
“ZIGGY STARDUST TOUR”極初期から、まさかの新発掘マスターが登場です。本作に収められているのは「1972年5月6日キングストン公演」。古くから記録が知られ、かつては“ボウイ最古のオーディエンス録音”と言われていた伝説のショウです。しかし、本作はそんな既発のコピーやリマスター再発ではありません。最近になって発掘されたロウジェネ・マスター。あらゆる既発とはまったく違うサウンドで“ジギーへ変身していくボウイ”を体験できる貴重なライヴアルバムなのです。そのサウンドこそが肝心なのですが、その前に本作がいかに初期に当たるのか。それを1972年のツアー概要から確認しておきましょう。
【1972年】・1月29日-3月24日:英国#1(18公演)・4月20日-5月27日:英国#2(15公演)←★ココ★・6月2日-7月15日:英国#3(18公演)・8月19日-9月7日:英国#4(12公演)・9月22日-12月2日:北米(26公演)・12月23日-29日:英国#5(4公演)
以上は伝説ツアー“ZIGGY STARDUST TOUR 1972-1973”の中でも、“1972年分”だけを取り出したもの。英国ツアーも細かく分類していますが、これはメンバーチェンジに沿っています。“1973年”には大所帯となるわけですが、“1972年”は「基本の4人+キーボード」というシンプルな構成。しかし、その“1972年”だけでも、鍵盤奏者が細かく変化したのです。「英国#1」ではキーボード不在の4人編成、「英国#2」では初代のマシュー・フィッシャー、「英国#3」はロビン・ラムリー、「英国#4」はニッキー・グラハム、そして「北米」から1973年のツアー最後までがマイク・ガーソンでした。この中で本作のキングストン公演は「英国#2」の6公演目(全体の24公演目)にあたるコンサート。当店では、“1972年”から『LIVE SANTA MONICA '72: UK ADVANCE/PROMOTIONAL CD』をはじめ、『BOSTON 1972』『CLEVELAND 1972 1ST NIGHT』といった傑作プレスアルバムをお届けしてきましたが、それらはすべて「北米」。いかに本作が初期なのかご理解いただけると思います。そんなキングストン公演は、かつて「ZIGGY STARDUST TOUR極初期唯一の記録」として知られてきたわけですが、本作はその最高峰を更新するもの。これまではTrialレーベルの『ZIGGY AT KINGSTON』が王座にあったのですが、本作は比較にならないほど音が良い。これまで宿命だったイントロの乱れもないのですが、それは新発掘の証拠に過ぎない。肝心なのは全体を貫くサウンド。『ZIGGY AT KINGSTON』でさえ、登場当時は専門誌から「驚くべき高音質」「既発とは比較にならないほどの音質アップ」「かなりマスターに近い音源から収録」と言われた名盤だったのですが、本作は遙かにジェネが若く、演奏・歌声の鮮度がまるで違うのです。実際、この発掘には世界中のマニアが騒然。今まさに話題が沸騰している真っ最中なのですが、本作はさらに最新・細心なマスタリングも施行。こぢんまりとしていた高音を引き立たせ、全体のバランスを調整。よりクリアで立体的なサウンドに整えました。そして、そんな新発掘サウンドで甦った極初期“ZIGGY STARDUST TOUR”こそが素晴らしい。初期だけに『HUNKY DORY』のナンバーも大量に演奏されているわけですが、それだけではない。ジャック・ブレルの「Amsterdam」やCREAMの「I Feel Free」といったカバーや「Song For Bob Dylan」も演奏。こうしたナンバーは「英国#3」までだったと言われる激レアナンバーなんです。極めつけは、御大ジェイムズ・ブラウンのカバー「I Gotta Get A Job」。ボウイが歌ったのも1-2回だったらしく、もちろん実際に聴けるのは、このキングストン公演だけ。究極レアな歌声を史上最高峰のサウンドで味わえるのです。激レアなセットだけでなく、未だ“ジギー”になり切れていない歌声が眩しいライヴアルバム。その史上最高峰を更新する驚異の新発掘マスターです。希代のカリスマも、一夜にしてボウイの全身を支配したのではない。1公演1公演で“変身”していったボウイ。その過程を知る貴重極まる1枚。
Live at Kingston Polytechnic, Kingston, Surrey, UK 6th May 1972 ★UPGRADE (78:11)
01. Intro 02. Hang On To Yourself 03. Ziggy Stardust 04. The Supermen 05. Queen Bitch 06. Song For Bob Dylan 07. Changes 08. Starman 09. Five Years 10. Space Oddity 11. Andy Warhol 12. Amsterdam 13. I Feel Free 14. Moonage Daydream 15. White Light White Heat
16. I Gotta Get A Job 17. Suffragette City 18. Rock 'N Roll Suicide 19. Waiting For The Man
David Bowie Vocals Mick Ronson Guitar Trevor Bolder Bass Mick Woodmansey – Drums