
“ISOLAR 1976 TOUR”を代表する極上音源のアップグレード版が登場です。その極上音源とは「1976年2月3日シアトル公演」。“ISOLAR 1976 TOUR”の極初期ショウです。「1976年の初期」というと、先日も決定盤『CLEVELAND 1976 2ND NIGHT』もご紹介しましたが、あちらはツアー19公演目。それに対し、本作はさらに2週間ほど遡ったツアー2公演目です。そんな極初期のシアトル公演の録音は、かつて『THROWING DARTS IN』としてリリースされたこともある。本作は、その『THROWING DARTS IN』をリマスターしたもの……ではありません。当店では、ボウイ研究の世界的権威からマスター提供とマスタリング監修を受けておりますが、本作はその最新弾。権威が「これぞベスト・マスター」と太鼓判を押した頂点盤なのです。そのクオリティは、まさに“ISOLAR 1976 TOUR”の頂点。そもそも『THROWING DARTS IN』からして名門JEMSが公表した業物だったわけですが、やや距離を感じるものでもありました。ところが、今回のマスターは「まるでサウンドボード」を地で行く。骨太な楽音はどこまでも肉厚で、些細なブレも揺れもなくフルショウをたっぷりと聴かせてくれる。現場のスケール感では『CLEVELAND 1976 2ND NIGHT』に軍配が上がりますが、ダイレクト感とクリアっぷりでは本作が上を行く。それこそ、ドラムのハイハットやベースのスラッピング1発に至るまで、すべての楽器の全ノートが克明なのですが、特に素晴らしいのはボウイの歌声。均整の取れたアンサンブルの中から真っ直ぐに届き、時に雄々しく吠え、時に優しく囁く。その息づかいまでもが鮮やかでありながら、リアリティは正しく本生100%なのです。そのクオリティで描かれる“The Thin White Dukeの世界”は素晴らしくも貴重。実のところ、この“ISOLAR 1976 TOUR”はハイクオリティなライヴ記録が極端に少ないのです。サウンドボードもいくつかあるものの、それはいずれも不完全収録。有名なリハーサルのフル・プロショットもありますが、それはあくまでもリハーサル。失敗をやり直すなど本番の緊張感とはほど遠いものでした。それに対し、本作は観客を前にしたステージのフルショウが頂点クオリティで存分に味わえるわけです。また、ツアー極初期ならではの旨みもたっぷり。『CLEVELAND 1976 2ND NIGHT』では、セットを変化させていく刹那が描かれていましたが、本作は変化する前の極初期形。スタートダッシュの「Station To Station」「Suffragette City」こそ同じですが、そこからTHE VELVET UNDERGROUNDの「Im Waiting For The Man」へ突入し、バラエティを見せつける。その上で「Word On A Wing」「Stay」「TVC 15」の3連発で“The Thin White Dukeの世界”へ引き込む。逆に「Fame」「Queen Bitch」は後半のクライマックスに配されています。こうした流れも新鮮ですが、極めつけは「Sister Midnight」。2003年に復活もしましたが、それまでは1976年限定だったイギー・ポップのカバーです。この曲は『CLEVELAND 1976 2ND NIGHT』はおろか、サウンドボードアルバム『ROTTERDAM 1976(Wardour-186)』でも聴けなかったレア曲。それが極上サウンドで味わえるのです。演奏自体にはツアー序盤の堅実さも見えますが、その一方で「Panic In Detroit」では早くもハイテンションなアドリブが炸裂。ダンディな歌い口も、アグレッシヴなスキャットもたっぷり。ソウルに傾倒していた時期のグルーヴもさることながら、そこに絡むトニー・ケイ(元YES)の鍵盤も面白い。60年代スタイルのオルガンやメロトン、ピアノを駆使し、後のDETECTIVEを彷彿とさせる演奏ぶりが独特な世界観を築いています。そんな本編ショウの後には、貴重なサウンドボード録音もボーナス収録いたしました。これはツアーに先立つ「1976年1月3日」に収録されたCBSの人気番組“DINAH SHORE SHOW”に出演した際の模様。この放送は画面こそやや甘いものの、素晴らしい音声で知られるもの。本作では、前述の研究家が厳選したマスターで収録いたしました。 “ジギー”とも、“ベルリン時代”とも違う名盤『STATION TO STATION』と“青白い侯爵”の世界。その歌声を極上サウンドで描ききったフル・ライヴアルバムの大傑作。大好評を賜った『CLEVELAND 1976 2ND NIGHT』に勝るとも劣らない本生100%サウンドの頂点盤。
Live at Seattle Center Coliseum, Seattle, WA. USA 3rd February 1976 TRULY PERFECT SOUND(UPGRADE)
Disc 1 (58:10)
1. Intro. 2. Station To Station 3. Suffragette City 4. I'm Waiting For The Man 5. Word On A Wing 6. Stay 7. TVC 15 8. Sister Midnight 9. Life On Mars? 10. Five Years
Disc 2 (43:20)
1. Panic In Detroit 2. Fame 3. Changes 4. The Jean Genie 5. Queen Bitch 6. Rebel Rebel
Bonus Tracks Dinah Shore Show CBS Television City, Fairfax, Los Angeles, CA. USA 3rd January 1976
7. Stay 8. Five Years
The Thin White Duke: Vocals / Saxophone
Raw Moon: Carlos Alomar: Rhythm Guitar Dennis Davis: Drums / Percussion George Muray: Bass Stacey Heydon: Lead Guitar Tony Kaye: Keyboards / Synthesizers’