
「FIRE OF UNKNOWN ORIGIN」リリースで人気・実績とも頂点を極めたBLUE OYSTER CULTの1981年ツアーから、アルバート ブーチャード脱退直前の2公演をどちらもオフィシャル級のライン音源で収録した、ファン必聴の4枚組が登場です!B.O.C.は'70年代後半から次第に洗練された音楽性を追及し、それらは優れた楽曲を生み出したものの、'79年にリリースした「MIRRORS」では「サウンドが軽すぎる」として一部のファンから批判を受けてしまいました。そこでバンドはサンディ・パールマンの発案により、'80年の「CULTSAURUS ELECTUS」からマーティン・バーチをプロデューサーに起用し、BLACK SABBATHの「HEAVEN AND HELL」の影響を受けた、ヘヴィでありながらメロディアスな方向性を志向します。その成果は欧米で大きなヒット作となる「FIRE OF UNKNOWN ORIGIN」として結実し、バンドの方向性を決定付ける事になりました。この「FIRE OF UNKNOWN ORIGIN」リリース直後の'81年6月12日から16日にかけて、B.O.C.は本格的なワールドツアー開始にさきがけ、過去のバンド名である"SOFT WHITE UNDERBELLY"名義を用いたショウを5日間連続で行いました。 本作はこの5連続公演のうち'81年6月15日と16日のニューヨークにおけるショウを2公演、高品位FM音源と放送用原盤を元に音盤化したもので、楽曲・演奏そして人気の三拍子が揃ったB.O.C.ライヴの真骨頂をたっぷりと味わえます!Disc1と2には6月15日のニューヨーク・レヴィットタウンの"The Spit Club"におけるライヴを完全収録しています。新たに発見された過去最高級のFM音源マスターをベースとし、そこに入念なリマスターを施した本音源は、エアチェックとは思えないほどクリアでS/N比に優れたサウンドを実現し、すっきりとした音の抜けに磐石の安定感を覚える中低音を兼ね備えた、抜群の聴き易さを誇っています。もちろんパートごとに左右へきちんとセパレートされた各メンバーの演奏は、分離感・ステレオ感ともにオフィシャルライヴ並みの聴き応えです。ショウのオープニングを告げるナレーションから「Dr, Music」がスタートする場面は、この時期のB.O.C.ならではのスケール感に満ちています。同曲は「MIRRORS」で「ポップ過ぎる」と言われましたが、ここで聴ける演奏はギターがヘヴィに唸り、曲想にハードさが満ちています。重さと軽やかさが同居する理想的なテイストは絶品で、ここから重厚な「E.T.I.」を繰り出されては、どんなに斜に構えたファンでも納得せざるを得ないでしょう。 そして新作から連発される「Burnin' For You」そして「Fire Of Unknown Origin」の、メロディアスかつドラマティックな世界観に、聴く者全てがノックアウトされるに違いありません。この「Fire Of Unknown Origin」は「AGENT OF FORTUNE」製作当時に歌詞のアイディアが生まれており、当初はゆったりとしたアコースティックナンバーとして作曲されていました。「AGENT OF FORTUNE」では収録する余裕が無かった事から一旦はお蔵入りになった曲が、約5年を経て最高のドラマティックナンバーとして完成されたのですから、世の中なにが幸いするか判りません。B.O.C.の初期を代表するヘヴィナンバー「Cities On Flame With Rock'N'Roll」から、'80年代を代表するメロディアスな「Joan Crawford」が入れ替わりに演奏されるショウ中盤は、このツアーならではのハイライトのひとつです。剛と柔の違いはあれ、両曲はいずれもB.O.C.らしいドラマ性とヘヴィネスに貫かれており、最高の興奮を堪能させてくれます。(「Veteran Of The Psychic Wars」後半から、Disc2の「Me 262」冒頭にかけてはマスターに起因するノイズが残念ですが、「Hot Rails To Hell」以降は正常に収録されています。)オーディエンスからのリクエストがとりわけ強い「Godzilla」が演奏されると、会場の興奮はピークに達します。バンドも同曲の人気に応えるようにイントロからドラムソロを含めて約11分の熱演を披露し、この日最高の盛り上がりを演出しています。バンドの代名詞である「(Don't Fear) The Reaper」と、アンコールのお約束である「Roundhouse Blues」でショウを締めくくるまで、約98分に及ぶ白熱の名演は、聴き手に至福のひと時をお約束します!そしてDisc3とDisc4には、6月16日のボンド・インターナショナル・カジノにおけるライヴを、これも約100分にわたって完全収録しています。この日の模様は昔からファンに定番として認知されており、FMエアチェック音源だけでなく不完全版のハーフオフィシャル音源も存在するなど、多種多様なアイテムが存在しています。ここに収められた本音源はそれらと一線を画する放送用原盤ダイレクト使用の決定版で、公式ライヴ作品にも引けを取らない高品位なミックスに優れた録音状態などはこのままオフィシャルリリースも可能ではないかと思わされ、各種既発タイトルとは別次元のハイクオリティなサウンドを満喫できます!良い意味での荒々しさがFMソースの長所を楽しめたDisc1・2とはサウンドの個性が異なり、オープニングの「Dr, Music」からアメリカのロックシーンを代表するバンドとしての気品のようなものを覚える音像になっています。聴き比べの対象として大変に興味深く、「ミックスひとつでここまで音の性格が変わるのか」と多くの人が驚きを覚える事でしょう。