
来日直前になって“YES Featuring Jon Anderson, Trevor Rabin, Rick Wakeman(以下「YES ft. ARW」)”と改名したARW。まさに「俺たちもYESだ」と言わんばかりの演奏が各方面で絶賛の嵐です。その現場を速報する“音のレポート”第1弾が登場です。本作に収められているのは「2017年7月17日・18日・19日」。“オーチャードホール”での3日間連続公演を完全収録した6枚組です。まずは、各ディスクの収録状況をツアースケジュールで確認しておきましょう。
・4月17日:オーチャードホール 【本作ディスク1-2】・4月18日:オーチャードホール 【本作ディスク3-4】・4月19日:オーチャードホール 【本作ディスク5-6】・4月21日:あましんアルカイックホール・4月22日:広島クラブクアトロ・4月24日:名古屋ビレッジホール
このように、今回のツアーは「“オーチャードホール”×3日間+地方公演3日間」。本作は、東京公演をすべて網羅した1本なのです。このように、本作のオモテのテーマは「東京網羅の速報」なのですが、実は“ウラのテーマ”もある。それは………「YES対決」です。何しろ、現在は史上初めての「2つのYES」時代。かつてのABWHですら「YES」とは名乗らなかったわけですが、今回の改名によって「2つのYES」が現出し、しかも同時期にツアーを行うという歴史上初めての状態になりました。世界中のYESファンが(やや子供っぽいとは分かっていても)“どちらが凄いか”と語り合わずにはいられないでいるのです。しかし、その話題にベストな材料は今までほとんどありせんでした。いくら同時に“本家YES”と“YES ft. ARW”がワールドツアーを行っているとは言っても「同都市コンサート」は限られており、特に「完全に同会場」は非常に希。さらに、その同会場で両YESの優れた録音が残されることは絶望的で、録音自体が出てきてもクオリティはバラバラ。なかなか比較にならなかったわけです。そんな状況を変える千載一遇のチャンスが、今回の来日公演の“オーチャードホール”だった。「2016年11月の本家YES」、そして約半年後となる「2017年4月のYES ft. ARW」。そのどちらもが同会場で何度もコンサートを行ったのです。もちろん、世界的にも日本は「強力録音の名産地」として知られておりますから、この日程には世界中のマニアが期待している。そんな世界的に大注目の“定点観測”に応えるのが本作なのです。全世界的に激レアなチャンスだけに、本作はあらゆるポイントにこだわりました。当店では、“本家YESのオーチャード”を数多くリリースしていますが、各日の頂点録音と言えば3作品『TOKYO 2016 1ST NIGHT』『同 2ND NIGHT』『同 3RD NIGHT』です。もちろん、これらはそれぞれ別の録音家によるものですが、本作はそれらに完全対応した“YES ft. ARW編”。つまり、“東京初日同士”・“東京2日目同士”・“東京3日目同士”それぞれで、キッチリ同じ録音家の作品を揃えている。「本家YESの3作品」のいずれをお持ちの方でも、「本作1本」で対比がお楽しみ頂けるわけです。ここまでの話でお分かりと思いますが、本作はクオリティも極上。なにしろ、本家YESで頂点録音をモノにした名手たちが同じ機材・同じ会場で録音しているのですから、悪かろうハズがない。クリアさ、ダイレクト感、鳴りの美しさ……そのすべてが申し分なし。そんなサウンドでの本家YESとの対比……これはもうロック史でも珍しい最高の贅沢。ショウ構成や活動コンセプトなど、トータルで面白いのですが、同じ曲なら一層鮮烈。具体的には5曲あり、シャープなスピード感も鮮やかな「Perpetual Change」、トレヴァー・ラビンのアコギ・イントロが軽快な「I’ve Seen All Good People」、リック・ウェイクマンのサウンドがとにかく美しい「And You and I」、両YES共にアンコールに配された「Roundabout」。中でも特に面白いのが「Heart Of The Sunrise」でしょう。ここでのポイントは、ドラマーのルー・モリーノ3世。今回の両YESは、どちらもリズム隊に若手を起用してフレッシュなアンサンブルを聴かせてくれましたが、ルーはまるで若きビル・ブルーフォードが乗り移ったかのよう。きめ細やかで繊細なドラミングを披露しており、それが最高に映えているのが「Heart Of The Sunrise」なのです。 本作は、何よりも「極上録音の速報レポート」「東京3DAYSの完全網羅」こそが第一。本作だけでもお腹いっぱいになる豪華6枚組セットです。しかし、その上で「2つのYES」を“同会場・同録音家・同機材”で比較する楽しみまでもが3公演分も宿っている。そのためには、『TOKYO 2016 1ST NIGHT』『同 2ND NIGHT』『同 3RD NIGHT』も必要なわけですが、世界広しと言えども、録音が星の数と言えども、本作にしか許されていない贅沢です。日本公演の極上速報にして、全世界でも他にない“3公演分の定点観測”も味わえる大傑作。
Live at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo, Japan 17th, 18th & 19th April 2017 PERFECT SOUND(from Original Masters)
Live at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo, Japan 17th April 2017
Disc 1 (65:44)
1. Symphonic Music (Perpetual Change Theme) 2. Cinema 3. Perpetual Change 4. Hold On 5. I've Seen All Good People 6. Drum Solo 7. Lift Me Up 8. And You and I 9. Rhythm Of Love 10. Heart Of The Sunrise
Disc 2 (57:58)
1. Changes 2. The Meeting 3. Awaken 4. Make It Easy 5. Owner Of A Lonely Heart 6. Roundabout
Live at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo, Japan 18th April 2017
Disc 3 (66:03)
1. Symphonic Music (Perpetual Change Theme) 2. Cinema 3. Perpetual Change 4. Hold On 5. I've Seen All Good People 6. Drum Solo 7. Lift Me Up 8. And You and I 9. Rhythm Of Love 10. Heart Of The Sunrise
Disc 4 (57:23)
1. Changes 2. The Meeting 3. Awaken 4. Make It Easy 5. Owner Of A Lonely Heart 6. Roundabout
Live at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo, Japan 19th April 2017
Disc 5 (66:26)
1. Symphonic Music (Perpetual Change Theme) 2. Cinema 3. Perpetual Change 4. Hold On 5. I've Seen All Good People 6. Drum Solo 7. Lift Me Up 8. And You and I 9. Rhythm Of Love 10. Heart Of The Sunrise
Disc 6 (57:48)
1. Changes 2. The Meeting 3. Awaken 4. Make It Easy 5. Owner Of A Lonely Heart 6. Roundabout