
ビートルズの『リボルバー』はそれまでのものと一線を画す新時代のアルバムとなった。50年代のオールディーズを延長させたビートルズの音楽性は、『BEATLES FOR SALE』あたりまではその残渣を残しており、世間の扱いもアイドル的なものであり、実際に『HELP』には「四人はアイドル」という邦題が付与されている。しかしその『HELP』で垣間見せた芸術性の高さは『RUBBER SOUL』で深化し、ビートルズが一介のアイドルの範疇に収まらない存在になりつつあったことを示していた。それまでレコーディングと並行してツアーを行なっていたが、1966年にツアーを停止した後は、スタジオワークの粋を結集して『サージェントペパーズ』を作ることになる。このアルバムは内外で高い評価を受けるが、その製作のきっかけとなったのが『リボルバー』であったと思われる。なるほど時期的な理由もあるが『リボルバー』からはステージで1曲も演奏されることなく、また当時の技術でステージでの再現が困難な楽曲が多い。唯一シングルで発売されていた同時期のレコーディングである「ペイパーバック・ライター」が1966年ツアーで演奏されたのみで、裏面の「Rain」などはテープの逆回転を利用しているためステージでは到底不可能なものであった。おそらく『リボルバー』でスタジオ製作の醍醐味、面白さをビートルズは感じ取ったに違いない。もっと時間をかければさらに濃密度のアルバムが出来るのではないかと考えたはずである。それが後のツアー活動中止とサージェントペパーズに繋がったのである。ツアーと平行したアルバム製作と、スタジオに籠ったアルバム製作の分岐点にあたる時期のアルバム、それが『リボルバー』である。本作はそのアウトテイクや様々なバージョンを収録したタイトルである。
【PAPERBACK WRITER】
『リボルバー』のレコーディングは1966年4月6日から約2か月半に渡って行なわれた。最初に着手されたのは「Paperback Writer」と「Rain」のビートルズ12枚目のシングル両面である。この曲がベースラインを強調するラウド・スピーカーを導入した最初の曲であり、ポールのベースがこの曲を境にビートルズ・サウンドの中核を担っていくことになる嚆矢となった。4月13日のセッションはテイク1と2。ポールが「OK、Go!」という呟きと共にテイク1はブレイクダウンで終わっている。スタジオ内でポールに対しジョージとリンゴも意見を述べている様子がここに収録されている。テイク2は完奏するもボーカルを入れず演奏に専念している。薄っすらとポールがオフマイクでブレイク部の「ペイパバ〜」と歌っているのが聞こえる。4月14日のセッションではボーカルとコーラスが2日前にレコーディングしたバッキングに重ねる作業が行なわれている。ポールのボーカルは2度別々に録音され、最終的にそれを重ねて完成バージョンとなっている。本作にはその2度のボーカルをそれぞれ別個に収録している。コーラスも同様の処理で録音されているので、ジョンの声などかなりクリアに聴こえる。この2度別個に録音されたボーカルとコーラスはトラック7に重ねられ、4×2の8人のビートルズによる重厚なものになったというわけだ。
【RAIN】
前述の「Paperback Writer」と同日に「Rain」も録音されている。この曲はジョンの気怠い歌いまわしと共に、初めてテープの逆回転を利用した不可思議な効果音が随所に散りばめられている事で知られている。聴きどころはジョンのメインのボーカルが入っておらず、コーラス部分のみのテイク5であろう。あのねちっこいボーカルと異なり、バック・コーラスのジョンの溌剌とした発声がこの曲を裏面で支えているというのが理解できる。もっともバッキングはテープ速度を落としスローになるような効果を狙ったのに反し、ボーカルはわざと録音時よりテープ速度を上げて録音され両者を重ねるといった、テープ逆回転以外にも複雑な手法で完成に至っており、その一端を本作で感じてもらえたらと思っている。リンゴ自身がベストプレイと自画自賛するドラムの評価が高い曲であるが、同時にポールのベースも素晴らしく独創的なものであり、まるでリード・ベースである。
【TAXMAN】
