
公式アーカイヴに見捨てられた“SOMEWHERE ON TOUR 1986/1987”。2CDは、その“穴”を日本公演で埋める傑作です。しかし、かの『LIVE AFTER DEATH』『MAIDEN ENGLAND』には映像版もあり、ライヴアルバムだけでは“穴”は埋めきれません。そこで、“SOMEWHERE ON TOUR 1986/1987”でも大傑作の関係者ショットをお贈りいたします。“SOMEWHERE ON TOUR 1986/1987”は、IRON MAIDENにしては珍しく、オフィシャル代わりとなるフル・プロショットの存在しないツアーです。その中で大定番とされているのは、関係者絡みの2本。遠景ワンカメ・プロショットの『CAUGHT SOMEWHERE IN PARIS』と、不完全マルチカメラ・プロショットの『CAUGHT SOMEWHERE IN PHILADELPHIA』でした。しかし、関係者が撮影したのは、その2本だけではありません。それらと同等……いえ、それ以上のクオリティを誇りながら、マニアにもほとんど知られてこなかった超傑作が本作なのです。本作の正体は「1986年11月15日ヨーテボリ公演」を収めた関係者ショット。種別としては「オーディエンス・ショット」に分類されるものの、本作はいわゆる客席撮影ではない。序盤こそステージ左寄りのアングル(それでも激近)ですが、「Stranger In The Strange Land」からは最前列よりさらに前になるカメラピットを自在に移動して、見上げ視点で超・接写をたっぷりと味わえる超傑作なのです。その接写ぶりは、「前列の影が気にならない」どころの話ではなく、ほぼプロショットと呼べるモノ。ステージ中央に立つブルース・ディッキンソンを(斜めではなく!)完全に真横から見て、ツイン・ギターもスティーヴ・ハリスのベースも弦の1本1本まで鮮明。「Heaven Can Wait」で登場する竹馬エディは光線銃の発布花火の1粒まで鮮やかですし、「Iron Maiden」の巨大エディも画面に収まりきれないほどのド迫力。ブルースがニコ・マクブレインを紹介するシーンでは、ふざけてバットマンの扮装をしているのですが、それも画面いっぱい。そのバットマンも60年代テレビシリーズ・バージョンだということさえ分かるほど。これはもう、確実に『CAUGHT SOMEWHERE IN PARIS』『CAUGHT SOMEWHERE IN PHILADELPHIA』を超えています。さらには、最前列の熱狂ぶりも、ステージ側から撮影していますし、セキュリティも背中しか映らない「カメラピット視点」なのです。しかも、一般客の入れないエリアを左右に自在に移動。その上、隠す気もゼロで、素人カメラでは不可能な安定感もバツグンです。終演後、「宇宙大作戦(STAR TREKの60年代版テレビシリーズ)」のテーマが鳴る中、会場を後にする観客たちも撮影していきますが、そこでもカメラ・クルーに映してもらおうと、はしゃぐファンの姿がバッチリ。もう、関係者以外の誰も不可能なクオリティが全編を貫くのです。映像美ばかりに興奮してしまいましたが、音声も凄まじい。臨場感からマイク録音ではあるようなのですが、カメラピットだけに楽音も直近で、オーディエンス・ノイズに邪魔されない。ダイレクト感とビビッドさたっぷりの名録音です。「Caught Somewhere In Time」の冒頭や「Sanctuary」の中間等に多少カットがありますが、クオリティ自体は間違いなく最高なのです。これだけの超絶撮影がどうして大定番にならなかったのか? その一因は「オーディエンス・ショット」に分類されたことにありますが、もうひとつの要因がジェネレーション。ビデオ時代に一部だけ出回ったマスターはダビングを重ねており、かなりしょっぱかった。ヨレヨレの画質に加え、白っぽく劣化した画面がコアマニアしか目に留めないクオリティだったのです。ところが、近年になって発掘されたマスター・クオリティ版は、発色も鮮やかに、関係者アングルの旨みが爆発………それが、本作の正体なのです。 『CAUGHT SOMEWHERE IN PARIS』『CAUGHT SOMEWHERE IN PHILADELPHIA』と並んで“3大・関係者ショット”でありながら、見応えは他2本さえ超える1本です。新発掘『BUDOKAN 1987』のイマジネーションを豊かにしてくれるだけでなく、本作だけでも“SOMEWHERE ON TOUR 1986/1987”を代表してしまう超・傑作映像。この豪華セット、どうぞたっぷり、たんまりとお楽しみください!
Scandinavium, Gothenburg, Sweden 15th November 1986 AMAZING SHOT!!!!!!!!! (120:02)
1. Backstage 2. Intro: Theme From Blade Runner 3. Caught Somewhere In Time 4. 2 Minutes To Midnight 5. Sea Of Madness 6. Children Of The Damned 7. Stranger In The Strange Land 8. Wasted Years 9. Rime Of The Ancient Mariner 10. Walking On Glass (Guitar Solo) 11. Heaven Can Wait
12. Phantom Of The Opera 13. Hallowed Be Thy Name 14. Iron Maiden 15. The Number Of The Beast 16. Run To The Hills 17. Member Introduction 18. Running Free 19. MC 20. Sanctuary 21. Outro: Theme From Star Trek
COLOUR NTSC Approx.120min.