
「Rough And Ready」リリース直後に行われたUSツアーより11月6日のニューヨークはアカデミー・オブ・ミュージック公演を高音質オーディエンス録音で約80分完全収録。時代を感じさせる音質ですが、おそらくマスターから、それ程ジェネレーションを経てないテイクが使用されており、音の鮮度は素晴らしく、劣化も殆どありません。(Goin' Downの2:04の音切れもありません。)ジェフのプレイは勿論、全体を牽引するコージーのタイトなドラムも、素晴らしい味付けをするミドルトンのピアノも非常にクリアーに収録されており、どの曲も聞き応え満点です。音の分離感も十分にあり、クライブのベースもしっかり聞き分けられる程です。この手の音にありがちな、音が密集しても、聴き辛くなることはなく、全体を通して、ボブのソウルフルなボーカルも楽音に埋もれることなく、非常にクリアーに収録されています。ジェフもご機嫌のようで、各所で効果的なアドリブプレイを次々と繰り出します。全体を通して、アルバムどおり、熱気と気合を感じさせる熱い演奏をたっぷりと堪能できますし、バンド全体のグルーブ感がストレートに伝わってくる名演と言えるのではないでしょうか。ピアノソロ~Going Downのオープニングに続いては次作収録のIce Cream CakesとTonight I'll Be Staying Here With Youがライブ披露されます。Jeff's Boogieに続く、Jody中盤のスポンテニアスな展開を含め、生き生きとしたライブリーな演奏は最高です。Morning Dewでのコージーの楽しい叩きっぷりも非常に楽しめます。I Ain't Superstitious、I've Been Usedでのジェフのスリリングなプレイ、それに呼応するボブのボーカルのコンビネーションも最高で、メドレー演奏される New Ways / Train Trainと続く展開も迫力満点です。ラストはGot The FeelingとSituationで豪快なグルーブナンバーでコンサート・ラストを締めます。変幻自在の演奏を聴かせるジェフのプレイ、それをサポートする個性的なメンバーの演奏振りも含め、聴き応えのある演奏をたっぷりと堪能できます。
1. Intro. 2. Keyboard Solo / Goin' Down 3. Ice Cream Cakes 4. Tonight I'll Be Staying Here With You 5. Jeff's Boogie 6. Jody 7. Morning Dew 8. I Ain't Superstitious / New Ways / Train Train 9. I've Been Used 10. Got The Feeling 11. Situation
Jeff Beck - Guitar Bob Tench - Vocal Clive Chaman - Bass Cozy Powell - Drums Max Middleton - Keyboards