
オリジナルU.K.最後の輝きを収めた極上ステレオサウンドボード・アルバムが登場です。本作に収められているのは、BBC放送で有名な「1978年11月9日クリーヴランド公演」。古くからエアチェックを元にした既発が大量に生まれた大定番。本作は、その最高峰バージョンなのです。実際、本作のクオリティは鉄壁。冒頭にDJも入るなど、ミックス自体は放送と同じですが、数あるエアチェック盤とは次元が異なり、受信ノイズやテープ劣化もなく、艶やかで鉄壁。既発の中には「Caesar's Palace Blues」が未収録のものもありましたが、本作はそれも含めて約1時間、完全無欠のライン・サウンドが終始、微塵の曇りも揺らぎもなく流れ出る決定盤なのです。正直なところ、ここまで完璧だと書くことがない。「完全なるオフィシャル・クオリティ」。この一言で終わってしまう頂上ステレオ・サウンドボードなのです。本作が特別なのは、サウンドだけではありません。そんなサウンドで描かれるショウも唯一無二。それをご説明する前に、ショウのポジションをU.K.の活動概要から俯瞰してみましょう。
《1月:1stアルバム発売》 ・4月29日-5月15日:UK(13公演)《約1ヶ月後》 ・6月23日-8月8日:北米#1(22公演)《約1ヶ月後》・9月1日-11日:北米#2(3公演)・9月18日-10月8日:北米#3(8公演)《約1ヶ月後》・11月9日:北米#4(1公演)←★ココ★ 《11月:4人組解体→2ndアルバム制作開始》
これがオリジナルU.K.の全容。実は、彼ら4人のツアーは1978年4月から10月までの半年で終わっており、本作はその後に1回だけ行われたスペシャル・ショウ。まさに解体寸前のラスト・パフォーマンスでした。当店では、先日も“オリジナルU.K.”極初期のステレオサウンドボード・アルバム『EL MOCAMBO 1978: REEL MASTER(Virtuoso 350)』をお届けしましたが、本作はその対となる1枚でもある。数あるU.K.のサウンドボードでも特別なライヴアルバムなのです。その演奏は解散間際のリアル。約半年間のツアーで練り上げられたアレンジを感じさせつつ、達人同士のエゴのぶつかり合いが透けるかのよう。特に凄いのは、アラン・ホールズワース。「Carrying No Cross」ではミス・タッチも聴かれたりしますが、ショウが進むほどに熱気を帯び、弾き倒しが加熱していく。スタジオアルバムではアンサンブルの一部に収まっていたわけですが、(すでに脱退が決まっていたのか)好き放題・やりたい放題。正直なところ、アンサンブルを壊しかねない勢いをたっぷりと味わうことができるのです。その演奏を一層引き立てているのが、本作のミックス。全体アンサンブルを崩壊させないギリギリのラインまでギターが強調されており、アランの乱舞がえらく鮮やかなのです。このショウを最後にして、ジャズ派のアランとビル・ブルーフォードは脱退。ロック派&アンサンブル重視のジョン・ウェットン&エディ・ジョブソンだけが残ります。本作に収められているのは、その予兆を感じさせながら、亀裂があるからこその苛烈なライヴなのです。70年代プログレ最後の英雄“オリジナルU.K.”。そのラスト・パフォーマンスを極上のオフィシャル・クオリティで描ききったライヴアルバムです。これはもう1つのバンドの傑作ではない。音楽ジャンル“プログレッシヴ・ロック”最後の輝き。
Live at Agora Ballroom, Cleveland, OH. USA 9th November 1978 STEREO SBD(UPGRADE) (59:37)
01. Introduction 02. Alaska 03. Time To Kill 04. The Only Thing She Needs 05. Carrying No Cross 06. Forever Until Sunday 07. Thirty Years 08. By The Light Of Day 09. Presto Vivace 10. In The Dead Of Night 11. Caesar's Palace Blues 12. Outro
John Wetton: Bass, Vocals Eddie Jobson: Keyboards, Violin Allan Holdsworth: Guitar Bill Bruford: Drums, Percussions
STEREO SOUNDBOARD RECORDING