「THERE AND BACK」に伴う北米ツアーより3公演目にあたる、9月5日のバークリーはグリーク・シアター公演を極上レベルの高音質オーディエンス録音で完全収録。初登場音源ですが、音質は非常に優れており、期待を裏切らない音の鮮度とダイレクト感でショウの全貌を堪能することができます。グリーク・シアター音源というと、9月8日と9日のロスアンゼルス公演が有名ですが、勿論、本テイクは別音源であり、音質もLA公演に匹敵するほどです。高域から低域まで、無理なく出力されており、「ここまで優れたテイクが何故、これまでリリースされなかったのか?」と聞いていて不思議に感じてしまうほどです。音のエッジもしっかりと立っており、ベースが強烈に収録されている割には、音がダンゴにならず、しかも篭りも無いという、理想的な質感。全体の抜けも分離感も上々です。とにかくガッチリした低域の存在感が素晴らしく、その低音の音玉の上を駆け抜けるジェフのスペイシーなソロプレイは圧巻。サイモンのドラムも非常にクリアーかつアタック豊かに収録されています。元々、良好な音質がショウが進行するに従い、ますます向上していきます。聴いていて、嬉しくなってしまう、クラシックライブ音源とはまさにこのこと。勿論、ライン録音レベルと言うわけではありませんが、コレクションに加える価値は十分にあるお薦めのタイトルです。高かったピッチも調整済み。楽音の定位も整えた同公演決定盤。1980年北米ツアー初頭の、ワイルドで勢いに満ちたパフォーマンスをたっぷりと堪能できる快作です。
Live at The Greek Theatre, Berkeley, California, USA 5th September 1980 PERFECT SOUND
Disc 1 (43:41)
1. Star Cycle 2. El Becko 3. Too Much To Lose 4. The Pump 5. 'Cause We've Ended As Lovers 6. Space Boogie 7. The Golden Road 8. Led Boots
Disc 2 (43:35)
1. Diamond Dust 2. Scatterbrain 3. Drums Solo/Scatterbrain(reprise) 4. The Final Peace 5. Blue Wind 6. Goodbye Pork Pie Hat 7. You Never Know 8. Going Down
Jeff Beck - Guitar Tony Hymas - Keyboards Mo Foster - Bass Simon Phillips - Drums