
ビートルズの武道館の映像だけでなく、今回はリンゴの武道館音源のリリースも実現します。そう、彼が率いるオールスターズ・バンド1995年の来日公演からの極上音源が登場するからです。この時の来日公演はツアー最終日の6月27日の武道館公演がテレビ収録されて放送されたことで有名ですが、今回は同日のDATオーディエンス録音による完全版マスターを発掘、ほぼ二十年前のライブの全貌が初めて明らかとなります。何しろテレビ放映された公演ですので、そこから音声を収録したアイテムも存在したほどでしたが、今回のオーディエンス録音完全版の音質はちょっと凄いです。見事なまでにオンで迫力満点の音像、それでいて申し分のないクリアネス、このような録音にこそ「極上音源」という言葉がふさわしいものでしょう。「テレビ放映があるし…」とタカを食っていると絶対に唖然とさせられること間違いなし!こんな究極の音質を誇るオーディエンス録音マスターが二十年近くも埋もれていたことには驚きを禁じ得ません。何しろ完璧な音質を誇りますので、当日の臨場感がまた生々しく再現されていることもこの音源の大きな魅力でしょう。リンゴが序盤を歌い続けた後、オールスターズのメンバーがそれぞれの持ち歌を披露します。グランド・ファンク時代の解りやすいオールディーズ・カバーから始めたマーク・ファーナーや何といってもビートルズとの関係が深かったビリー・プレストンに関しては盛り上がりが持続するのですが、ランディ・バックマンとフェリックス・キャヴァリエの番になると盛り上がりがストーンと下がってしまう…こればかりはビートルズ・ファン中心な日本のライブ会場ではどうしようもないこと。もちろん二人の登場を喜んだロック・ファンも居た訳ですが、その盛り上がりの温度差、これもしっかり伝わってきてしまいます。それでも彼らが前半で演奏した曲はテレビでも放送されました。そこから再びワッと盛り上がりを戻してみせたのはジョン・エントウィッスル。1995年当時、ザ・フーは活動を停止中(再開は翌年でした)でしたので、1990年のバブリーなコラボレーション・バンド、ザ・ベストでの来日に次いで再び日本をこうして訪れたエントウィッスルの存在はフーを生で見られるとは思えなかった日本のファンにとって、1995年当時は希望の星ともいえる存在でしたし、「ボリス・ザ・クモ」という聴き取り辛い日本語(苦笑)で歌う回数はザ・ベストの時よりも増えてサービスぶりが伺えます。そんな1995年のオールスターズ来日公演でしたが、ライブが後半に差し掛かると放送からはカットされてしまったバックマンの「Takin’ Care Of Business」とファーナーの「Some Kind Of Wonderful」という二曲のセブンティーズ・ロックが聴かれる点も貴重です。しかもこれらを父親以上にドラムでバックアップするのがこのツアーから脚光を浴び始めたザック・スターキーの見事なプレイ。この時の縁から彼のフーへのサポートが始まる訳ですが、彼に支えられながら再びエントウィッスルの「My Wife」では彼の歌が何とも不安定で、これが放送からカットされてしまったことも納得の残念な出来でした。これらは静と動でそれぞれライブが盛り上がるキャヴァリエのライブ後半でのレパートリー二曲がすべて放送されたのとは何とも対照的な扱いでした。正に衝撃の発掘という表現がふさわしい極上音源、しかも当時はまだ70年代までのアーティストだけで固められていたオールスターズのメンバー構成を今回のリリースによって改めて好む方も多いのではないでしょうか。定番と思っていたリンゴ95年武道館最終日から衝撃の初音源、それでいて文句なしの音質でライブのすべてを再現する極上音源のリリースが実現します。世界中のファンを驚かせる新音源、これは絶対に聴いてください!
Live at Budokan, Tokyo, Japan 27th June 1995
Disc 1(59:00)
1. Intro 2. Don’t Go Where The Road Don’t Go (Ringo) 3. I Wanna Be Your Man (Ringo) 4. It Don’t Come Easy (Ringo) 5. The Locomotion (Mark Farner) 6. Nothing From Nothing (Billy Preston) 7. No Sugar Tonight (Randy Bachman) 8. People Got To Be Free (Felix Cavaliere) 9. Boris The Spider (John Entwistle)
10. Boys (Ringo) 11. You Ain’t Seen Nothing Yet (Randy Bachman) 12. You’re Sixteen (Ringo) 13. Yellow Submarine (Ringo) 14. My Wife (John Entwistle) 15. Closer To Home / I’m Your Captain(Mark Farner)
Disc 2(52:40)
1. Introduction of Ringo 2. Honey Don’t (Ringo) 3. Act Naturally (Ringo) 4. Back Off Boogaloo (Ringo) 5. Groovin’ (Felix Cavaliere) 6. Will It Go Round In Circles (Billy Preston) 7. Takin’ Care Of Business (Randy Bachman) 8. Some Kind Of Wonderful (Mark Farner) 9. Good Lovin’ (Felix Cavaliere)
10. Member Introduction 11. Photograph (Ringo) 12. The No No Song (Ringo) 13. With A Little Help From My Friends (Ringo)
Ringo Starr – Drums, Vocal John Entwistle – Bass, Vocal Randy Bachman – Guitar, Vocal Mark Farner – Guitar, Vocal Felix Cavaliere – Keyboards, Vocal Billy Preston – Keyboards, Vocal Zak Starkey – Drums Mark Rivera – Saxophone