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いよいよ加熱してきた“2017年のRAINBOW”。その初日の最高峰記録を永久保存する極上ライヴセットが登場です!すでに予定されていた3公演をすべて終了し、今年も話題をかっさらったRITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW。当店でも全公演を速報リリースし、皆さまからも大反響を賜りました。速報の次は、繰り返しいつまでも楽しむタイトルの出番です。そんな本作に収められているのは「2017年6月17日:ロンドン公演」。ディスク1-2にベスト録音ライヴアルバム、ディスク3に極上マルチカメラ・オーディエンス・ショットを配した3枚組です。それでは今一度、このロンドン公演のポジションを確認しておきましょう。
《RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW》・6月17日:ロンドン公演 【本作】・6月22日:マンチェスター公演(中止)・6月25日:グラスゴウ公演・6月28日:バーミンガム公演《BLACKMORE’S NIGHT》・7月30日-8月19日:欧州(9公演)
【ディスク1-2:ライヴアルバム(リマスター)】
これが現在までに公表されている2017年のライヴスケジュール。RAINBOWは3公演のみで、現在リッチーは本業BLACKMORE’S NIGHTのツアーに向けて鋭気を養っています。本作は、そんなRAINBOWの初日です。まずはフル・ライヴアルバム2枚組。速報リリースした『STONE FREE FESTIVAL 20171)』と同じ録音をリマスターしたものです。そのクオリティは、まるで別音源! 元からリッチで良好な録音ではありましたが、空気感にやや曇りも感じられました。本作ではその曇りがサッと晴れ、演奏と歌声がグイッと前に出てくるサウンド。空気感はクリスタル・クリアに透き通り、楽音芯が目の前に突きつけられる。ほとんど別ポジションにさえ聞こえるダイレクト感は、「まるでサウンドボード」と呼ぶに相応しい逸品に生まれ変わっています。もちろん、無理矢理な音圧リマスターではありません。当店は長年、DEEP PURPLEからBLACKMORE’S NIGHTまでリッチー・ブラックモアの全キャリアを何百とリリースしており、そのトーンと付き合い続けてきました。その知識と経験を総動員し、オリジナル録音の“鳴り”を最大限に活かしつつ「本当に鳴っていた音」の再現に注力したのです。そして、それが活きる録音だったことも大きい。現代技術のリマスターとは言っても万能の魔法ではなく、元録音の個性によってはリマスターとの相性が良くなく、どうがんばっても向上しない録音もれば、逆に見違えるほど良くなる潜在力を秘めた録音もある。本作は後者なのです。さて、そのサウンドで描かれる“2017年のRAINBOW”の初日。これがまた、今回の3日間でもスペシャルなショウ! 速報リリースでは新登場した「I Surrender」「All Night Long」やステージ演出に驚きましたが、3公演を終えた今ではポイントもハッキリとしました。最大・最高のシーンは、間違いなく「Still I'm Sad」! 21世紀RAINBOWは2016年・2017年と合計6公演を行ったわけです「Still I'm Sad」はこの日一度きり。本作は、その1回限りの最高峰記録でもあるのです。しかも、貴重度だけではなく、内容も素晴らしい。ドィギー・ホワイト時代も演奏していましたが、ロニー・ロメロはさらに役者が上手。ワイルドな声質とパワフルな歌いっぷりの中に、ロマンティックな発声を絶妙に織り交ぜ、それがリッチーの艶やかなトーンと絡み合う……。このヒロイックでありながら幻想的な世界は、間違いなくロニー・ジェイムズ・ディオ以来です。昨年、リッチーに「新しい才能をみんなに紹介したい」と言われていたロメロですが、確かに凡百のメタルシンガーではありません。そして、昨年の成功を受けて自信を取り戻したリッチーも素晴らしい。速報リリースの際には「どれだけ良くなっていくのか楽しみ」とご紹介しましたが、どうもこの初日がベストな様子。もちろん、曲単位・フレーズ単位の閃き・キレ味では2日目・3日目の方が上な事もありますが、トータルで初日の緊張感が感じられ、ビシッと締まっている。もっとも、本作のサウンドが良すぎて演奏まで輝いて聞こえるのかも知れませんが……。
【ディスク3:マルチカメラ・オーディエンス】
そしてディスク3には、そんな名演を目撃できる極上のオーディエンス・ショットをご用意しました。これまでギフト盤で映像もご紹介してきましたが、このディスクは別物のマルチカメラ仕様です。そのクオリティは絶品。ネットに飛び交うありとあらゆる映像をかき集め、クオリティと見どころの両面を精査して組み上げられている。もちろん、曲単位ではなく、1フレーズ・1小節単位でもアングルを切り替えまくった見事な映像作品なのです。マルチカメラ仕様なために「アングルは○○」とは言えないわけですが、最新デジタルならではの画質は超ビビッドで、ベストの接写に至ってはプロショットばり。その上で巨大スクリーンの映像演出もしっかりと押さえています。そのクオリティで描かれるリッチーのあのアクション、ロメロのヒロイックな佇まい、『STRAIGHT BETWEEN THE EYES』の巨大な目玉、在りし日のロニー・ディオの姿……。そのすべてが必見ですが、初日だからこその見どころは「Since You Been Gone」でしょう。原作者であるラス・バラードとの共演が見られるのです。“動くラス”というだけでも貴重ですが、それを接写もたっぷりなマルチカメラで見られる。ラスと肩を組んではしゃぐ社交的なロメロ、「我関せず」とばかりに淡々と弾くリッチーも面白いシーンです。唯一無二の「Still I'm Sad」も美味しく、21世紀RAINBOWナンバー1の呼び声高い“2017年の初日”。その名演を極上クオリティのライヴアルバムとマルチカメラ・ショットで永久保存する1本です。これぞ、英国ハードロックのオリジネイターがたどり着いた世界。ぜひ、何度でも何度でも繰り返して味わい尽くしてください!
Live at the O2 Arena, London, UK 17th June 2017 TRULY PERFECT SOUND(UPGRADE)
Disc 1 (65:01)
1. Land Of Hope And Glory 2. Over The Rainbow 3. Spotlight Kid 4. I Surrender 5. Mistreated 6. Introduction of Russ Ballard 7. Since You Been Gone (with Russ Ballard) 8. Man On The Silver Mountain incl. Woman From Tokyo 9. Soldier Of Fortune 10. All Night Long
11. Difficult To Cure incl. Keyboard Solo 12. Child In Time
Disc 2 (49:49)
1. Intro. 2. Stargazer 3. Still I'm Sad incl. Drum Solo 4. Long Live Rock 'N' Roll 5. Black Night 6. Burn 7. Catch the Rainbow 8. Smoke On The Water
DVD
Live at the O2 Arena, London, UK 17th June 2017 (114:03)
1. Land of Hope and Glory 2. Over The Rainbow 3. Spotlight Kid 4. I Surrender 5. Mistreated 6. Since You Been Gone (with Russ Ballard) 7. Man on the Silver Mountain 8. Soldier of Fortune 9. All Night Long 10. Difficult To Cure 11. Child in Time 12. Stargazer 13. Still I'm Sad
14. Long Live Rock 'n' Roll 15. Black Night 16. Burn 17. Catch the Rainbow 18. Smoke on the Water
COLOUR NTSC Approx.114min.