
最新の極上オーディエンス・ショットがリリース決定です。本作に収められているのは「2017年5月5日ノッティンガム公演」。まずは、今年のライヴスケジュールの中でポジションをイメージしてみましょう。
《4月1日:ノーベル賞授賞式》・4月1日-9日:北欧(6公演)・4月11日-26日:中欧(12公演)・4月28日-5月9日:英国(9公演)←★ココ★・5月11日:アイルランド(1公演)ー1ヶ月後ー ・6月13日-7月25日:北米(28公演)
これが現在までに公表されている2017年の全58公演。本作のノッティンガム公演は「英国」ツアーの6公演目にあたるコンサートです。今、この瞬間は北米を巡っており、やや遅れて登場した映像なのですが、そのクオリティは実に素晴らしい。冒頭の「Guitar Riffs」は暗闇でカメラが揺れるために思わず心配になりますが、ステージ照明が付くと「こんなに近かったのか」と驚く。ステージ左側バルコニー席からの隠し撮りで柵の影も見えたりするのですが、その合間からズームでグッと迫ると影も消え、画面いっぱいにディランが大写しになる。そのアップ具合たるやバストアップが画面を占領する大ズーム。表情はもちろん、歌う口元までハッキリと分かります。キーボードとスタンドマイクを行き来するシーンでは、引きのアングルでズーム・ポイントを探ったりもするのですが、そこでは美麗な最新デジタル画質もたっぷりと味わえる。そして、そんな光景に相応しいサウンドも絶品。現場となった“ノッティンガム・モーターポイント・アリーナ”は1万人収容の会場なのですが、撮影ポジションが近いために会場の大きさをほとんど感じない。ほんのりと暖かい会場音響も吸い込んではいるものの、それが濁らず、歌声を優しく彩ってくれるのです。そんなクオリティで描かれる最新ショウは、昨年とはまたひと味違った表情が楽しい。例えば、2016年来日公演の基本セットと比較してみても新たに5曲「To Ramona」「Highway 61 Revisited」「Stormy Weather」「Desolation Row」「Soon After Midnight」がセットインしており、実に新鮮。特に「To Ramona」は全世界的に見ても2016年には演奏されず、本格的にレギュラーセット入りするのは5年ぶり。さらにハロルド・アーレン/テッド・ケーラー作の「Stormy Weather」は、新作『TRIPLICATE』からのレパートリー。もちろん、2017年になって初めて演奏するようになった曲です。残念ながらショウ終盤の5曲分が未収録ではありますが、それでも80分に渡ってたっぷりと浸りきれる極上映像なのです。昨年は、思いも寄らぬ(?)カタチで世界中の注目を浴びたディラン。しかし、一度ステージに立てば、やはりいつも通りの彼だった。その姿を極上クオリティで味わえる銘品です。
Live at Motorpoint Arena, Nottingham, UK 5th May 2017
1. Guitar Riffs 2. Things Have Changed 3. To Ramona 4. Highway 61 Revisited 5. Beyond Here Lies Nothin' 6. Why Try to Change Me Now 7. Pay In Blood 8. Melancholy Mood 9. Duquesne Whistle 10. Stormy Weather 11. Tangled Up In Blue 12. Early Roman Kings
13. Spirit on the Water 14. Love Sick 15. All Or Nothing at All 16. Desolation Row 17. Soon After Midnight
COLOUR NTSC Approx.80min.