先ごろ、セルフ・カバー・アルバム「Acoustic Classics」をリリースしたばかりの英国フォーク・ロックの重鎮、リチャード・トンプソンの最新ライヴ。2014年最新UKツアーより7月22日のクローリーはHawth Theatre公演を超高音質オーディエンス録音で完全収録。録音者はロンドンや周辺地方都市を中心に、素晴らしい高音質マスターを提供してくれるお馴染みのテーパーによるもので、本盤も、滅多に聴けない程の大変優れた極上音質でリチャードの最新ショウを楽しむことができます。過去に発表した楽曲をアコースティック・スタイルで再録した新作「Acoustic Classics」に伴うライヴということで、初のアコースティック化が話題のI Want To See The Bright Lights Tonight、1952 Vincent Black Lightning、Beeswingを含むアルバム収録曲を中心に、聴き応え満点のアンプラグドセットを約1時間51分に渡って披露。公式ライヴ盤を聴いているかのような、理想的なサウンドで、ショウを堪能することが出来ます。UKツアーの他公演のセットリストもインターネットで確認することが出来ますが、日々、曲目を入れ替え、多彩な内容のセットを展開しているようです。なお、UKツアーでは前座をリチャードの娘さんのカミ・トンプソンとジェイムズ・ウォーボーンの2人のアコースティック・ユニット「The Rails」が務めていますが(Railsのライヴはディスク3に収録。カミとジェイムズの英フォークの伝統に根ざした見事なツイン・ボーカル、確かな技巧で奏でられるう美しいギタープレイは必聴。)、アンコールでは2人がステージに登場、3人でTimes Are Tough を演奏します。来場しているお客さんも皆、常連のファンらしく、じっくりと聞き入っている様子が録音から伝わってきます。8月第2週はヨーロッパで3公演をこなし、22日からは再びイギリスで7公演を演奏予定。10月からは北米ツアーと、衰えを知らない精力的なライヴ活動を展開するリチャードの最新ライヴを、「これ以上はない」と思えるほどの理想的な最高音質録音でたっぷりとお楽しみ下さい。
Live at Hawth Theatre, Crawley, UK 22nd July 2014 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)
Disc 1(59:19)
1. I Misunderstood 2. Walking On A Wire 3. Valerie 4. Richard Talks - technical fix 5. Fergus Lang 6. Saving The Good Stuff For You 7. Johnny's Far Away 8. Pharaoh 9. 1952 Vincent Black Lightning 10. Sunset Song 11. I Want To See The Bright Lights Tonight 12. Who Knows Where The Time Goes
Disc 2(51:59)
1. Good Things Happen To Bad People 2. Excerpts from Letters From the Trenches (work in progress) 3. Read About Love 4. Hope You Like The New Me 5. Stony Ground 6. Wall Of Death 7. Beeswing 8. Shoot Out The Lights 9. Down Where The Drunkards Roll
10. Times Are Tough (with Kami Thompson and James Walbourne)
Disc 3(38:04)
The Rails (Kami Thompson & James Walbourne)
1. Introduction 2. Bonnie Portmore 3. William Taylor 4. Weary Sailor 5. Send Her To Holloway 6. I Long For Lonely 7. Fair Warning 8. Panic Attack Blues 9. Breakneck Speed 10. Habit