2014年ツアーより、ツアー4日目となる7月9日のニューヨーク・シティは殿堂ラジオ・シティ・ミュージック・ホール公演を約2時間に渡って超高音質オーディエンス録音で完全収録。ツアー2日目のアルバニー公演を収録した「PLAY FULL ALBUMS IN ALBANY」も現代デジタル録音の頂点を極める素晴らしい音質でしたが、このニューヨーク公演もそれを上回るかと思えるウルトラクリアーな最高音質で収録されています。音のダイレクト感、抜けの良さは絶品で、全体のバランスも最良。全てがこれ以上はあり得ない程の、実に見事なサウンドで収録されています。それでいて耳に突くようなデジタル臭さが全くないのは本当に素晴らしいことです。アルバニーで聴けたような若干ドタバタしたミスが全体的に減少しており、より高度で完成度の高い演奏を楽しむことができます。セットは言うまでもなく本ツアーの売りである「危機」「こわれもの」を全曲演奏し、その途中で新作「Heaven & Earth」のナンバーを披露するというもの。アルバニーではTo AscendとThe Gameが演奏されていましたが、この日は前日のボストンに続いて2日目の演奏となるBelieve Againをプレイ。素晴らしい演奏で聴き手を大いに感動させてくれます。セットの締めはI've Seen All Good Peopleで、アンコールがOwner Of A Lonely Heart と Starship Trooperといった流れ。現在進行中のツアーではアンコールがこの2曲のどちらか1曲ということになっていますが、11月の日本ツアーがどんな内容で行われるのか興味深いところです。ツアーは8月24日のロスアンゼルスまでほぼ連日のスケジュールで行われていますが、プログレ界のバイブルともいえる金字塔2作品の完全再現ということで、世界中のファンの注目ぶり、熱狂ぶりは凄いものがあり、現時点、ほぼ全てのショウが高音質オーディエンス録音でネットにアップロードされています。その中でもこのニューヨーク公演を超える高音質盤は未だ出現していないので、ファンは間違いなく必携・必聴と断言できます。11月は前半を豪州、後半を日本と言うスケジュールでツアーを行う予定ですが、この内容なら、大いに盛り上がること間違いないでしょう。来る日本公演の予習として、あらゆる意味で最適な超高品質音源タイトル。
Live at Radio City Music Hall, New York City, NY. USA 9th July 2014 TRULY PERFECT SOUND
Disc 1(74:31)
1. The Young Persons Guide To The Orchestra 2. Siberian Khatru 3. And You And I 4. Close To The Edge 5. Introduction by Chris Squire 6. Believe Again 7. Introduction by Steve Howe 8. Roundabout 9. Cans And Brahms 10. We Have Heaven 11. South Side Of The Sky
Disc 2(47:08)
1. Five Per Cent For Nothing 2. Long Distance Runaround 3. The Fish (Schindleria Praematurus) 4. Mood For A Day 5. Heart Of The Sunrise 6. I've Seen All Good People 7. Owner Of A Lonely Heart 8. Starship Trooper
Steve Howe - Guitars, Vocal Chris Squire - Bass, Vocal Alan White - Drums Geoffrey Downes - Keyboards, Vocal Jon Davison - Lead Vocal