
EL&POWELLを象徴する“アレ”にご登場頂くしかない。そう、超有名音源にしてオフィシャルさえも動かした一大傑作サウンドボード「1986年10月4日レイクランド公演」です!もちろん、このショウは言わずもがなの超有名サウンドボード。長い歴史で幾多の既発を生み出し、公式盤『LIVE IN CONCERT』にもなっている“象徴音源”です。しかし、こうしてご紹介する以上は、本作もただ物ではない。オリジナル放送のラジオショウ・ディスクから復刻した極上盤なのです。「いくらラジオショウ・ディスクでも、公式盤があるだろ……」という声も聞こえてきそうですが、話はそう単純でもありません。実は、オフィシャル盤には決定的な欠点がいくつもあるのです。まず何と言っても不完全収録。放送自体が不完全でもあるのですが、その上に来て「Learning To Fly」もカット。収録タイムからすれば充分CD1枚に収まるはずなのですが、削ってコンピレーション盤『FROM THE UNDERGROUND』に回しているのです。さらに「?」なのが編集。各曲に逐一フェイド処理を施し、ショウをブツ切りにしているのです(そんな事をして、一体誰得なんでしょうか……)。そんなワケの分からないオフィシャル盤に対し、本作は正真正銘の放送原盤。放送されなかった「Tarkus」のカットや枠の都合上で生じた「Pirates」「Knife Edge」曲間のフェイド処理もありますが、ほぼほぼショウ全景。オフィシャル未収録の「Learning To Fly」も収録していますし、別放送の「Pictures At An Exhibition」も追加収録。現存するレイクランド・サウンドボードを最高級クオリティ&最大限スケールで網羅した1枚なのです。そのサウンドで描かれるEL&POWELLの素晴らしいことと言ったら……。本編プレスCDの解説でも触れた通り、コージーにとってこのショウは満足できないライヴだったわけですが、それは「せっかく放送されるのに、極めつけにできなかった……」の悔しさ混じりだったのでしょう。頂点ではないかも知れませんが、十二分にEL&POWELLの凄味が発揮されている。そのパワフルな演奏、巨大なスペクタクルは、スタジオ盤『EMERSON, LAKE & POWELL』やリハーサル盤『THE SPROCKET SESSIONS』の比ではありません。正直なところ、「スタジオ」の一言に惹かれてこの2作しか聴いていない方(そんな人はいないかも知れませんが)は、EL&POWELLの本領・本質を知らないでいる。彼らの真髄は本番ライヴにしかない。なぜ、30年以上経っても愛され続けているのか、本家EL&Pよりも心酔するファン、そして「コージーの頂点」とさえ言うマニアまでいるのか。その理由を千の言葉よりも雄弁に音楽が物語ってくれるライヴアルバムです。全霊の敬意を込めて「鍵盤のジミヘン」と呼びたいヴァーチュオーソ:エマーソン、KING CRIMSONとEL&Pの2大バンドで“顔”を務めたレイク、そして彼らのスケール・ドラマティシズムを極限まで引き出して見せたパウエル。まさに“奇跡のトリオ”の真価を、現存するサウンドボードの最高峰で味わわせてくれる1枚です。唯一作『EMERSON, LAKE & POWELL』さえも超えた大傑作。
Live at Civic Center, Lakeland, Florida, USA 4th October 1986 STEREO SBD Taken from the original radio show discs (79:12)
1. The Score 2. Learning To Fly 3. Pirates 4. Knife Edge 5. Pictures At An Exhibition 6. From The Beginning 7. Lucky Man 8. Fanfare For The Common Man 9. Touch And Go 10. Mars, The Bringer Of War 11. Karn Evil 9/America/Rondo 12. Finale