
1973年、マイルス史上最多の10人編成バンドとなった時期であり、ロニー・リストン・スミスが在籍していた貴重な時期となる、4月13日ワシントンのハワード大学でのライブを、当時としてはAランクといえる良好オーディエンス・レコーディングにて90分にわたりほぼコンプリート収録。まずあのピート・コージーがこの1週間前に参加し、初めて10人編成バンドとして観客の前に姿を見せ、それ以降ロニー・リストン・スミスが参加していたのは記録上5回のみとなっており、その貴重なメンバーによるライブをエンディング近くまで、これだけのクオリティーで聞けるというのは嬉しいかぎり。そして73年ならではの狂乱のライブはこの日も炸裂しており、”Turnaroundphrase”でスタートして以降、徐々にメンバーの音が重なるにつれて混沌とした暗黒の世界へ。なおロニー・リストン・スミスは後に「コズミック・ファンク」などで70年代中盤から後半にかけてジャズ/フュージョン・シーンで活躍するも、ここではまだ際立った存在感はあまりない中、中盤カオス状態の中でのファンキーなキーボード・ソロなどでは、彼らしいプレイも聞かれ、そのあたりも含めて、ファンには貴重な記録的な音源。
Disc 1 : 1.Turnaroundphrase 2.Tune in 5 3.Black Satin 4.Vamp on Tune in 5 / Black Satin on Tune in 5
Disc 2 : 1.Turnaroundphrase 2.Tune in 5 3.Zimbabwe 4.Agartha Prelude 5.Ife 6.Tune in 5 / Swing Interlude (inc)
[Live at Crampton Auditorium, Howard University ,Washington DC USA April 13th 1973 : audience recording]
Miles Davis(tpt), Dave Liebman(ss, ts, fl), Pete Cosey(g, pc), Reggie Lucas(g), Lonnie Liston Smith(keyb) Khalil Balakrishna(sitar), Michael Henderson(b), Al Foster(dr), James "Mtume" Foreman(perc), Badal Roy (tabla)