エリック・ブルームのギターとドナルド・ルーザーのギターがそれぞれ左右のチャンネルに配分されているのは15日の音源と同じですが、空間を自在に行き来するようなアラン・レーニアのキーボードは、安定したサウンドを得てより流麗かつカラフルで、アルバートとジョーのブーチャード兄弟のリズムセクションも、阿吽の呼吸が伝わるようなコンビネーションをリアルな立体感で楽しめます。その様子は「Burnin' For You」ではっきりと伝わります。元々この曲はドナルドのソロ曲として書かれたものですが、各メンバーの存在感が際立った本音源でのテイクを聴けば聴くほど、B.O.C.でなければこの曲のポテンシャルを発揮できないと感じる事でしょう。 15日でも素晴らしい演奏を聴けた「Joan Crawford」は曲中のS.E.もよりはっきりと聴き取れ、アルバムテイクを上回るテンションとハードなプレイに、聴き手も思わず心を奪われるに違いありません。Disc1と2ではノイズの問題が聞かれた「Veterans Of The Psychic Wars」と「Me 262」も、もちろん最上のコンディションで楽しめます。ここではアルバート兄弟が大活躍で、特に「Veterans Of The Psychic Wars」ではアルバートの重厚かつスリリングなドラムが白眉の出来栄えで迫ってきます。この日は「Hevy Metal」と「(Don't Fear) The Reaper」が「Godzilla」の前に置かれ、「Born To Be Wild」と「5 Guitars」がショウの締めくくり位置するなど、前日とセットを変える事でパターン崩しが試みられています。これらはショウに起伏を与える上で大きな役割を果たしており、15日と16日を続けて聴いても新鮮な気持ちで演奏に接する事が出来ます。ジョー・ブーチャードのベースソロから導かれる「5 Guitars」は「Mk.3」と位置づけられるこの時期のみのバージョンで、イントロは同じながら中盤はメロディアスに展開するなど、'70年代の「5 Guitars」とは色合いが異なっています。 本曲はこの2ヵ月後にアルバートが脱退するため結果的に最後期の演奏となっており、非常に貴重なテイクと言えるでしょう。B.O.C.はこの年の8月22日に行われた第二回モンスターズ・オブ・ロックに、AC/DCやWHITESNAKEに次ぐ扱いで出演を果たし、絶頂期の演奏を歴史に刻みました。しかしこのフェスティバル出演の直前にアルバートがバンドから去った事で、バンド結成以来10年以上続いたオリジナルラインナップは崩壊していました。本作は絶頂期でありながらオリジナル編成の最後期を極上の演奏とサウンドで切り取っており、資料的にも娯楽的にも、まさしくB.O.C.のキャリア中でも最上級のライヴアイテムだと断言いたします!コアなB.O.C.信者は言うに及ばず、彼らの世界へ一歩を踏み入れたばかりの初心者にも本作は大推薦の一本です。
Live at The Spit Club, Levittown, New York, USA 15th June 1981 STEREO SBD Live at Bonds International Casino, New York City, USA 16th June 1981 STEREO SBD
Live at The Spit Club, Levittown, New York, USA 15th June 1981 WLIR-FM Radio Broadcast
Disc 1
1. Introduction 2. Dr. Music 3. E.T.I. (Extra Terrestrial Intelligence) 4. Burnin' For You 5. Fire Of Unknown Origin 6. Cities On Flame With Rock'N'Roll 7. Joan Crawford 8. Flaming Telepaths 9. Veteran Of The Psychic Wars
Disc 2
1. Me 262 2. Hot Rails To Hell 3. Godzilla Intro, 4. Godzilla 5. Drums Solo 6. Godzilla (Reprise) 7. Born To Be Wild 8. Heavy Metal 9. (Don't Fear) The Reaper 10. Roundhouse Blues
Live at Bonds International Casino, New York City, USA 16th June 1981 "Night On The Road" Broadcast
Disc 3
1. Introduction 2. Dr. Music 3. E.T.I. (Extra Terrestrial Intelligence) 4. Burnin' For You 5. Fire Of Unknown Origin 6. Cities On Flame With Rock'N'Roll 7. Joan Crawford 8. Flaming Telephats 9. Veterans Of The Psychic Wars 10. Hot Rails To Hell
Disc 4
1. Me 262 2. Heavy Metal 3. (Don't Fear) The Reaper 4. Godzilla Intro. 5. Godzilla 6. Drums Solo 7. Godzilla (Reprise) 8. Born To Be Wild 9. Bass Solo 10. 5 Guitars (Mk.3) 11. Roadhouse Blues
Eric Bloom - Vocal, Guitar Donald "Buck Dharma" Roser - Guitar, Vocal Allen Lanier - Keyboard, Guitar Joe Bouchard - Bass Albert Bouchard – Drums