アルバムの冒頭を飾るのは珍しくジョージの曲である。『リボルバー』は初めてジョージ作の曲が3曲も収録されている点が特筆される。ジョンとポールは遅れてきたジョージの才能を認めたということだろう。歌詞の内容はジョージらしく町を歩けば足にまで課税されるといった皮肉に満ちたものである。高齢化が進む日本では社会保障費の確保が政治課題となっているが、60年代英国のウィルソン政権はこの時点で既に社会保障費の拡充のため富裕層に高額な税率を課しており、ウィルソンやヒースといった政治家の名前がコーラスに盛り込まれている。レコーディングは4月21日から始まった。「Paperback Writer」ではボーカルとコーラスを2度別個に録音することにより、それらを重ねて重厚なボーカル効果を作り出していたが、「Taxman」ではADT(Artificial Double Tracking)という技術が初めて導入されている。これは同一の音源を微妙にずらして重ねる事により同様の効果を得る画期的なもので、ボーカルの線が細いジョージ、何度も歌うのを面倒に感じていたジョンにとって福音ともいうべき技術であった。トラック22のテイク11は短いながら珍しいシングル・ボーカル、そしてトラック23はそれをADT加工したダブル・ボーカルとなっている。エンディングはリリース・バージョンと異なりタイトル・フレーズで締めくくるものとなっている。この楽曲のリード・ギターはジョージではなくポールが担当している。ソロにおける速弾きもポールによるものである。ジョージの立場がなくなるような上手さである。
【ELEANOR RIGBY】
「Paperback Writer / Rain」に続くビートルズ13枚目のシングルとなった曲である。ロックではない曲、しかも実質ポールのソロ楽曲をシングルとしてリリースするところがバンド内のこの時期の力関係を垣間見る思いである。ポールは現在のライブでも好んでこの曲を演奏しているが、その際はウィックスのキーボードのみで、後はコーラスのみで再現されている。オリジナルもその通りポールがボーカルを採り、ジョンとジョージがコーラス。リンゴは録音に参加していない。伴奏は弦楽八重奏のみで、スコアはジョージ・マーティンが担当した。ポールからはヴィヴァルディ「四季」のような感じでというリクエストがあったという。なるほど「四季」の「冬」を想起させる寒々とした雰囲気を持っている。トラック1はポール一人がギターを弾いて歌っているデモ音源。出所は不明だがポールが皆に聴かせるために自宅で録音したものであろう。ジョージとジョンが活用したADTに対しポールはまだ懐疑的だったのであろうか、「Eleanor Rigby」においてポールは何と4度もボーカルを歌い直している。本作ではシングル・ボーカルの生々しいポールの歌声が堪能できる。
【I’M ONLY SLEEPING】
この曲もまた、「Rain」と共にテープの逆回転が効果音として使用されていることで知られている。「Rain」と共通するのは気怠い雰囲気を醸す効果を狙ったという点で、特にこの曲においてはタイトルと合致するものである。テイク1はアコギでジョンがタイトルに反し元気いっぱいに歌っている。むしろコーラスのジョージの方が眠そうである。テイク2はいくぶんリリース・バージョンに近いがまだ眠りにつきそうにないノリがあり、途中で中断してしまう。トラック14はテイク11に新たなボーカルを重ねたもので、まだシングル・ボーカルである。これがテイク13になると最終バージョンに近い混沌とした雰囲気が感じられるものとなっているが、まだテープ逆回転が付与されておらずスッキリとした印象を受ける。これで完成とさせず更に味付けをしたところにジョンの拘りが見える。エンディングにインド風のギターが重ねられており、これはそのまま次の「Love You Too」の付箋となっている。
【LOVE YOU TO】
「Eleanor Rigby」同様に外部のミュージシャンを招聘してビートルズは演奏には参加していない。ジョージの生涯を捧げる事になるインド楽器である、タブラ、シタールなどインド楽器で全て占められておりメイン・ボーカルはもちろんジョージ。本作では4月13日に録音されたテイク7を収録している。
【HERE THERE AND EVERYWHERE】
5月26日に録音されたテイク1、4、5を収録している。テイク1はポールのとろけるような甘いボーカルが前面に出たものである。かなり丁寧に歌っているデモ音源のような仕上がりである。ホルンの類はまだ付与されていない。テイク4はハーモニー・トラック。テイク14はテイク13にポールのボーカルを重ねたものである。静かに裏声を駆使しつつ非常に美しいボーカルとなっている。テイク14はまだシングル・ボーカルで、6月17日に重ねるための別ボーカルを録音している。それがトラック24である。最初のボーカルに対し比較的地声に近い声で明るい発声をしており、あえて声色を変えて歌うポールの意図を伺い知ることが出来る。
【YELLOW SUBMARINE】
