
2000年初頭にオリジナル・プログレ・レーベル第一弾としてリリースされ、その優れた高音質がマニア間で大きな話題を呼び、後に同音源からオフィシャル・ブートレッグ(現在は廃盤)が発売されるまでに至った名音源「Dragon Attack 1990」がマスターテープを使用して再登場。オリジナル盤の、音圧を稼ぐため派手なイコライズを施した結果生じたと思われるヒスノイズが明らかに減少しており、音質もよりナチュラルでマイルド。高域音に嫌味がないので、自然でリッチな空間音が堪能でき、エイジアの音楽に最もふさわしい格調の高さを最も理想的に具象化した名音源と言えるでしょう。高かったピッチも正確に補正、全体的にも既発92分に対して、本盤は94分と2分以上長く収録されています。オープニングSEは既発に比べ冒頭2秒ほど長く収録されており、コンサートエンドの歓声も既発より15秒長く収録されています(よって最後に終演後流れた「G線上のアリア」がうっすらと聴こえます。)ディスク1ラストのBook Of Saturday終演後の歓声も20秒以上長く収録されていますが、それはオリジナル盤とディスクの切れ目が異なるせいで、ディスク2のThe Smile Has Left Your Eyesはオリジナル盤は15秒程の歓声からスタートしますが、本盤は5秒ほどで始まります。初版でも多くのリスナーをノックアウトしたWildest Dreamsは凄まじいまでの高音質で収録されており、冒頭から聴き手を大いに魅了してくれます。ウェットンの「Thank you, コンバンワ!」のシャウトに続く、全ての楽音が最良のバランスで収録されたSole Survivorは絶品中の絶品で、改めて、この録音のもつ別格の魅力に大いに幻惑されることでしょう。分離感も抜群で4人のプレイヤーの放つ音の一つ一つが有機的に交り合う様は圧巻としか言いようがありません。Don't Cry、Voice Of Americaと聴き進むにおいて、出来過ぎのように聴こえるほどの演奏は圧巻で、「何故、ここまで良いのか」と不思議に感じてしまう程のパフォーマンスを、絶品のサウンドで堪能することができます。初期の代表曲Time Again、Only Time Will Tellは勿論、「Then & Now」収録のPrayin' 4 A Miracle、Days Like Theseといった新曲でも代表曲に負けない大きな盛り上がりを体感できます。後のウェットンのソロツアーなどで定番化されるRendez-vous 6:02、Book Of Saturday といったクラシックカバーも、当時は新鮮で大きな感動を観客に与えてくれました。テープチェンジのThe Heat Goes Onの2:57の繋ぎもより自然で、その部分も若干ですが長めに収録されています。ショウ後半、ドラムソロ、Go、Heat Of The Moment、そしてアンコールのOpen Your Eyesと続くショウエンドの盛り上がりも凄まじいものがあります。ファンがアーチストに期待するそれよりも、更に高いものを提供することのできたこの時期のライブに参加することのできたファンは真に幸運と言うべきでしょう。何という音の説得力。当時の洋楽の持っていた魅力・力強さをもリアルに追体験させてくれ、そして再確認させてくれるような奇跡の録音が、オリジナルリリースから11年の時を経て初のマスター・ヴァージョンで登場です。
Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 1st October 1990 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters)
Disc 1
1. Opening S.E. 2. Wildest Dreams 3. Sole Survivor 4. Don't Cry 5. Voice Of America 6. Geoffrey Downes Solo 7. Video Killed The Radio Star 8. Majesty 9. Time Again 10. Prayin' 4 A Miracle 11. Only Time Will Tell 12. Rendez-vous 6:02 13. Book Of Saturday
Disc 2
1. The Smile Has Left Your Eyes 2. Days Like These 3. The Heat Goes On incl. Carl Palmer Solo 4. Go 5. Heat Of The Moment 6. Open Your Eyes
John Wetton - Bass & Vocal Geoffrey Downes - Keyboards Pat Thrall – Guitar Carl Palmer – Drums