
1971年6月12日フランス・リヨン公演を、現地のラジオ局Europe 1で放送された番組をエアチェックした音源を2ヴァージョン収録。大変貴重な1971年のAMラジオ放送音源ゆえ、過去にも何度か音盤化が試みられてきた、ファンにはお馴染みの音源。ディスク1にはつい先日、フロイドのレア音源専門家によってアップロードされたLow Genテイクを収録。一聴して判るのがこれまでの音源に対し、群を抜く鮮度の良さと情報量自体のアップ。音の粒立ちは既発を完全に凌駕しており、これまでのもこっとしたマイルドなリヨン音源に慣れていたファンにとっては驚きの質感・色彩を有したニューヴァージョンと言えます。特にライトのオルガンの耳を突く高域音には感動。しかし、元々質の良くないAMラジオ放送ゆえ、音がクリアになった分、全体の音の質感の粗さ、ヒスノイズの含量、散見される劣化ポイントといったものも更に強調されてしまい、これは痛しかゆしと言った感じではないでしょうか。しかし、リヨン音源がここまでクリアーな音で聴けたことはかつて無いことですので、ファンは間違いなく必聴です。ネットの情報によると、Alain Lという80年代に有名だったフロイド・コレクターから入手したTDK D90をデジタル化したもので、おそらく「2nd Gen」ソースではないかということ。ピッチ補正も行ったと書かれていますが、実際は半音以上低いピッチで収録されていたので、それはこちらで修正しました。当店も2014年にリヨン音源のリマスター盤をリリースしていますが、これが意味が無くなったかというと全くそんなことは無く、エアチェックの大元の状態の違いか、音像・品質はこの2014年版の方が安定しています。2017年版で気になったノイズやカットはこちらは圧倒的に少なく、(ザーというヒスノイズが煩い17年版に対し、14年版はノイズが全く聞こえません)普通にBGM的に聴くなら、明らかに14年版の方がストレスなく聴けます。ただ、くぐもったような音の質感のため、ジェネの優位度を評価するコレクター的考えとしては、それはもう17年最新版の圧勝と断言できると思います。ここは世界最優秀な1971年リヨン音源2種を2枚組と言う形でまとめました。どちらもファンは必聴・必携間違いなしの、リヨン音源の頂点2枚組です。
Live at Palais des Sports, Lyon, France 12th June 1971 Radio broadcast on Europe 1's Musicorama programme on 13 June 1971 between 1-2pm
Disc 1(42:18) Low gen TDK D90 cassette copy (2017 Remaster)
1. DJ Intro. 2. Set The Controls For The Heart Of The Sun 3. Cymbaline 4 . Atom Hearth Mother (with brass and choir)
Disc 2(42:12) 2014 Remaster
1. DJ Intro. 2. Set The Controls For The Heart Of The Sun 3. Cymbaline 4. Atom Hearth Mother (with brass and choir)