ビートルズ時代のみならず、リンゴの代表曲。「Eleanor Rigby」と両A面扱いでシングル・リリースされたアニメーション映画のタイトル曲である。クレジットは慣例でレノン=マッカートニーとなっているが、実質ポールの曲である。5月26日のセッション、テイク1はジョージやジョン、リンゴの会話が収録されている。ジョージが「マル!」と言っていることから、レコーディングにローディのマルも参加したという記録と一致する。ジョンのカウントによりテイク4が始まり、ギターのカッティングは至ってシンプルで歌入れの前のオケ録りである。続くテイク5はリンゴのボーカル・トラックである。リンゴはひとりでシンプルに歌っており、コーラスもダビングが重ねられておらずまさに生歌。トラック34は酔っぱらった船員風のジョンの合いの手のトラック。日付変わって6月1日のセッションでは、イントロにリンゴの語りが加えられた。トラック36は曲に加えられたサウンド・エフェクトのトラックである。先のテイク5が基本となり、それにコーラスやサウンド・エフェクトが重ねられ最終バージョンとなっている。トラック37から41はそれまで録音されたトラックを重ねていく過程を収録している。翌6月2日はブラス・セクションの収録が行なわれた。
【SHE SAID SHE SAID】
ドラッグの影響がモロに出たジョンの不可思議な曲である。俳優のピーター・フォンダとドラッグでトリップしていた時に、ピーターが「俺は死とはどんなものか知っているぜ」と言い出し、それをジョンが「そんなことは知りたくない」と遮ったというエピソードが曲の由来となっている。タイトルが「She」なのは語感が良かったこともあるだろうが、ピーター・フォンダ(= He)を隠蔽する目的もあった。どうもレコーディング時にメンバー間で口論が生じ、ポールがふてくされてスタジオを出てしまったため、録音はポールを除く3人で行なわれたというエピソードが残っている。「Taxman」のギターがポールを担当したのに対し、この曲のベースはジョージが弾いている。最初に収録されているのはジョンひとりがアコギを弾いてのデモ音源。メロディも最終バージョンと似たような異なるような未完成なものである。歌詞はまだ「He」になっている。テンポを変えたりメロディを変えたり歌いまわしを変えたりと、ジョンが試行錯誤しているのが興味深い。
【GOOD DAY SUNSHINE】
『リボルバー』にあって珍しくシンプルにレコーディングされた曲で、ポールがピアノを弾きながら歌っており、他のメンバーはコーラスのみの参加である。ポールはソロになって映画『ブロード・ストリート』で再録、1989年のゲットバック・ツアーで初めてステージで演奏している。はただし間奏のみジョージ・マーティンが弾いている。
【AND YOUR BIRD CAN SING】
疾走感あふるる名曲である。イントロから奏でられる印象的なツインギターはジョージとポールの共演。4月20日のセッションではテイク2にダビングが重ねられている。ジョンは比較的真面目に歌っており、サビのキメとなる「ミ〜」の部分で一旦ブレイクを入れるなどかなり面白いテイクである。エンディングに向かうたどたどしいギター・ソロはジョージ。とにかくジョージとポールのツインギターが聴き所の曲なので、ギターは何本も重ねて録音されているようだ。オリジナルとは異なる間奏のギター・ソロなど非常に面白い。またアンソロジーにも収録されたメンバー全員が笑い出してしまうテイクも、この日のテイク2へのボーカル録音時のものである。アンソロジーの解説書には「何か面白い事があったのだろう」と書いてあったが、これは典型的なマリファナ吸引後の症状であり、ジョージ・マーティンに隠れて全員でスタジオ内で吸ったのだろう。4月26日のセッションでは再びこの曲の再レコーディングが行なわれている。テイク10はジョンによるギター・カッティングが収録されている。そして注目はトラック36である。ジョンのボーカル・トラックがシングルで、迫力の生声で歌っている素晴らしいテイクなのである。その次のADTボーカルと比較すると厚みといった点では劣るが、それでも楽器がなくともジョンのボーカルだけで充分曲の魅力が伝わってくる歌唱である。
【FOUR SIDES OF THE CIRCLE】
アルバム『REVOLVER』はレコーディングの日付を見てわかる通り、1966年6月末の日本公演時点で既に完成していた。しかし複雑なスタジオ効果を駆使していたため、実際にステージで演奏されたのはシングルでリリースされた「Paperback Writer」の1曲に留まっている。後年ポールが自身のソロになってからステージで演奏しているのは機材の発達に拠る所が大きいが、それのみならず、このアルバム収録曲全てをポールはソロ・コンサートで演奏しているところを見ても、これがポールにとって才能が最も充実していた時期であったという証明であろう。アルバム・アートワークも試行錯誤され、当初はビートルズ各人の写真を円形にコラージュしたものが候補に挙げられ、タイトルは「FOUR SIDES OF THE CIRCLE」(円の4面)という言葉遊びや「ABRACADABRA」など、混沌をイメージしたタイトルが考えられていた。レコーディングを終えたもののアルバムのタイトルが中々決まらず、日本公演で警備の警官が携帯していた回転式拳銃にインスパイアされたという都市伝説もある。結局、アルバム・ジャケットは旧知のクラウスブアマンが手掛けることになった。その出来栄えは素晴らしく、後年『アンソロジー』のアートワークを再び依頼することになる。本作はこの『REVOLVER』のスタジオ・セッションを集大成したタイトルである。
