
遂に完結したファイナル・ツアー“THE END”。その最終公演、つまり“BLACK SABBATH最後”となる(言われている)コンサートを収めたライヴアルバム『BIRMINGHAM 2017 THE FINAL』が登場する今週は、“もう1つの最後”となる極上プロショットがリリース決定です。“もう1つの最後”とは何か? それはビル・ワードを含む「オリジナル4人」のラスト・パフォーマンスです。ご存じの通り、2012年からの再編BLACK SABBATHにはビルが参加しておらず、それは“THE END”まで変わりませんでした。では、「オリジナル4人の最後」はいつなのか……その答えは「2005年」。本作は、そのラスト・パフォーマンスをマルチカメラ・プロショットで収めたテレビ映像なのです。本当にこれが「オリジナル4人」の最後なのか、まずは再編時代の歴史から振り返ってみましょう。
・1997年:OZZFEST ’97(ビル抜き)・1997年12月:バーミンガム2公演『REUNION』 ・1998年:OZZFEST ’98(ビル抜き)・1999年:ワールドツアー 《2000年:活動なし》・2001年:OZZFEST 2001ツアー 《2002年-2003年:活動なし》・2004年:OZZFEST 2004ツアー ・2005年:OZZFEST 2005ツアー
《2006年-2010年:HEAVEN & HELLに以降》 ・2011年:オリジナル再結成(記者会見)・2012年:アイオミの発病+ライヴ3回(ビル抜き)・2013年-2014年:『13』発表+ツアー(ビル抜き) 《2015年:活動なし》・2016年-2017年:“THE END”ツアー(ビル抜き)
これが再結成から現在までの20年です。1997年の『REUNION』と、1999年-2005年ツアーにはビルも同行しましたが、それ以降は一切ライヴ共演していません。このことから、多くのマニアには“OZZFEST 2005”こそが「オリジナル4人の最後」と思われているのですが、実はその後に1回だけパフォーマンスをしている。それが本作に収められた「2005年11月16日」なのです。この日は通常コンサートではなく、英国版”ロックの殿堂”の授賞式。当日はセレモニーが行われ、受賞したBLACK SABBATHも特別パフォーマンスを披露。その模様が中継されました。本作は、そのプロショット。もちろん、2000年代のプロショットだけにクオリティは完璧です。そんな本作は、まずアイオミの旧友ブライアン・メイのスピーチからスタート。メイは時代に関わらず、アイオミと交友を深めてきただけにそのスピーチも深い。話は結成前の1964年にまで遡り、SABBATHの歴史を語っていく。オリジナルの4人はもちろんのこと、ロニーやイアン・ギラン、トニー・マーティン、コージー・パウエル、ニール・マーレイ等々の名前まで出し、さらにはRARE BREEDにまで言及する。その後、著名人がバンドの偉業を語る紹介フィルムも流されますが、やはりメイは次元が違う。共に同じ音楽業界で生き抜いてきた“長年の友”だからこその深みのある言葉を綴るのです。そのメイに誘われ、最大注目のラスト・ステージが始まる。「Sabbath Bloody Sabbath」のリフをイントロにした「Paranoid」です。この日の演奏はこれ1曲だけであり、しかもオジーの歌もガタガタというパフォーマンス。しかし、これこそが「伝説の4人」の最後の姿。それが極上のマルチカメラ・プロショットで目撃できるのです。本作には、さらにボーナス映像を2種収録。まずは、同日のオジー・バンドによる「Crazy Train」。実は、このとき英国版“ロックの殿堂”入りを果たしたのはBLACK SABBATHだけではなく、オジーも個人で受賞していました。こちらのプレゼンターはアンガス・ヤング。メイと違って短い原稿を読み上げるアッサリしたものですが、まぁ仕方がない……と言いますか、メイが濃すぎるのです。続いてザック・ワイルドと共に「Crazy Train」を演奏するわけですが、BLACK SABBATHよりもオジーの調子がグッと良い。いかに「最後だ」と思っていなかったとは言え、「Paranoid」こそしっかり歌って欲しかった……そんな恨み節まで浮かんでくる1曲です。そして、2つめのボーナス映像は「2011年11月11日」の記者会見。この日はライヴこそありませんが、「オリジナル4人」が揃って再結成を宣言している。この後、ビルが離脱しており、正真正銘4人が最後に公の場に立った光景なのです。本作では、“REVOLVER.TV”で放送された極上プロショットで収録いたしました。トニー・アイオミ、オジー・オズボーン、ギーザー・バトラー……そして、ビル・ワード。名前を並べるだけで背筋が凛となる“伝説の4人”。もし、万が一、BLACK SABBATHが復活してツアーを再開したとしても、ビルの復帰は難しいでしょう。実際、ビルとの再編時代は短いツアーしか出来なかったのに対し、ビルをあきらめたHEAVEN & HELLやBLACK SABBATHでは大規模なワールドツアーが実行され、来日公演まで実現しました。ビル自身は「俺はツアーできる。ゲスト的な参加がイヤなだけだ」と力説しているものの、現実として彼は“OZZFEST 2005”以降12年間もライヴらしいライヴを一切やらない半隠居生活。残念ながら、オジーの言う「ヤツにツアーは無理だ」が事実としか思えません。だからこそ、“あの4人”の最後の姿を目撃したい。本作は、その願いを極上プロショットで叶える傑作。BLACK SABBATHが去ろうとしてる今だからこそ、ぜひご覧頂きたい1枚です。
"UK Music Hall Of Fame 2005” Alexandria Palace, London, England 16th November 2005 PRO-SHOT (24:03)
1. Introduction by Brian May 2. Introduction Film 3. Ozzy and Tony Speech 4. Sabbath Bloody Sabbath Intro/Paranoid
BONUS FOOTAGE
5. Introduction by Angus Young 6. Crazy Train 7. 2011 Reunion Announcement
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.24min.