
大絶賛を巻き起こして終了した“YES Featuring Jon Anderson, Trevor Rabin, Rick Wakeman(以下「YES ft.ARW」)”の来日公演。今週は、その速報レポートでもある『LIVE IN TOKYO 2017』『LIVE IN AMAGASAKI 2017』がリリースされますが、さらに上を行く(?)極上ライヴアルバムが登場です。
本作に収められているのは「2017年4月19日:オーチャードホール」公演。『LIVE IN TOKYO 2017』と整理する意味でも、ツアー日程で確認しておきましょう。
・4月17日:オーチャード『LIVE IN TOKYO 2017』 ・4月18日:オーチャード『LIVE IN TOKYO 2017』 ・4月19日:オーチャード『LIVE IN TOKYO 2017』&【本作】・4月21日:アルカイックホール『LIVE IN AMAGASAKI 2017』 ・4月22日:広島クラブクアトロ
・4月24日:名古屋ビレッジホール
以上、全6公演。本作は、“オーチャードホール”3日間のうち、最終日となる3日目を収めたオーディエンス・アルバムです。「同じ日の録音かぁ」等々の声が今にも聞こえてきそうですが、そうではありません。そのクオリティは、『LIVE IN TOKYO 2017』さえも凌駕しかねない極上録音なのです。現在、各公演とも名だたる名録音家の方々から続々とマスターが到着している真っ最中。6枚組『LIVE IN TOKYO 2017』は厳選をくぐり抜けたマスターを使用しているものの、最後の決め手は「本家YESとの対決」というトータル・コンセプトでした。本作のマスターは、その盤と最後まで競り合っていた名録音であり、「4月19日」に限れば本作の方が上と言ってもいい。この瞬間にも報告が続いているので「これが最終回答」とは断言しかねますが、現時点では全公演でも最高のサウンド。『LIVE IN TOKYO 2017』さえも超えている……これでご理解いただけるのではないでしょうか。実際、本作のクオリティは「まるでサウンドボード」を地で行くもの。1楽器1ノートに至るまで鮮明で、バランスも見事。キラキラと輝く中高音とリッチな重低音のコントラストも美しく、中高音はレーザービームのように鮮やかなエッジで迫り、ゴリゴリとした重低音は足下から会場そのものを揺るがすように轟く。まったくもってケチが付けられません。そのクオリティで描かれるショウは、実に素晴らしい。YES ft.ARWは、2017年3月にはイスラエル/欧州をたっぷりと巡っていましたが、日本公演を前にして小休止。3週間ほどのオフを挟んでのジャパンツアーでした。もちろん、歴戦のメンバーが3週間程度で鈍るわけはないのですが、それでも初日には固さというか、“久しぶり感”が滲んでいました。しかし、本作では“同会場×3日間”という安定した環境でしっかりと調子を上げている。もちろん、1曲1曲・1シーン1シーンで各ショウに優劣はあるものの、総じて“東京No.1”と言える名演を繰り広げているのです。昨年11月の本家YESに続き、東名阪を湧かせたYES ft.ARW。その速報レポートには『LIVE IN TOKYO 2017』をこそお薦めしたいところですが、6枚組のモンスター・サイズは重すぎるかも知れない……そんな方にも気軽にお楽しみ頂ける2枚組の極上ライヴアルバムです。
Live at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo, Japan 19th April 2017 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1 (67:38)
1. Symphonic Music (Perpetual Change Theme) 2. Cinema 3. Perpetual Change 4. Hold On 5. I've Seen All Good People 6. Drum Solo 7. Lift Me Up 8. And You and I 9. Rhythm Of Love 10. Heart Of The Sunrise
Disc 2 (55:51)
1. Changes 2. The Meeting 3. Awaken 4. Make It Easy 5. Owner Of A Lonely Heart 6. Roundabout