■今までどこにも収録された事のない数多くの初登場音源を含む究極のセット。■既発より長く、今回初めて未編集で収録されるものを含む。
DISC ONE
【PAPERBACK WRITER】
April 13, 1966 01. Take 1 (breakdown/Source 1) 02. Take 1 (breakdown/Source 2) 03. Take 2 (complete backing track) April 14, 1966 Overdubs onto Take 2 04. First Lead Vocal & Backings +Guitar fills 05. Bass SI (multitrack) 06. Second Lead Vocal & Backings vocals 07. Mixdown full Take with organ SI 08. RM
October 31, 1966 09. RS from Acetate MULTITRACKS 10. Separation process 11. All Vocals 12. Instrumental
【RAIN】
April 14, 1966 13. Take 4 (monitor mix- partial) April 16, 1966 14. Take 5 Lead vocal + Bass SI 15. Backwards Tape 16. Take 5 Tambourine +extra vocals SI 17. Backing vocals overdubs Onto Take 6 18. Take 7 19. RM3 MULTITRACK 20. George Martin on Backwards Tape 21. Drums on front
【TAXMAN】
April 21, 1966 22. Take 11 Single vocal track (partial) 23. Take 11 ADT vocal 24. Lead Guitar + Tambourine SI 25. More Guitar + Backing vocals SI 26. Take 11 with Overdubs April 22, 1966 27. Reduction Take 12 28. Backing vocals remake SI May 16, 1966 29. Intro SI 30. RM 4
June 21, 1966 31. RM 5 & 6 Edit 32. RS 1 & 2 Edit MULTITRACKS 33. Tape Process 34. Instrumental
DISC TWO
【ELEANOR RIGBY】
01. Demo April 28, 1966 02. Between Takes 1 & 2 (partial) 03. Take 14 April 29, 1966 04. Take 15 Single vocal track 05. Take 15 Paul vocal overdub 06. John & George Backing SI June 6, 1966 07. Paul Third vocal SI 08. Paul Fourth vocal SI June 7, 1966 09. Acetate test mix
【I’M ONLY SLEEPING】
April 29, 1966 (remake session) 10. Rehearsal 11. Take 1 12. Take 2 (breakdown) April 27 & May 5, 1966 13. Take 11 with SI May 6, 1966 14. Vocals SI on Take 11 15. Vocal overdubs w/Guitar SI May 12, 1966 16. Take 13 RM5 May 20, 1966 17. Take 13 RS 1 18. Take 13 RS 2 19. Take 13 RM6
【LOVE YOU TO】
April 13, 1966 20. Take 7 RM1, 2 & 3 (longer)
【HERE, THERE AND EVERYWHERE】
June 16, 1966 21. Take 7 & Vocal SI from Take 13 22. Take 13 Harmonies SI (partial) 23. Take 14 (Take 13 with vocal SI) June 17, 1966 24. Second Paul vocal & Lead Guitar SI Monitor Mixes from Take 14 25. Composite #1 26. Composite #2 27. Off Line #1 28. Off Line #2 29.. Off Line #3 30. Off Line #4
