1971年サード・アルバム「The Yes Album」リリース後のUSツアーより、終盤となる7月15日ニューヨーク、ポートチェスター公演を、当時としてはかなり良好なオーディエンス・マスターよりほぼコンプリート収録。本ツアーはグランド・ファンク・レイルロードの前座ゆえ、演奏時間は50分弱とショート・セットながら、全曲サード・アルバムからのナンバーで占められており、またスティーブ・ハウ加入直後かつ、トニー・ケイは在籍最後期となる、メンバー変動の激しい時期となるもの。 そしてオープニング「ツァラトゥストラはかく語りき」から、間髪入れずスタートする”Yours Is No Disgrace”以降、若さも爆発したノリに満ちた演奏は最後まで継続。またスピーディな”I've Seen All Good People”は、後のライブでは聴くことのできない、グルーヴィなノリで、クリスの放つリッケン特有のベースノートに、攻めまくるビルのドラムが絡む様は圧巻。さらに加入したばかりのハウが”The Clap”では7分近くに及ぶ熱演で、ラストはヤング・ラスカルズの”It's Love”がエンディングに用いられ、ここでのクリスのベースをフューチャーした構成はこの時期ならでは。初期イエスを知るには必聴のマスト・アイテム。
01. Introduction/02. Yours Is No Disgrace/03. I’ve Seen All Good People/04. Clap (incl. Classical Gas / Mood For A Day)/05. Perpetual Change (incl. Drum Solo)/06. It’s Love
[Live At Capitol Theater, Portchester, NY USA, July 15th 1971]
Line- Up : Jon Anderson - Vocals, Percussion / Steve Howe - Guitars, Vocals / Chris Squire - Bass, Vocals / Tony Kaye - Organ / Bill Bruford - Drums, Percussion