
4月の来日公演も素晴らしかったSANTANA。その記憶が鮮やかに蘇る最新ライヴアルバムが到着です。記憶が蘇るとは言っても、本作に収められているのは日本公演ではありません。本作が記録されたのは、離日後に行われた「2017年5月2日マウイ公演(ハワイ)」。その極上のオーディエンス・アルバムです。まずは、2017年のライヴスケジュールの中で確認してみましょう。
・1月25日-2月4日:ラスヴェガス(7公演)ー2ヶ月後ー・4月4日:シンガポール(1公演)・4月7日-18日:オセアニア(7公演)・4月22日-27日:日本(4公演)・4月30日+5月2日:ハワイ(2公演)←★ココ★・5月17日-28日:ラスヴェガス(8公演)・6月23日-7月13日:北米(15公演)
……と、これが2017年の上半期。アルバムとは関係なく常にツアーしているSANTANAだけに、今後も11月までライヴの予定がビッシリ詰まっています。本作のマウイ公演は日本公演の直後にあたるコンサートなのです。そんな本作最大のポイントは、極上のクオリティ。日本公演からも強烈な名録音『BUDOKAN 2017(Uxbridge 668)』が登場しましたが、本作もまた負けず劣らずに凄まじい。生々しい観客の息吹には確実にオーディエンス録音の証拠が刻まれているものの、タフで骨太な楽音は下手なライン録音を蹴散らす逞しさが宿っているのです。そのサウンドの秘密は、実は会場。現場となった“A&B Amphitheater”は野外会場でして、やぐらのようなステージを広場が囲むような造りなのです。「野外会場」というと楽音が風にかき消されたり、遠い演奏が聴きづらいイメージをお持ちの方もいらっしゃるかも知れませんが、それは遠い昔の話。現代ではPAが発達しており、野外でも極上のサウンドが聴ける。その音を進化したデジタル機材で拾うと、屋内とは違って回り込む反響がなく、クリアに透き通ったサウンドになるのです。しかも、野外にPA棟まであれば完璧。遠くに聴かせるために設置されるので、ステージ間際の熱狂に煩わされることなく、まるでスピーカーから直に録音したようなド直球サウンドが得られるのです。本作の場合、録音ポジションまでは伝わっていないものの、そんな野外録音の理想を体現したかのようなサウンドが流れ出る。ダイレクト感と細やかなディテールも鮮やかな楽音が開放感たっぷりに轟き、透き通った現場の大気が”鳴り”も豊かにしているのです。そのクオリティで描かれるショウは日本公演を彷彿とさせながら、またひと味違う表情も素晴らしい。ショウ序盤は『BUDOKAN 2017』とも酷似しているものの、中盤には日本武道館では聴けなかった「Evil Woman」が挟み込まれ、終盤には「Papa Was A Rollin' Stone」「Samba pa ti」「Right On」「Umi Says」が一気呵成に畳みかけられる。その熱演を目の当たりにした観客の熱狂も最高。先述した通りマウイ公演は野外会場なのですが、その広々とした熱狂は、まるで夏祭り。このムードがSANTANAの音楽にやけに似合い、どこまでも熱いラテンロックが広場を加熱していく様子がリアルに感じられるのです。まだ春だった日本公演から常夏のハワイへ。そこで繰り広げられていたのは、一層熱く燃えながら、どこまでも爽やかな南国のラテンロック。それを現代の野外会場ならではの極上オーディエンス・サウンドであますことなく密封した傑作録音です。日本公演を思い起こすにも、これから暑さを増していく季節を堪能するにもピッタリのライヴアルバム。またSANTANAと再会できる日が楽しみになる1本。
Live at A&B Amphitheater, Maui Arts & Cultural Center, Maui, Hawaii 2nd May 2017 TRULY PERFECT SOUND
Disc 1(73:04)
1. Intro 2. Are Your Ready 3. Toussaint L'Ouverture 4. MC 5. Maria Maria 6. Foo Foo 7. Corazon Espinado 8. Incident at Neshabur 9. Europa 10. Jin-go-lo-ba 11. Evil Woman 12. A Love Supreme 13. Orinoco Flow (Sail Away)
Disc 2(72:30)
1. Instrumental feat. Piano, Bass & Guitar Solos 2. She's Not There 3. Papa Was A Rollin' Stone 4. Samba pa ti 5. Right On 6. Umi Says 7. Black Magic Woman/Gypsy Queen 8. Oye como va 9. Woodstock Intro/Soul Sacrifice 10. Drum & Percussion Solo 11. Smooth
12. Band Introduction (with Hawaii Five-O & Roxanne) 13. Love, Peace and Happiness
Mountain マウンテン/NY,USA 1971 (Hardrock)
CREAMのプロデュースで知られたフェリックス・パパラルディが凄腕ギタリスト、レズリー・ウエストと組んだアメリカン・ハード・ロックのパイオニア的バンドである マウンテンの71年サウンドボード・ライブがマスター・コピーからの収録で登場!71年12月14日ニューヨーク・アカデミー・オブ・ミュージックでの公演を収録 したもので公式ライブ・アルバム『暗黒への挑戦』に1曲だけ収録された「ナンタケット・スレイライド」以外のサウンドボード音源を収録。全盛期というべき 71年のオルタネイト・ライブ・アルバムとなる注目のリリースです。
1. INTRO/2. NEVER IN MY LIFE/3. THEME FOR AN IMAGINARY WESTERN/4. CROSSROADER/5. GUITAR SOLO / ROLL OVER BEETHOVEN/6. DREAMS OF MILK AND HONEY / DREAM SEQUENCE /7. SILVER PAPER/8. MISSISSIPI QUEEN
Live At The Academy Of Music, New York, NY December 14th 1971