1980年リリースの通算6枚目となる「UNMASKED」リリース時のUKツアーより、9月9日ロンドン、ウェンブリー・アリーナでのライブを、放送用マスターからのステレオ・サウンドボード音源にてコンプリート収録。まず前年「DYNASTY」を経て製作された同アルバムは、さらにポップな路線となり、エース・フレーリーのR&ER色も強く、セールスは低迷、ワールドツアーもヨーロッパとファーイーストのみで全米はなしという結果に。さらにピーター・クリスの脱退に続き、ツアー終了後にはエース事実上の脱退と、KISS結成以来最大の危機を迎えることに。そしてその過渡期に行なわれたツアーは、その評価はともかく、定番セットリストながら、恐らく今後も演奏されることのないと思われる「UNMASKED」からの”TALK TO ME”や”IS THAT YOU?”、そして"2,000 Man"、"New York Groove"と、2曲のリード・ヴォーカルを取るエースの最後のツアーでもあるところは聞きどころ。また故エリック・カーの躍動感あるドラム・ソロも含めて、この時期のフル・ライブのサウンドボード音源は限られているので、そのあたりも要チェック。
DISC 1 : 01. Detroit Rock City / 02. Cold Gin / 03. Strutter / 04. Calling Dr. Love / 05. Is That You ? / 06. Firehouse / 07. Talk To Me / 08. You're All That I Want / 09. 2,000 Man
DISC 2 : 01. I Was Made For Lovin' You / 02. New York Groove / 03. Love Gun / 04. God of Thunder / 05. Rock & Roll All Night / 06. Shout it Out Loud / 07. King Of The Night Time World / 08. Black Diamond
[Live at Wembley Arena, London, UK 9th September 1980 :stereo soundboard recording]