
“ALIVE 1.5”とでも呼ぶしかない伝説のサウンドボード・アルバムがアップグレード。その伝説盤とは「1976年8月20日アナハイム公演」の超・極上ステレオ・サウンドボード。この日は古くからプロショット映像が有名ですが、本作はまったく別。5年前に初登場し、世界中のマニアを震撼させた関係者流出サウンドボード・マスター。そう、あの超傑作『ANAHEIM 1976』をブラッシュ・アップさせたものなのです。『ANAHEIM 1976』登場の衝撃は、とてつもなく巨大でした。当店ではKISSの世界初登場サウンドボードを連発してきましたが、本作もそのひとつ。このシリーズは当初『REVENGE IN DAYTON』『REVENGE IS READY : TOUR REHEARSAL 1992』といった90年代物で、その当時の関係者と思われていました。ところが、遂に70年代サウンドボードが発掘! それも、黄金期中の黄金期である1976年のショウなのですから……。1976年と言えば、アルバム2枚にツアー3本が足かけで重なる特濃期。ここで、本作のポジションを当時のタイムラインで確認してみましょう。
“ALIVE! TOUR”・1月23日-3月28日:北米(35公演)《3月15日『DESTROYER』発売》・4月11日-28日:北米(12公演)・5月4日:M&M CONTEST CONCERT出演・5月13日-6月6日:欧州(17公演)
“DESTROYER TOUR”・7月3日-9月12日:北米(35公演)←★ココ★《11月11日『ROCK AND ROLL OVER』発売》“ROCK & ROLL OVER TOUR”・11月24日-12月30日:北米(22公演)
これが全盛にして絶頂の1976年。“ALIVE! TOUR”は1975年から続き、“ROCK & ROLL OVER TOUR”は1977年へ続くわけですが、その合間も絶え間なく創作&ライヴ。本作のアナハイム公演はそのド真ん中にあたる“DESTROYER TOUR”25公演目にあたるコンサートでした。そんなライヴを記録したサウンドボードは、クオリティも異常だった。何しろ、ダビング痕ゼロのド直結マスター。前述の通り、大定番プロショットも存在したわけですが……否、存在するからこそ、超ド級の直結感と鮮度が強烈。スピーカーからツバまで飛んできそうな密着感、鮮やかにセパレートした演奏……馴染み抜いたライヴにも関わらず、まるで違うショウかのようだった。もちろん、その衝撃には世界中のマニアが震撼。『ANAHEIM 1976』も大ヒットし、瞬く間に完売・廃盤となってしまったのです。本作は、そんな大名盤を最新・細心リマスターでブラッシュ・アップしたものです。『ANAHEIM 1976』では発掘マスターの真実をそっくりそのままお届けしましたが、今回はマスターの可能性を最大限に引き出しました。もちろん、無闇矢鱈な音圧稼ぎなどは行わず、オーバーピークで潰すような無粋なマネもなし。その上で、長所をより伸ばし、弱点を補強。より自然なライヴアルバムの完成度を目指しました。長所を伸ばすというのは、ディテールの先鋭化。元からダイレクト感こそ強烈無二ではありましたが、それに比べるとディテールの細やかさには改善の余地があった。そこで、本作では各音域を調整。抜けを良くし、1音1音の細部をより一層クッキリ鮮やかに浮き立つサウンドを実現しました。逆にウィーク・ポイントの補完とはバランス。卓直結だけに現場ミックスの生々しさが凄いのですが、音楽作品としてはアンバランスでもありました。特に目立つのはギターソロ。ド級のダイレクト感がグイグイと押してくる中で、ソロだけが引っ込んでいたのです。本作ではそんなソロを始め、不自然に弱かったノートをグイッと前に押し出し、トータルのバランスを整えました。また、曲間の大歓声もポイント。元音源は、いくら卓直結とは言っても観客の存在感が薄すぎました。ヘッドフォンでよくよく耳を澄ませて気がつく程度だった大歓声をややボリューム・アップ。もちろん、演奏中はそのままなものの、曲間では観客の存在感・熱狂が感じられる。念のために付け加えますが、歓声のオーバーダブでは(決して!)ありません。すべて大元サウンドボードに吸い込まれていたサウンドのみ。そのため「まるでオフィシャル盤」ではなく、あくまでも卓直結サウンドボードの次元ですが、曲間のシラーッとしたムードが改善されているのです。そんなクオリティで甦ったショウは、まさに“ALIVE 1.5”とでも言うしかない。セットは名盤『ALIVE!』を濃縮しつつ、『DESTROYER』から必殺の新曲を上乗せした黄金のショウ。しかも『ALIVE II』には採用されなかった「Do You Love Me?」まで轟く。そんな輝けるセットをブレイク真っ最中のKISSが耳元……いえ、脳内侵入レベルのド直結サウンドボードでねじ込まれる。彼らの長い歴史でも、まさに頂点となる時代をたっぷりと味わわせてくれる超絶ライヴアルバムなのです。『ALIVE!』よりも豪華で『ALIVE II』よりも本生。そして『ANAHEIM 1976』よりも本来のアンサンブルに近づき、現場ステージ感まで増量している。まさに究極のライヴアルバム、KISS希代のサウンドボード・アルバムです。それこそ『ALIVE!』『ALIVE II』や『DESTROYER』といった名盤達と同価値でさえある超名盤。
Live at Anaheim Stadium, Anaheim, California, USA 20th August 1976 SBD(HUGE UPGRADE)(from Original Masters) (73:21)
1. Intro. 2. Detroit Rock City 3. King Of The Night Time World 4. Let Me Go, Rock 'N' Roll 5. Strutter 6. Hotter Than Hell 7. Nothin' To Lose 8. Cold Gin 9. Shout It Out Loud 10. Do You Love Me? 11. God Of Thunder incl. Drum Solo 12. Rock And Roll All Nite 13. Deuce 14. Firehouse 15. Black Diamond
STEREO SOUNDBOARD RECORDING