
貴重な“DIFFICULT TO CURE TOUR 1981”の(ほぼ)フル映像が登場です。本作が撮影されたのはワールドツアー53公演目となる「1981年6月10日エッセン公演」。それまでRAINBOWのオーディエンス・ショットというとフィルム撮影がメインでしたが、本作は当時まだ珍しかったビデオによるもの。“恐らくRAINBOW最古のビデオ撮影”と言われる貴重な1本です。そんな貴重っぷりに似つかわしくないのがクオリティ。当時は、現代とは比べものにならないほど大きなカメラを持ち込んでいたと思われますが、異様に安定したアングルが美味しい。ステージ左側からの撮影と思われますが、三脚を使っているのか、アングルが極めて安定。リッチー・ブラックモア、ジョー・リン・ターナーを中心に画面いっぱいに全身が映るほどのズームが多用されているのですが、手ぶれの類がまったくない。しかも、1階アリーナ客の頭上越しにダイレクトにステージを収めており、前列の影に悩まされることもないのです。そして撮影だけでなく、マスター鮮度も素晴らしい。ビデオ黎明期の撮影だけに粒子は粗いものの、マスター劣化の歪みやダビング痕がほとんどない。現代のデジタル感覚とは切り離すべきものですが、そのビビッドな発色は貴重度を超えて“1981年”の光景を鮮烈に蘇らせてくれるのです。そのクオリティで描かれる“DIFFICULT TO CURE TOUR 1981”は本当に貴重。このツアーは1981年2月から始まり、8月までの半年間で全96公演をこなしましたが、本作は時期的にも公演数的にも、後半に差し掛かった頃の記録。新加入のジョー・リン・ターナー/ボビー・ロンディネリもバンドに慣れ、アンサンブルも十分にこなれている。その上で“行く先々が初めての地”というフレッシュさ、“新ラインナップの実力を証明する”という気迫も十分。ジョーは調子の良し悪しに差のあるシンガーですが、本作は調子も良く、スウィートながらブルージーでもある絶品の歌声を轟かせてくれます。音声がやや割れ気味で、いくつかの曲でカットがあるなど欠点もなくはありませんが、メドレー形式の残るショウ運び、情熱滲むリッチーのフレーズの熱気も十二分に味わえます。“STRAIGHT BETWEEN THE EYES TOUR”には『LIVE BETWEEN THE EYES』があり、“BENT OUT OF SHAPE TOUR”には『JAPAN TOUR'84』があった。それに対し、オフィシャルには一切の映像が残らなかった“DIFFICULT TO CURE TOUR”の全貌を目撃できる貴重な1枚です。“栄光の虹史”を補完する映像傑作。どうぞ、この機会にたっぷりとお楽しみください。
Live at Grugahalle, Essen, Germany 10th June 1981 (69:51)
1. Over The Rainbow 2. Spotlight Kid 3. Love's No Friend 4. I Surrender 5. Man On The Silver Mountain 6. Catch The Rainbow 7. Can't Happen Here 8. Keyboard Solo 9. Lost In Hollywood 10. Guitar Solo 11. Difficult To Cure 12. Drum Solo 13. Long Live Rock'n Roll 14. Maybe Next Time
Ritchie Blackmore - Guitar Joe Lynn Turner - Vocal Roger Glover – Bass Don Airey - Keyboards Bobby Rondinelli - Drums
COLOUR NTSC Approx.70min.