2018年ついに開始された結成50周年ツアーは春のヨーロッパに続き7月からはUSツアーもスタート。その序盤7月10日ボストンのウィルバー・シアター公演を、デジタル・オーディエンス・レコーディングにてコンプリート収録。会場の音響の素晴らしさも手伝い、このままオフィシャル・ブートレグとしても可能なクオリティーによるもので、しかも特筆すべきは先のUKツアーとはセットリストも変化しており、まずオープニングはいきなり「危機」からスタート。さらにそのまま『ラダー』からの「ナイン・ヴォイセズ」に繋がるあたりは、これまででは全くなかったパターン。そしてその後は今回のコンセプトとなる70年代に焦点を当てたセレクションもあるものの、『フライ・フロム・ヒア』からの「ウィ・キャン・フライ」といった近年のナンバーも含めた新たなセットリストは注目すべきところ。さらにこの日は終盤「アウェイクン」からアラン・ホワイトがドラムに参加し元気な姿を見せ、さらに「ユアズ・ノー・ディスグレイス」からアンコール・ラストの「スターシップ・トゥルーパー」まではトニー・ケイまでも加わり7人での演奏も披露するあたりはファン必聴。
DISC 1 : 01. Close To The Edge/02. Nine Voices (Longwalker)/03. Parallels/04. Mood For A Day/05. Leaves Of Green/06. Fly From Here Part I : We Can Fly/07. Sweet Dreams/08. Heart Of The Sunrise
DISC 2 : 01. Perpetual Change/02. Does It Really Happen?/03. Soon/04. Awaken (with Alan White)/05. Yours Is No Disgrace (with Alan White, Tony Kaye)/06. Roundabout (with Alan White, Tony Kaye)/07. Starship Trooper (with Alan White, Tony Kaye)
[Live At The Wilbur Theatre, Boston, MA USA July 10th 2018]
Steve Howe – Guitar/ Jon Davison - Vocals, guitar / Billy Sherwood - Bass, vocals / Geoff Downes - Keyboards, vocals / Jay Schellen - Drums / Alan White – Drums / Tony Kaye – Keyboards