ストーンズ・ファン必携の1969年7月5日ハイド・パークの全長版最新アイテムがここに。まずオールド・ファンならジャケットでピンときそうな、ストーンズのヴィンテージ・タイトルの「HYDE PARK JULY 1969」は、1972年にアメリカのコントラバンド・レコード社によってリリースされた、ハイド・パーク公演を良好オーディエンス音源で収録したもの。そして今回の本タイトルはあのCBM盤のLPに使用されていたモノラル・オーディエンス音源を用いており、オープニングから「MIDNIGHT RAMBLER」までを良好クオリティーで収めており、この音源の全長版のCDでのリリースは今回が初となることに。 そして特筆すべきはそのクオリティーで、1969年のオーディエンス音源としては驚異的と言ってよいほどくっきりとしたサウンドで、オリジナルのLP時代にはあまり評価されていなかったものの、今回ラジオ局に残っていた放送マスターよりダイレクト収録。これはオランダの海賊放送局ラジオ・ベロニカより1969年7月15日に特番としてオンエアーされたもので、この番組をエアチェックした音源がCBMの「HYDE PARK JULY 1969」に使用されており、そして今回のCD化では、このラジオ・ベロニカに残されていたテープよりダイレクトCD化したことで、格段のクオリティー・アップが実現。 なお正規の放送局ではなかったため、ストーンズ。サイドより、ラインフィードからの音声を提供をして貰えなかったものの、ステージからかなりの至近距離のポジションから収録されており、ほぼ会場PA出力のバランスそのままの音声といって差し支えないもの。さらにはLP時代は未収録だった「MIDNIGHT RAMBLER」まで収録されていることと、「LOVING CUP」のアタマに1箇所のカットがあるのみで、オープンニングから「MIDNIGHT RAMBLER」まですべての曲間がノーカット収録されているのが大きなポイント。よって「I'M FREE」の前で「DOWN HOME GIRL」のリズムを刻み始めたチャーリーをミックが制して、「I'M FREE」をプレイし始める場面や、ライン音源では細かく編集されて短くされてしまったオリジナルのMCも実際の状態ですべて聞くことが可能。 またラストの3トラックは、やはりラジオでオンエアーされたハイド・パーク演奏曲を、別音源より収録したものでこの音源は本邦初登場。さらにdisc:2にはDACレーベル「BRIAN, COME BACK YOU BASTARD」にも収録されていたサウンドボード音源で、こちらは後年FMラジオでオンエアーされたものながら、前回リリース時は曲順的に聞きやすいように「ADONAIS」と「JUMPING JACK FLASH」をトップに持ってきていたのが、今回は1979年オリジナルのオンエアー時の曲順によるもので「MERCY MERCY」でスタート。
またマスタリングも新規に施され収録時間もトータルで20秒ほど長くなっているのもポイント。
disc 1 : 1. Eulogy For Brian (Adonais) 2. I'm Yours And I'm Hers 3. Jumping Jack Flash 4. Mercy, Mercy 5. Stray Cat Blues 6. No Expectations 7. I'm Free 8. Down Home Girl 9. Love In Vain 10. Loving Cup 11. Honky Tonk Women 12. Midnight Rambler 13. Eulogy For Brian (Adonais 14. Midnight Rambler 15. Love In Vain
disc 2 : 1. Mercy, Mercy 2. Radio DJ 3. Love in Vain 4. Radio DJ 5. Eulogy For Brian (Adonais) 6. Jumping Jack Flash 7. Stray Cat Blues 8. No Expectations 9. Radio DJ 10. I'm Free 11. Loving Cup 12. Honky Tonk Women 13. Radio DJ 14. Street Fighting Man 15. Midnight Rambler 16. Sympathy For The Devil 17. Radio DJ
[Live at Hyde Park, London UK, July 5th 1969]