リード・ボーカルにベノワ・デヴィッド、キーボードにオリヴァー・ウェイクマンを配した2008年型イエスのUSツアー4日目、11月9日コネチカット州のアンキャスビル公演を、DATマスターからの超ハイクオリティー・オーディエンス・レコーディングにて2時間40分コンプリート収録。本当に音質が良く、サウンドバランスも良好なせいか、演奏もより良く聴こえ、当初違和感のあったベノワのボーカルも、ここに来て安定したパフォーマンスを披露。そしてとにかく凄いのがスティーヴ・ハウで、全編切れ味抜群の演奏を披露。随所に新しい奏法とアレンジを入れ込んだ、やる気が十二分に伺える優れたプレイがここに。また本ツアーの目玉のひとつ、Tempus Fugitの前にはクリスが新人2人を紹介し、観客から歓声を受けるシーンも。またOnwardの前にはベノワが「自分からのスペシャル・リクエストだった曲」とMCし、ムード満点でに感動的なヴォーカルを披露。他にもハウのMCからスタートするAstral Traveller、大曲Close To The Edge、そして久々のParallelsと次々と繰り出される気合の入った大曲ナンバーはどれも聴き応え十分。そしてハウのアコースティック・パートは、この日はCorkscrewとSketches In The Sun。さらに後半の新トラック、Aliens (Are Only Us From The Future)、そしてファン狂喜のMachine Messiah、ベノワのボーカルがベストマッチしているSoon、15分の大熱演のStarship Trooperなども感動的。そしてラストのRoundaboutで大円団。とにかく素晴らしい演奏で、08年イエスのイメージや先入観が一変するほどの素晴らしいライブをここに再現。
Disc 1 / 1. Firebird Suite 2. Siberian Khatru 3. I've Seen All Good People 4. Heart Of The Sunrise 5. Tempus Fugit 6. Onward 7. Astral Traveller 8. Close To The Edge 9. Parallels
Disc 2 / 1. And You And I 2. Corkscrew 3. Sketches In The Sun 4. Long Distance Runaround 5. The Fish 6. Aliens (Are Only Us From The Future) 7. Machine Messiah 8. Soon 9. Starship Trooper 10. Owner Of A Lonely Heart 11. Roundabout
(Live at Mohegan Sun Arena, Uncasville, CT. USA 9th November 2008)
Steve Howe - Guitars / Chris Squire - Bass / Alan White – Drums / enoit David – Vocals / Oliver Wakeman – Keyboards
