
1973年秋に「Vagabonds Of The Western World」をリリースし、翌年初頭にエリック・ベルに代わる新しいギタリストとして、ゲイリー・ムーアを迎え、積極的なライブ活動を展開していたシン・リジーですが、5月のヨーロッパ・ツアーを前にゲイリーがバンドを離脱してしまいます。そこでバンドは急遽、ヨーロッパ・ツアー用にELLISのアンディ・ジーとATOMIC ROOSTER, HARD STUFFのジョン・ケインの2人をギタリストとして迎えます。ここで初めて、シン・リジーのサウンドには欠かせないツイン・ギターがフィーチャーされることになるのですが、この2ヵ月後のスコット・ゴーハムとブラアン・ロバートソンを迎えての黄金ラインアップの過渡期といも言うべき貴重な時期のライブが、なんと極上ステレオ・サウンドボード録音で登場しました。It's Only Moneyは途中からの収録ですが、1974年5月のドイツでのステージを非常に生々しい高音質ステレオ・ライン録音で約64分に渡って収録しています。突然の加入で、リハーサルに数日しかかけられなかったとのことですが、2人のギタリストはソロ・バッキングともに、しっかりと配分された高品質なショウを展開しています。タイプの違う2人のプレイは相性も良く、たまにアンサンブルの乱れもありますが、驚くほど生き生きとした実に勢いのある演奏を全曲で披露しています。Rock 'N' Roll With You の前にテープの再生の問題の問題がありますが、楽曲には問題ありません。(ドラムソロの途中にテープチェンジのカットがあります。)嬉しいことにフィル・ライノットのボーカル、ベース、ブライアン・ダウニーのドラムも大変クリアーに収録されており、この時期の大変貴重なショウを完璧なクオリティで堪能することができます。シン・リジー・ファンにとっては、本年度、最高の一枚になること間違いなしの必聴盤の登場です。
Live in Germany May 1974 STEREO SBD
1. It's Only Money 2. Little Darlin' 3. Slow Blues 4. Little Girl In Bloom 5. Gonna Creep Up On You 6. Rock 'N' Roll With You 7. Whiskey In The Jar 8. The Rocker 9. Sitamoia 10. Drum Solo 11. Hard Driving Man 12. Little Darling 13. Talk To Your Daughter
Philip Lynott - Vocal & Bass Brian Downey – Drums Andy Gee - Guitar John Cann - Guitar
STEREO SOUNDBOARD RECORDING