
夢のようだった“THE REUNION TOUR 2007-2008”。その極上ライヴ・イン・ジャパンが登場です。2007年の春に始まった再編ツアーが日本にまで波及したのは、年も改まった2008年のことでした。そのうち、本作に収められているのは「2008年2月14日:東京ドーム公演」です。ついこの前のようにも思えますが、すでに9年前。ここで日程を整理しておきましょう。
・2月10日:京セラドーム大阪・2月13日:東京ドーム ※テレビ放送・2月14日:東京ドーム 【本作】
これが一度だけの再編THE POLICEジャパンツアー。この時の来日公演はテレビ放送もド定番にもなっていますが、本作はそれとは別の最終公演です。このように(現時点で)THE POLICE最後の日本公演なわけですが、本作最大のポイントはメモリアル価値……ではありません。そんな感慨さえも吹っ飛ばす極上のクオリティです。当店ではお馴染みの名録音家から直接譲られたマスターなのですが、このサウンドを何と表現したらいいのか……。開演シーンで生々しい喝采が沸き起こることから、間違いなくオーディエンス録音には違いないのですが、そのクリアさ、芯の骨太感は客録の事実を忘れる。正直なところ、巨大会場ならではの“鳴り”も吸い込んではいるものの、芯が奇妙なほどハッキリとしているために、その“鳴り”が艶やかな感触を与えこそすれ、ディテールを微塵も濁さないのです。世紀のツアーだけに海外公演でも素晴らしい録音が多発しましたが、本作のクリアさは次元が違う。特にオーディネス録音ではボケがちな低音が素晴らしく、ビンビンと響くベースが超鮮明。会場の床を振るわせているのが分かるほどヴァイヴが豊かにも関わらず、ビンビンの「ビ」まで“立って”いる。PAの出音が良かったこともあるのでしょうが、東京ドームでどうやったらここまでクリアに録れるのか……。そんなドーム離れしたサウンドで描かれるのは、再編THE POLICE極上のライヴ・イン・ジャパン。セットリストはオフィシャル盤『CERTIFIABLE』と同一ですが、それはつまり、あのグレイテスト・ヒッツを本生100%体験できるということ。先述の通り、日本公演はテレビ放送もされましたが、そこではカットされてしまった「Walking In Your Footsteps」「Next To You」も完全収録されているのです。さらに、日本公演ならではの刻印もしっかり。あの3人に贈られる喝采も日本風なら、スティングの日本語MCも日本感。特に「Message In A Bottle」のサビで「コンバンワ東京!」と入れるスクリームの気持ち良さと言ったら! それに応える日本人の待ちに待った感も合わせ、あの来日の想い出が鮮明に蘇ります。待望の……と言ったらウソになるでしょうか。遅れてきたクリスマス・プレゼント、もしくは年甲斐もなく貰ったお年玉のようでもあった再編THE POLICEの本生体験。あの現場を超・極上サウンドで真空パックした1本です。現場に居合わせた方はもちろんのこと、そうでない方にも全力でオススメできる超傑作。シンプルに良い曲・良い音・良い演奏のすべてが高次元で揃った本生ライヴアルバムです。ロックに回帰したスティングが戻ってきた2017年の今こそ、心に深くしみ入る1本。
Live at Tokyo Dome, Tokyo, Japan 14th February 2008 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1(52:40)
1. Intro. 2. Message In A Bottle 3. Synchronicity II 4. Walking On The Moon 5. Voices Inside My Head / When The World Is Running Down 6. Don't Stand So Close To Me 7. Driven To Tears 8. Hole In My Life 9. Every Little Thing She Does Is Magic 10. Wrapped Around Your Finger
Disc 2(53:34)
1. De Do Do Do De Da Da Da 2. Invisible Sun 3. Walking In Your Footsteps 4. Can't Stand Losing You / Reggatta De Blanc 5. Roxanne 6. King Of Pain 7. So Lonely 8. Every Breath You Take 9. Next To You