
ZEP以降のさまざまなプロジェクトの中で、もっともジミー・ペイジが輝いていたとも評されるTHE BLACK CROWESとの共演。そのツアー初日を収録した極上ライヴ・セットが登場です。本作に収録されているのは「1999年10月12日ニューヨーク公演」。彼らのステージと言えば、何よりオフィシャル作品『LIVE AT THE GREEK』が浮かびますが、あのヒット作が制作されたのは1999年10月18日+19日。初日のニューヨーク公演は、その約1週間前のショウでもありました。そしてこの日はニューヨーク3日連続ショウの初日。このショウは以前からサウンドボードが残されている事でも知られていますが、本作はその最高峰版をディスク1-2に、そのサウンドボードを駆使したフル映像をディスク3に配した3枚組なのです。それでは、各ディスクをそれぞれご紹介していきましょう。
【ディスク1-2:関係者流出の大元マスター】
まず登場するのは、極上の流出サウンドボード・マスター。録音自体は従来から知られていたものと同じですが、今回、当時の関係者ルートからもたらされたのはその最高峰マスター。既発群と違って一切のフェイドもない正真正銘の大元マスターなのです。単に編集痕がないだけではありません。それ以上に鮮烈なのは、録音しっぱなしのサウンド。それはそれは極めて鮮明で、しかもナチュラル。既発群もド級の直球感は味わえたものの、鳴りが抜けきらず、ピークが不自然に強く引き上げられていました。それに対し、本作はマスターそのものの自然な鳴りがたっぷりと感じられつつ、演奏音の輪郭も鮮明。質感には奥行きが感じられ、ミックスの立体感さえも漂わせる。正直なところ、録音そのものはこれまでと同じですし、既発群の鮮度も決して悪いものではなかった。そのために本作はマイナー・チェンジの域は出ないのですが「まさしく今、すぐそこでペイジやTHE BLACK CROWESの面々がかき鳴らしている」感覚は本作の方が遙かに上。その存在感をたっぷりと味わえる大元マスターなのです。そのサウンドで描かれると、ショウもまた違った表情を見せる。オフィシャル作品『LIVE AT THE GREEK』の1週間前だけあってパフォーマンスは酷似していますが、やはり1発録り、一気貫通の生々しさは圧倒的。歓声がほぼゼロのサウンドボード卓直結ということもあってまるでスタジオ・ライヴのようでもありますが、一方で演奏の熱気は興奮する観客を目の前にしたステージなればこそ。その呼吸感が絶え間なくショウを丸ごと貫いているのです。さらに『LIVE AT THE GREEK』よりも曲が多いのも嬉しい。契約の関係で公式盤に収録されたのはペイジ・サイドの楽曲ばかりでしたが、実際のステージではTHE BLACK CROWESのレパートリーも演奏されていた。本作では、その「No Speak No Slave」「Wiser Time」「Remedy」「Hard to Handle」もノーカット極上サウンドで楽しめるのです。
【ディスク3:サウンドボード音声も駆使したフル映像】
続いて登場するのは、同じ初日ショウの映像編。やはり映像も以前から知られており、関係者が撮影したと思しきクオリティはオーディエンス・ショットの規格外となる傑作でした。しかし、本作はそれとも違う。海外マニアが制作したもので、当日のさまざまな素材を駆使して組み上げた最長・最良のマルチカメラ仕様なのです。まず、冒頭からインパクト。これまでの映像は「Celebration Day」の途中から始まっていましたが、本作はキチンと開演の瞬間から記録されている。映像が存在しないために静止画ではありますが、約1分ほどでその静止画がググッと動き出すのです(プレイヤーの故障ではありませんのでご注意ください)。しかも、流れる音声は卓直結サウンドボードがシンクロされ、アングルも切り替わるマルチカメラ編集。いずれも正面アングルからの撮影だけに多角的とは言えないものの、メインカメラがクリス・ロビンソンを映していても、ギターソロになればペイジに切り替わり、歌い出しになれば全景もクリスに変わる。さらに、ディスク1-2のサウンドボードより長い最長版なのもポイント。曲間など、サウンドボードでカットされていたシーンはオーディエンス音声で補完。ショウ全編をトータルで目撃でき、浸りきれる。いつまでも飽きずに見つめていられるプロショット感覚の映像作品なのです。関係者から流出した大元マスターによるライヴアルバムに、海外マニアが心血込めて制作した最長・最良のフル映像。頂点的な2つの素材で記念すべきツアー初日を記録した決定版です。よく知られたショウではあるものの、このクオリティは史上初。追及せずにはいられないマニアの方はもちろん、初めての方にもぜひ触れていただきたい、アップグレードの大傑作3枚組です。
Live at Roseland Ballroom, New York, NY. USA 12th October 1999 SBD(from Original Masters)
Disc 1 (60:36)
1. Celebration Day 2. Custard Pie 3. Sick Again 4. No Speak No Slave 5. Wiser Time 6. What is and What Should Never Be 7. Shake Your Money Maker 8. Ten Years Gone 9. In My Time of Dying 10. Your Time is Gonna Come
Disc 2 (52:11)
1. Remedy 2. Lemon Song 3. Sloppy Drunk 4. Oh Well 5. Shapes of Things 6. Heartbreaker 7. Hey Hey What Can I Do 8. Hard to Handle 9. Band Introductions 10. Out on the Tiles 11. Whole Lotta of Love
SOUNDBOARD RECORDING
DVD(118:53) * Multi Camera & SBD
1. Celebration Day 2. Custard Pie 3. Sick Again 4. No Speak No Slave 5. Wiser Time 6. What is and What Should Never Be 7. Shake Your Money Maker 8. Ten Years Gone 9. In My Time of Dying 10. Your Time is Gonna Come 11. Remedy 12. Lemon Song 13. Sloppy Drunk 14. Oh Well 15. Shapes of Things
16. Heartbreaker 17. Hey Hey What Can I Do 18. Hard to Handle 19. Band Introductions 20. Out on the Tiles 21. Whole Lotta of Love
COLOUR NTSC Approx.119min.
Jimmy Page - Guitar Chris Robinson - Vocals Rich Robinson - Guitar, Vocals Audley Freed - Guitar Sven Pipien - Bass Steve Gorman - Drums Ed Harsch - Keyboards