
“QUEENの秘宝”が復刻です。本作に収められているのは、ファンにはお馴染みの「1979年4月25日・日本武道館」公演のテレビ放送。80年代初頭に、某民放局の深夜枠で約15分ずつ2回に分けて放送された「ザ・ライブ QUEEN Live at 武道館 PART ?&?」をまとめたものです。無数の既発を生み出してきた大定番中の大定番ですが、本作は2002年に登場した最高峰クオリティ・バージョンで、現在に至るも超えるもののないオリジナル・マスターです。なぜ本作が“秘宝”なのか。それは、クオリティと貴重さにあります。なにしろ、この映像は80年代初期に一度放送されただけ。武道館ライヴをプロショットで記録したまでは良かったのですが、ショウの出来に満足できなかったフレディ・マーキュリーが公開にNGを出してしまった。本来であれば、そのまま歴史の闇に葬られるところなのですが、数年後に日本の放送局が深夜枠でシレッと放送したのです。とは言え、NG映像ですから公式のアーカイヴはおろか、再放送もなし。現在に至るまで、“初放送1回きり”なのです。そして、その放送があったのは、80年代初期。徐々にホームビデオも普及してきたとは言え、そうそう手軽に深夜番組を録画できる人も少なかった。そんな時代だっただけに、残された録画もわずか。それをマニア達が1本1本ジェネを噛みしめるように見つめてきた映像なのです。そんな歴史に終止符が打たれたのが2002年。Masterportレーベルから登場した本作は、ダビングを一切経ず、放送当時に録画されたオリジナル・マスターそのものをダイレクトにデジタル化したもの。しかも、その録画の際に使われた機材も、一般家庭では不可能なプロユースだった。録画できた人間自体が少なかった時代に、まさかまさかのプロ仕様の記録だったのです。そんな経緯を証明するのが、本作のクオリティ。事実としては“80年代のエアチェック”となるわけですが、とてもその言葉から連想される画質・音質ではない。現在の放送どころか、オフィシャル作品にも使えるほどに詳細な映像美は、まるでレーザーディスクから復刻されたかのように瑞々しく、美しい。ロジャー・テイラーのブロンド、フレディの赤い衣装のラメ、スポットライトの光芒、オープニングを飾る時代がかった「ザ・ライブ QUEEN Live at 武道館」のテロップに至るまで、すべての粒子1つひとつまで克明なのです。そして、そのクオリティで描かれるQUEENの姿こそが素晴らしい。ハッキリ言うと、フレディのノドは絶不調で放送にNGを出したのも致し方ないところ。しかし、出ない声を必死に振り絞るからこその迫力、熱意は燃えさかる炎のよう。そして、そんな声をカバーするかのような大きなアクションには、目の前の観客を想い、決して失望させたくないという情熱が透ける。もちろん、そんなフレディを支える3人の演奏も熱い。本作が“秘宝”として愛し続けられるのは、単なる出来不出来を超えた想いが溢れ出すからなのです。80年代の初頭、深夜放送まで細かくチェックしていた熱心なファンがいた。そんな彼が千載一遇のチャンスを逃すまいと、あらゆる手段を講じ、なんとかプロユースの機材までたどり着いて録画した1本です。録画していた当時、二度と放送されることがないなどとは、夢にも思わなかったでしょう。しかし、そのファンの情熱があったから、そして長年に渡って大事に大事に保管し続けたからこそ、この映像美が今あるのです。当時の、そして長年の“QUEENへの愛”が残し得た秘宝。今なお、4人の女王を愛するあなたのお手元にお届けします。
Live at Budokan, Tokyo, Japan 25th April 1979 PRO-SHOT
1. We Will Rock You(fast) 2. Let Me Entertain You 3. Killer Queen 4. Bicycle Race 5. I'm In Love With My Car 6. Teo Torriatte 7. Keep Yourself Alive 8. Don't Stop Me Now 9. Bohemian Rhapsody 10. We Will Rock You 11. We Are The Champions
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.32min.