
名演揃いの1972年後半ヨーロッパ・ツアーより、新たなる決定盤が登場です。72年11月の欧州ツアー3日目となる、11月12日のドイツはハンブルグ公演を約1時間43分に渡って高音質オーディエンス録音でほぼ完全収録。近年登場した、アップグレードマスターを使用。2004年にリリースされた既発盤「Eclipse On Hamburg 1972」(HL)と同マスターながら、本盤の音の鮮度の良さは一聴して判るレベルであり、理想的な高音質サウンドで、ショウの全貌を堪能することができます。既発も十分な高音質と感じていた事と思いますが、本盤と比較してみると、一枚幕がかかったような、くぐもった印象を受けられると思います。また本盤では、既発で聞かれた音のざらつき感、低域の過剰な響きは明らかに減退しており、雑味の少ない、クリアーで鮮度の良い、洗練されたサウンドが楽しめます。音処理に関しては、アナログテープマスターの元からのノイズや劣化による微細なカットの修正のみにとどめ、過剰なイコライズは避け、元音そのものの良さをそのままダイレクトにディスク化してあります。弱音部分ではヒスノイズも聴こえますが、この時代のテープ録音で、ここまで自然に豊かな低域、そして、突き抜けるような高域(ピアノなど)がしっかりと捉えられているのは本当に大したものです。間違いなく1972年ハンブルグ公演の決定盤として、多くのファンに楽しんで、そしてご満足頂けるものと自負しております。テープチェンジのカットポイントはBrain Damageのエンド付近にあり、それゆえにクライマックスのEclipse前半にカットがあるのが本音源の残念な所ではありますが(このカットはマスターからで既発も同様)、とにかく名演揃いの1972年後半の欧州ツアー音源は、ファンならば、その全てを揃えたいところ。The Dark Side Of The Moonの創造的な演奏ぶりがピークに達していることが判る前半の神懸かったような高品質な演奏は、本当に驚異的レベル。代表曲を並べた第二部・後半は、Careful With That Axe, Eugeneの全体が一体となった迫力は凄まじく、緊張感溢れる音のドラマを展開しています。マニア間でも評価の高いこの日のEchoesは、安定したボーカルと演奏と非の打ちどころのない演奏を聴かせてくれます。マイルドな音色ながら、ガッチリとした質感で捉えられたこの日の録音は本当に素晴らしい!
Live at Ernst-Merck-Halle, Hamburg, Germany 12th November 1972 TRULY AMAZING SOUND(UPGRADE)
Disc 1(46:08)
The Dark Side Of The Moon
1. Speak To Me 2. Breathe 3. On The Run 4. Time 5. Breathe (Reprise) 6. The Great Gig In The Sky 7. Money 8. Us And Them 9. Any Colour You Like 10. Brain Damage 11. Eclipse
Disc 2(57:24)
1. One Of These Days 2. Careful With That Axe, Eugene 3. Echoes 4. Set The Controls For The Heart Of The Sun