
フリーの音楽性はハードでありながら、基本的なバンド性向はあくまでブルースにある。 野太いギターの音は60年代末期のそれの典型的なもので、1969年にデビューしたフリーもその例外ではない。 結成メンバーはポール・ロジャース、ポール・コゾフ、アンディ・フレイザー、サイモン・カークと、実力はあるものの 個性の強い曲者たちが揃っており、特にポール・ロジャースはフリー後もバッドカンパニー、ソロ、そしてクイーンの 一員として来日公演を果たしている。そのせいかデビュー後にすぐ解散、そしてまたすぐ再結成と、なかなか忙しい バンドであった。60年代から大きく進化したロックのスタイルは、フリーのデビュー時にはまだ黎明期にあったといってよく、ブルースとソウルの要素を併せ持った独特の サウンドは、後進のハードロックに多大な影響を与えたものである。本作はそのデビュー直後の1971年の来日から、5月1日サンケイホール公演を収録している。 なお、この初来日公演中にメンバーと面会し、意気投合した山内テツが、後にベーシストとしてバンドに参加することになる。
SANKEI HALL TOKYO JAPAN May 1, 1971
01. Introduction 02. Fire And Water 03. Ride A Pony 04. I'm A Mover 05. Be My Friend 06. The Stealer 07. Heavy Load 08. The Highway Song 09. My Brother Jake 10. Soon I Will Be Gone 11. All Right Now 12. Mr. Big 13. The Hunter