれらず、劣化の無い、自然な音色でショウの全体を楽しめます。ユニークなのはSpotlight Kidで、開始8秒目でトラブルが起き、バンド全体が構成を見失うという、この曲の冒頭にしては非常に珍しいミスを聴くことができます。既にUSツアーで場数は踏んでいるため、演奏のほうは申し分なく、ツアー初頭ということで、ジョーのボーカルも非常にパワフルで、全体を通して、危なげのない、コントロールが効いた存在感抜群のパフォーマンスを聴くことができます。Love's No Friendの2:34のシンセソロでドンが音色を間違え慌てて修正する様子も聴けます。この日のLove's No Friend後半の流れるような見事なリッチーのソロは必聴!!I Surrenderでのドンの見事なイントロプレイに続いてのリッチーのギターがオフになっており、思わずずっこけます。しかし曲後半のイマジネーション豊かなプレイの連発は素晴らしくこれまたファン必聴!!アップテンポで演奏されるMan On The Silver Mountainもやはりギターソロが最高!この日は冴えているようです。Catch The Rainbowはロニー時代を彷彿とさせる14分近い熱演で、シリアスかつドラマチックなリッチーのプレイとライトなジョーのボーカル、湿り気の感じられないボブのドラムとのアンマッチ感が何とも言えないユニークなテイクになっています。言うまでも無く曲後半のリッチーのソロは最強!!!この日はどうしてしまったのかと思うくらい良いプレイが聞けます。新曲Can't Happen Hereを挟んでのショウ後半は、グラハム時代の1980年ツアーでのLost In Hollywoodを軸に展開されるライブアレンジをベースに、新加入のジョーとボブの独自の色付けを加味しながら、リフレッシュしたような勢い溢れるプレイで観客を大いに魅了します。ドラムソロ後はLost In Hollywood(Reprise)ではなく、Long Live Rock 'n' Roll がフル演奏されます。アンコールはMaybe Next TimeからAll Night Longへのメドレー演奏。中盤のリッチーとジョーの掛け合いもグラハム時代のようにだらだらすることの無い、カッチリしたアレンジで聴かせます。セカンドアンコールはLazy、Woman From Tokyoリフをフィーチャーしたギターソロで盛り上げ、そのままそれまではフル演奏を封印していたSmoke On The Waterになだれこみます。USツアーからプレイされるようになったSMOTWは「アメリカで売りたい」リッチーの強い思惑があってのものでしょう。驚くほどけたたましく叩きまくるボブのプレイにも驚かされます。この日は3回目のアンコールにて、ジミ・ヘンドリックスのカバーFireのフル演奏を聴くことができます。ラストはエンディング付近でカットアウトしますが、貴重なテイクです。ディスク3&4のストックホルム公演は翌日公演ゆえ、内容的にも似通っている上、音質もヨーテボリ同様に非常に高音質です。本テイクは過去にLangleyから「The Man In Black」(現在は廃盤)と言うタイトルでリリースされていた名音源であり、本盤は同一のマスターながら、Lost In Hollywoodのギターソロでの欠損の無いより優秀なヴァージョンを収録しています。この日は前日演奏されたFireの代わりにショウエンドのスタンダードKill The King/Long Live Rock 'n' Rollが大迫力で演奏されています。(途中でA Light In The Blackのキメも用意されています。)ショウエンドのBGMでのMaybe Next Timeも収録(MNTは本編でも演奏されています。)。両公演ともライン録音に迫る極上レベルのサウンドで収録されており、一切のストレス無く、1981年ユーロツアー冒頭2公演を楽しむことができます。意外に決定打のない、1981年ヨーロッパ・ツアーのオーディエンス録音より、最良の4枚組が登場です。
Live at Scandinavium, Gothenburg, Sweden 3rd June 1981 TRULY AMAZING SOUND Live at Johanneshov Isstadion, Stockholm, Sweden 4th June 1981 TRULY AMAZING SOUND
Live at Scandinavium, Gothenburg, Sweden 3rd June 1981
Disc 1
1. Land Of Hope And Glory 2. Over The Rainbow 3. Spotlight Kid 4. Love's No Friend 5. I Surrender 6. Man On The Silver Mountain 7. Catch The Rainbow 8. Can't Happen Here
Disc 2
1. Keyboard Solo 2. Lost In Hollywood 3. Guitar Solo 4. Difficult To Cure 5. Drum Solo 6. Long Live Rock 'n' Roll 7. Maybe Next Time 8. All Night Long 9. Lazy/Woman From Tokyo 10. Smoke On The Water 11. Fire
Live at Johanneshov Isstadion, Stockholm, Sweden 4th June 1981
Disc 3
1. Land Of Hope And Glory 2. Over The Rainbow 3. Spotlight Kid 4. Love's No Friend 5. I Surrender 6. Man On The Silver Mountain 7. Catch The Rainbow 8. Can't Happen Here
Disc 4
1. Keyboard Solo 2. Lost In Hollywood 3. Guitar Solo 4. Difficult To Cure 5. Drum Solo 6. Long Live Rock 'n' Roll 7. Maybe Next Time 8. All Night Long 9. Lazy/Woman From Tokyo 10. Smoke On The Water 11. Kill The King/Long Live Rock 'n' Roll 12. Maybe Next Time
Ritchie Blackmore - Guitar Joe Lynn Turner - Vocal Don Airey - Keyboard Roger Glover - Bass Bobby Rondinelli - Drums