
今週は、遂にエリック・クラプトン最新ロンドン公演のタイトルをリリースします!先週、先々週とスピードリリースで同公演の音源をリリースしてまいりましたが、それらは良好な音質。しかし、ツアーからの引退を宣言している72歳のクラプトンの「気紛れ」ライブともなれば、次回はいつあるか分からないだけに、遂にその基準に達する極上音質のマスターをリリースするに至りました。録音者は、先週リリースしたDay 2とDay 3のマスターをネット上にアップしていたDuspyknowsです。アメリカ在住の彼が今回はクラプトンを観るために渡英し、3日間とも録音を敢行していたわけです。Schoeps MK4/NBox Platinum Tascam DR-2D 24 Bit 48Kというハイエンドな機材で録音し、ファイル化した3公演のマスターすべてを彼はネット上に公開しているわけですが、その中で本盤に収録された初日のマスターだけが、どこをとっても「極上」というに相応しいクオリティだったのです。恐らく3日間の座席で音質が大きく左右されたのでしょう。初日が彼のベスト・ポジションだったと思われます。当店のリリースも、初日公演はこれで3作目になります。渡英した日本人ファン、お馴染みの英国重鎮テーパー、そしてアメリカより参戦した有名テーパーと、それぞれの思いを秘めたソースにはドラマと情熱が感じられるかのようです。これも引退をほのめかすクラプトンを今のうちに観ておきたいという世界中のファンが、重要公演と位置づけた結果であり、エリック・クラプトンというアーティストの偉大性から来るものなのではないかという気がします。それだけに、永久保存していただくに相応しい形でのリリースとなります。元マスターをより完璧な音質にするため、微調整レベルですが、オーディエンスの拍手音と目立つ指笛を個別で軽減し、全体の音像をブライトにして鮮明にしました。ネット上のマスターよりもさらに素晴らしい音質になっています。これまでのレビューでも述べてまいりましたが、このロンドン公演でのクラプトンは一際体調の良さが感じられ、元気いっぱいでした。彼が大好きな会場ロイヤル・アルバート・ホール。気心の知れた仲間ミュージシャンたち。そうした好環境の下、満を持して迎えた初日公演。その初日に彼が用意したサプライズ曲、Bell Bottom Bluesのレゲエ・アレンジ・バージョン。是非、本盤の極上音質でお聴きください。当日のハイライトだったとの呼び声が高いBadgeとCocaineも抜群の迫力です。精神を解放するかのように、ソロを高らかに奏でたBadge、久々にワウペダルを踏み捲ってのワイルドなソロを披露したCocaine。聴きものです。当日のサポートアクトを務めたドイル・ブラムホール二世が Little Queen Of SpadesとCocaine、アンコールに飛入り参加していますので、これもまたクラプトンとの共演が聴きどころとなっています。この日のCocaineのドイルのソロ後に演奏がぎこちなくなり、歌入りがおかしくなってしまう瞬間がありますが、それも今となっては楽しめる要素です。やはり生もののライブはいろいろ起こるから楽しいのです。
Live at Royal Albert Hall, London, UK 22nd May 2017 TRULY PERFECT SOUND(BEST OF THE DAY RECORDING)
Disc 1 (51:12)
1. Intro 2. Somebody Knocking 3. Key To The Highway 4. Hoochie Coochie Man 5. I Shot The Sheriff 6. Driftin' 7. Bell Bottom Blues 8. Layla 9. Nobody Knows You When You're Down And Out 10. Tears In Heaven
Disc 2 (43:12)
1. Badge 2. Wonderful Tonight 3. Crossroads 4. Little Queen Of Spades with Doyle Bramhall II 5. Cocaine with Doyle Bramhall II 6. Hight Time We Went with Doyle Bramhall II
Eric Clapton - guitar, vocals Chris Stainton - piano, keyboards Paul Carrack - organ, keyboards, vocals Nathan East – bass Steve Gadd - drums Sharlotte Gibson - backing vocals Sharon White - backing vocals