【YELLOW SUBMARINE】
May 26, 1966 31. Take 1 (partial) 32. Take 4 (complete) 33. Take 5 Vocals Inserts SI #1 & #2 34. Take 5 John Vocal Insert SI June 1, 1966 35. Spoken Intro (partial) 36. Sound & vocal effects
OVERDUBS ONTO TAKE 5 37. Paul backing vocal SI 38. Additional Backing Vocals SI 39. Backing Vocals with Mal on Bass Drum 40. All vocal tracks (multitrack) 41. Take 5 Alternate Sound effects Mix
DISC THREE
【YELLOW SUBMARINE】
June 2, 1966 01. Rough Remix 1 different Brass tape June 3, 1966 02. Final Brass Band tape mix 03. RM 5 June 22, 1966 04. RS 2 MULTITRACK 05. Instrumental 06. Control Room Monitor Mix EXTRAS 07. 1968 RM 08. 1996 Enhanced Mix
【SHE SAID SHE SAID】
March 1966 HOME DEMOS HE SAID HE SAID SESSION 1 09-Demo #1 10-Demo #2 False Start 11-Demo #3 12-Demo #4 13-Demo #5 HE SAID HE SAID SESSION 2 14. Demo #6 SHE SAID SHE SAID SESSION 3 15. Demo #7 w/False Start 16. Demos #8 & #9
June 21, 1966 17. RM Acetate CHANNEL MIX 18. Left (mono) 19. Right (mono)
【GOOD DAY SUNSHINE】
June 8, 1966 20. Take 1 with SI (Left Channel Mix Mono) June 9, 1966 21. Overdubs onto Take 1 (Right Channel Mix Mono) June 22, 1966 22. RM7 23. RS1
【AND YOUR BIRD CAN SING】
April 20, 1966 SESSION 1 24. Take 2 with Vocal track #1 25. Take 2 Bass, Guitar & Second Vocals SI 26. Take 2 Vocals Overdub #3 w/extra guitar solo SI 27. Take 2 with three vocals and SI (1996 composite)
April 26, 1966 RE-MAKE SESSION 28. Take 3 (breakdown) 29. Take 6 (final only) 30. Take 10 cymbal, tambourine & handclaps SI 31. Alternate Guitar SI #1 32. Take 10 RM5 33. Guitar SI #2 re-make (multitrack) 34. Guitar solos comparisons 35. Takes 10 & 6 Unreleased Instrumental
April 27, 1966 36. Takes 10 & 6 no ADT vocals 37. Vocals with ADT (multitrack) May 12, 1966 38. RM 7 & 8 for the US May 20, 1966 39. RS 1 & 2 edit for the US 40. RS 1 & 2 edit for the UK June 7, 1966 41. Acetate Test Mix RM 9 & 10 June 6 & 8, 1966 42. Edit of RM 9 & 10 for the UK
MULTITRACK 43. Instrumental