2012年本ユニットでは3作目となる「ナウ・ヒアー・ディス」リリースに伴うユーロ・ツアーより、11月23日スイスの、キアッソ・シネマ・テアトロでのライブを、サウンドボード・レベルのデジタル・オーディエンス・レコーディングにて収録。まずメンバーは、アラン・ホールズワース等との共演で知られるゲイリー・ハズバンド、ベースにはザヴィヌル・シンジケートにも参加していたエティエンヌ・ムバ、そしてドラムが同アルバム・レコーディング時より、ランジット・バローに代わり、これまでの精緻で落ち着いた雰囲気は薄れたものの、とにかくラフでパワフルなドラミングにより、バンド自体もパッションに溢れることとなり、このあたりはマクラフリンが定番のカルテットにしたくないという意思の表れといえるもの。そしてオープニングの”Guitar Love”をはじめ、”Call And Answer”、”Riff Raff”そして”Echoes From Then”と同アルバムからも4曲が披露され、このあたりのランジットのドラミングはまさに驚愕の一言。さらにコンビネーションが充実して第一歩となる時期を、最高の演奏とサウンドでここに。
1. Guitar Love/2. Little Miss Valley/3. Abbaji/4. Light At The Edge Of The World/5. Call And Answer/6. Trancefusion/7. Senor C.S./8. Riff Raff/9. Echoes From Then
[Live At Cinema Teatro, Chiasso, Switzerland November 23th 2012]
JOHN McLAUGHLIN (g) / GARY HUSBAND (key, ds) / ETIENNE MBAPPE (b) / RANJIT BAROT (dr)