
DIOの最高傑作映像が史上最高峰クオリティで蘇りました。その最高傑作とは「1984年8月25日フィラデルフィア公演」のオフィシャル映像『A SPECIAL FROM THE SPECTRUM』です。黄金期のDIOはツアーの度に長編のライヴ映像を作品化していましたが、本作はその2作目。まずはオフィシャル映像のコレクションを整理してみましょう。
“HOLYN DIVER TOUR 1983-1984”・1983年12月4日:『LIVE '83』“THE LAST IN LINE TOUR 1984-1985”・1984年8月25日:【本作】“SACRED HEART TOUR 1985-1986”・1985年8月10日:『SUPER ROCK ‘85 IN JAPAN』・1986年6月17日:『FINDING THE SACRED HEART』※公式DVD
以上、3ツアーで4本の映像作品がリリースされました。このうち、現在オフィシャルDVDが入手可能なのは『FINDING THE SACRED HEART: LIVE IN PHILLY 1986』だけです。実のところ、『LIVE '83』『A SPECIAL FROM THE SPECTRUM』も2005年に『WE ROCK』として公式DVD化されたのですが、残念ながら不完全版。オリジナルのVHS/レーザーディスクには収録されていたオープニングナンバー「Stand Up And Shout」が削られ、不自然に「Don't Talk To Strangers」から始まるというもの。しかも、現在はその『WE ROCK』も生産中止になっています。本作は、そんな不遇な『A SPECIAL FROM THE SPECTRUM』の史上最高峰クオリティを実現した逸品。元になったのは、当時、日本でのみリリースされたレーザーディスクで、ミント・クオリティ盤を使用。それを海外の専門メーカーに委託して精緻にDVDに移し替えました。そのクオリティは、まさに最高峰。ビデオとはまったく違う解像度は美しく、テープの走行ヨレや劣化のイズムも皆無。それどころか、実際に公式化されたDVD『WE ROCK』と並べてもまったく見劣りしない。もちろん、公式DVDとは違い、白熱のオープニング「Stand Up And Shout」もばっちりです。そのクオリティで描かれるオフィシャル映像は、正しく「DIOの最高傑作」と呼ぶに相応しい。上記したように黄金期には4本の公式映像があるものの、演奏・セットリスト・演出の総合点で最高峰は間違いなく本作なのです。実際、他の作品を観てみると『LIVE '83』はスタート期の情熱が溢れるものの、まだ成功を収めていないだけに演出がほとんどない。『FINDING THE SACRED HEART』は豪華な演出があるものの、残念ながらオリジネイターのヴィヴィアン・キャンベルがいない。『SUPER ROCK ’85 IN JAPAN』にはヴィヴィアンがいるものの、ツアー初日のためにトラブル続きで本調子ではない……。こうした欠点が散見するのです。実のところ、本作も「Stand Up And Shout」で構成を間違えるミスがあったりする(だから『WE ROCK』でカットされたのでしょう)のですが、即興で加えた歌詞とメロディまでもがカッコよく、期せずしてポテンシャルの高さを見せつけてしまう。そんな心技体がすべて充実した状態で『HEAVEN AND HELL』『MOB RULES』『HOLY DIVER』『THE LAST IN LINE』という、ロニーのキャリアでもっとも成功した4枚を凝縮した極上セットを演奏するのですから、そのライヴが悪かろうハズがないのです。ロニーの人生でもっとも成功した“THE LAST IN LINE TOUR”。その頂点映像を史上最高峰クオリティで蘇らせた1本です。希代の名シンガー:ロニー・ジェイムズ・ディオの何たるかをこれ以上なく描ききった最高傑作映像。
Live at the Spectrum, Philadelphia, Pennsylvania, USA 25th August 1984 (58:28)
1. Intro. 2. Stand Up and Shout 3. Don't Talk to Strangers 4. Mystery 5. Egypt (The Chains Are On) 6. Drum Solo 7. Heaven and Hell 8. The Last in Line / Heaven and Hell (reprise) 9. Rainbow in the Dark 10. The Mob Rules 11. We Rock 12. End Credits
Ronnie James Dio - Vocals Vivian Campbell - Guitars Jimmy Bain - Bass Vinny Appice – Drums Claude Schnell - Keyboards
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 59min.