
“若さ弾ける”という言葉を映像にしたような「SUPER ROCK '84 IN JAPAN」。若干22歳のジョン・ボン・ジョヴィが無邪気に、ひたむきにロックする姿は眩しく輝いています。で、あればこそ。わずか4曲25分あまりの収録時間は短すぎる。「なんでフルで入れなかったんだ?」と、30年以上前のレコード会社に対して愚痴っても始まらないのですが、そう思わずにはいられません。そこで、本作の登場! 本作は西武スタジアムでの“SUPER ROCK '84”出演の模様を完全収録した客席録音。しかも、ディスク1には「1984年8月11日」、ディスク2には翌「8月12日」を収め、2日間をパーフェクトに伝えてくれるライヴアルバムなのです。しかも、2日間とも同じテーパーの手による記録で、録音者本人から渡されたカセットからダイレクトにデジタル化しています。2日間ともセットリストは変わりませんが、オフィシャル映像ではカットされた「Come Back」「Roulette」「Shot Through The Heart」の3曲、リッチー・サンボラのギターソロ、さらには「Please, welcome from U.S.A.! My friend, BONJOVI!!」と紹介する開演コメントに至るまで、隅々まで聴けるのです。しかし、本作の真価はそこではない。本当の価値は、その生々しさ! まるで観客に囲まれているような感覚は、そんじょそこらのオーディエンス録音で味わえないレベル。当然の事ながら1984年ですから2chステレオのオーディエンス録音なのですが、まるで5.1chのように包み込まれる! しかも、囲んでくるのが本邦初登場のBON JOVIへの熱狂。「どれどれ、どんなショウを見せてくれるのかな」なんて客は1人も存在せず、1曲目から一斉に「Breakout!」の声援が押し寄せる。「こんにちは東京!」に対する「いぇー!!」の立体感たるや凄まじいばかりです。そんな観客と立ち並ぶリアリティにあふれながら、演奏がまっすぐに届いてくるのだから凄い。“SUPER ROCK '84”というと、Miracle Manが当日のほとんどのバンドを録音した「SUPER ROCK '84 TOKYO FIRST DAY」「同 SECOND DAY」といったタイトルも素晴らしかったですが、ことBON JOVI編に限れば、本作に軍配が上がるほどなのです。単にオフィシャル映像の完全版という以上に、「夜明けのランナウェイ」時代の貴重なライヴ記録にして、観客に囲まれるほどのリアリティに充ち満ちた2枚組。“BON JOVIを発掘したのは日本”とは言われますが、それをこれ以上ないほど正確に伝えてくれるドキュメント・アルバムです。若さあふれるBON JOVIだけでなく、「You Give Love A Bad Name」や「Livin' On A Prayer」なんかなくても彼らを見つけ出し、全力で迎えたファンたちにも会える“体験盤”。ぜひ、あなたも気持ちいいほどBON JOVIを愛している連中に混ざってください!
Live at Seibu Stadium, Saitama, Japan 11th & 12th August 1984 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1
1. Intro. 2. Breakout 3. Come Back 4. Roulette 5. She Don't Know Me 6. Shot Through The Heart 7. Guitar Solo 8. Get Ready 9. Runaway
Live at Seibu Stadium, Saitama, Japan 12th August 1984
Disc 2
1. Intro. 2. Breakout 3. Come Back 4. Roulette 5. She Don't Know Me 6. Shot Through The Heart 7. Guitar Solo 8. Get Ready 9. Runaway
Jon Bon Jovi - Vocal Richie Sambora - Guitar David Rashbaum – Keyboards Alec John Such - Bass Tico Torres - Drums