
黄金期の最後を飾り、「DIO史上最大級のショウ」と言われた“DREAM EVIL TOUR 1987-1988”。そのプロショットを極上クオリティで網羅した決定盤がリリース決定です。初期のDIOはツアーごとに映像作品を残しており、当店ではその史上最高峰クオリティ盤をDVDでご紹介してきました。“HOLY DIVER TOUR”の『LIVE '83』、“THE LAST IN LINE TOUR”の『A SPECIAL FROM THE SPECTRUM』、“SACRED HEART TOUR”の『SUPER ROCK ’85 IN JAPAN』です。しかし、その次となる“DREAM EVIL TOUR”にはオフィシャル作品がない。それまでにライヴビデオを乱発して食傷気味だったのでしょうが、「DIO史上最大級」にも関わらず、その全貌が未だに分からないのです。そんな歯がゆさを解消するための映像集が本作。現存する“DREAM EVIL TOUR”のベスト・マスターを総ざらいし、90分以上に渡って浸れる1本なのです。本作に収められているプロショットは3種「1987年8月26日レッジョ・エミリア公演」「1987年10月4日JAPAN AID 2」「1988年2月5日サンアントニオ公演」です。それでは、それぞれ詳しくご紹介していきましょう。
【1987年8月26日レッジョ・エミリア公演】
まず登場するのは“DREAM EVIL TOUR”最長・最良と言われる定番プロショット9曲です。その長さ自体が素晴らしいのですが、クオリティも素晴らしい。やや滲んだ画面は「オフィシャル級」とは呼べないものの、発色も美しくテープ劣化の見られない鮮度が素晴らしい。現存するマスターでも最高峰の映像美なのです。その長さ・クオリティと並んで特筆なのがセットリスト。このツアーのメンツは“SACRED HEART TOUR”後半と同じですから、ポイントは名作『DREAM EVIL』のレパートリーになる。このプロショットは「Naked In The Rain」「Dream Evil」「All The Fools Sailed Away」「Sunset Superman」と、実に4曲も目撃できるのです。スタジオ盤のキャッチーなメロディやシンガロングがライヴ用に伸張され、生々しく躍動する。ヴィヴィアン・キャンベル時代のドラマティシズムとはひと味違いながらも、“いかにもDIO”な『DREAM EVIL』のライヴバージョンです。
【1987年10月4日JAPAN AID 2】
続いては3度目の来日となる“JAPAN AID 2”出演プロショット。4曲という短さですが、そのクオリティは3種の映像で1番。“DREAM EVIL TOUR”のベスト・プロショットでもあります。そのクオリティが殊更嬉しくなるのはレア・ナンバー「Stars」。スター・ミュージシャンが大挙参加したスタジオ盤とは違い、ここではDIO単体。歌はロニーだけ、ギターソロはクレイグだけが弾く通常バンドバージョンです。しかし、通常スタイルだからこそ曲の良さが光り、引き締まったクレイグのソロもライヴ向き(ちなみに、彼はスタジオ編にも参加しています)。演奏回数の少ないレアな名曲が極上プロショットで体験できる貴重映像です。もうひとつ特筆なのが「Neon Knights」。お馴染みBLACK SABBATHの名曲ですが、ヴィヴィアン時代にはほとんど演奏されず、“DREAM EVIL TOUR”になってセット入りしました。何よりも素晴らしいのはクレイグのギターワークでして、スピーディ&メロディアス、そして切れ味バツグンのソロを挟み込む。アイオミとは似ても似つかないのですが、これが猛烈にカッコよく、速射ギターが心地良い。ヴィニー・アピスも昔取った杵柄とばかりに鮮やかなフィルを叩き込みまくります。とかくロックの名曲はオリジナルに忠実な演奏が喜ばれたりもしますが、自分流に染め変える気概もまた美しいもの。その気迫と美学が名曲を別の次元に昇華させた名演です。
【1988年2月5日サンアントニオ公演】
最後は、本作でもっともレアな映像。MTVの「HEADBANGERS BALL」で放送されたプロショットです。ロニーのインタビューを絡めながらプロショット・ライヴが4曲分観られる(ちなみに、このライヴの「Stand Up & Shout」はライヴ・クリップにもなりました)。以前から3曲分が出回っていましたが、本作では「We Rock」も含めた放送の完全版です。 これまた素晴らしいクオリティのプロショットなのですが、特に必見なのが「Naked In The Rain」中のギターソロ。“SACRED HEART TOUR”ではロニーがドラゴンと戦いましたが、ここではクレイグがメカ・スパイダーと格闘。ギターからレーザーを発射し、上空のスパイダーを撃ち落とす……当時、雑誌の写真でしか見られなかった名シーンがマルチカメラのプロショットで目撃できるのです。そんなギターソロと並ぶ名シーンが「We Rock」直前のドラムソロです。MOTLEY CRUEよろしく巨大なドラムキットがせり上がり、ド派手なライティングとパイロをまき散らしながらのソロが炸裂するのです。本作でもわずか数十秒しか確認できないものの、それでもこのツアーがbなぜ「DIO史上最大級」なのかが分かる激レア・シーンです。フルスケールの長編プロショットがないために軽視されがちな“DREAM EVIL TOUR”。その現場をマルチ・カメラで味わえる決定的なプロショット集です。コレクションとしても素晴らしく、DIO黄金期最後の輝きを目撃するにも最高な1本。それこそ『LIVE '83』『A SPECIAL FROM THE SPECTRUM』『SUPER ROCK ’85 IN JAPAN』と並べてお楽しみ頂きたい大傑作。
Arena Del Chionso, Reggio Emilia, Italy 26th August 1987 PRO-SHOT “Japan Aid 2”, Showa Kinen Park, Tokyo, Japan 4th October 1987 PRO-SHOT Convention Center Arena, San Antonio, TX. USA 5th February 1988 PRO-SHOT (91:10)
Live at Arena Del Chionso, Reggio Emilia, Italy 26th August 1987
1. Neon Knights 2. Naked In The Rain (Incl. Guitar Solo) 3. Dream Evil 4. Rock 'N' Roll Children 5. Long Live Rock 'N' Roll / Rock 'N' Roll Children (Reprise) 6. Man On The Silver Mountain 7. All The Fools Sailed Away 8. Sunset Superman 9. Rainbow In The Dark
Live at Showa Kinen Park, Tokyo, Japan 4th October 1987
10. Stand Up And Shout 11. Neon Knights 12. Rainbow In The Dark 13. Stars
Live at Convention Center Arena, San Antonio, TX. USA 5th February 1988
14. Interview / Stand Up And Shout 15. Interview / Dream Evil 16. Naked In The Rain (Incl. Guitar Solo) 17. Drums Solo / We Rock / Interview
Ronnie James Dio - Vocals Craig Goldy - Guitar Jimmy Bain - Bass Claude Schnell - Keyboards Vinny Appice - Drums
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.91min.