
若きブロンドの貴公子ジョン・サイクスを参加させ、バンドとして有終の美を飾るべく製作されたTHIN LIZZYの傑作ラスト・アルバム「THUNDER AND LIGHTNING」の完全スタジオ・デモが初登場!フィルのボーカルがオフィシャルとは完全別テイクで収録されているものも多く、歌詞もまるで違ってい たりするパートもありファンは必聴です。代表曲COLD SWEATではあの有名リフにカウントが被さっており、おまけにフィルの歌詞・歌メロが違い、サビまでのボーカルの反復も長く、これだけでもファンには堪 らないテイクになっています。タイトルトラックTHUNDER & LIGHTNINGでは、サビが録音されていないほか、サイクスの完全別の早弾きソロがフューチャーされています。SOMEDAY SHE IS GOING TO HIT BACKはボーカルもキーボードソロも全く入ってない完全なバッキングトラック。このように顕著な違いやデモならではの違いが随所に発見でき、ファンには 堪らないテイクの登場と言えるでしょう。また、結果的にアルバム未収となったDON'T LET IT SLIP AWAYも2バージョン収録されています。また、ボーナストラックに世界のジョン・サイクス・ファン驚愕の、この時期のパーソナル・デモが史上初登場! (関係者流出のトレーダー間でも出回っていない貴重なテイクです。)リズムマシンに合わせて、サイクスがリフとソロを弾きまくるというものでファスト・ チューンとミドル・テンポ・チューンが2曲収録されており、この2トラックだけでも手に入れる価値アリのびっくり音源です。音質も最高クラスです。全編を 通して聴き所も多く、フィル・ライノット、そしてジョン・サイクスのファンには堪らない1枚と言えるでしょう。
THUNDER AND LIGHTNING DEMOSの曲ごとの解説
1.THE SUN GOES DOWN
イントロとエンディングの効果音がない。ヴォーカルのDELAY処理が違う。シンセのかぶせが最終ミックスに比べるとずいぶん足りない。ギター・ソロは同じテイクの模様。
2.BAD HABITS
肉声カウントからスタート。リフが入ってからのカウベルが入ってない。ヴォーカルにかかっているDELAYが全体的に浅い。ギター・ソロが違う(まだ未完成だったのか無いに等しい)。エンドがアルバムより長く入っている。
3.THIS IS THE ONE
ボーカルは完全に別テイク。イントロのギター・ノイズが入ってない。ギター・ソロ導入部分に、最終ミックスには無いフィルの「Ahhhh!」という叫びが入っている。エンドがアルバムより長く入っている。
4.THUNDER AND LIGHTNING
サビの歌メロが入ってない。2度のギター・ソロがが全く違うテイクが使用されているのが聴き所。
5.COLD SWEAT
ギターリフにオフィシャルにないカウントが被さっている。歌詞・歌メロが違い、サビまでのボーカルの反復も長い。後期の代表曲のひとつだけに、フィル・ファンには至宝のトラックと言える。
6.BABY PLEASE DON'T GO
肉声カウント入り。歌メロも全く違う完全別テイク。
7.HEART ATTACK
こちらも歌メロが全く違う。
8.DON'T LET IT SLIP AWAY #1
アルバム未収録
9.DON'T LET IT SLIP AWAY #2
アルバム未収録
10.THE HOLY WAR
こちらもボーカルは完全別テイク
11.SOMEDAY SHE IS GOING TO HIT BACK
イントロのS.E.は未収。ボーカルを全く入れていないヴァージョン。キーボード・ソロも入れていない完全なバッキング・トラック。
Thunder And Lightning" Studio Demos & John Sykes Personal Demos(from Original Masters)
1. The Sun Goes Down 2. Bad Habits 3. This Is The One 4. Thunder And Lightning 5. Cold Sweat 6. Baby Please Don't Go 7. Heart Attack 8. Don't Let It Slip Away #1 9. Don't Let It Slip Away #2 10. The Holy War 11. Someday She Is Going To Hit Back
JOHN SYKES DEMOS
12. Take 1 13. Take 2
Phil Lynott - Vocals & Bass John Sykes - Guitar Scott Gorham - Guitar Brian Downey – Drums Darren Wharton - Keyboards