
黄金の5人、イアン・ギラン、リッチー・ブラックモア、ジョン・ロード、ロジャー・グローヴァー、イアン・ペイス。彼らのライヴ・イン・ジャパンを目撃する貴重映像がリリース決定です。本作に収められているのは「1985年5月8日:大阪城ホール」。再結成DEEP PURPLE来日の初日オーディエンス・ショットです。まずは、当時の日程を振り返ってみましょう。
・5月8日:大阪城ホール 【本作】 ・5月9日:大阪城ホール 『OSAKA 1985 2ND NIGHT』 ・5月11日:名古屋市国際展示場 ・5月13日-16日:日本武道館(4公演)
以前『OSAKA 1985 2ND NIGHT』をお届けしたこともありましたが、本作はその前日にあたる。再結成DEEP PURPLEは何度も来日していますが、“黄金の5人”が揃っていたのは1985年だけ。その記念すべき初日なのです。そんな記念碑ショウを目撃できる本作は、クオリティも素晴らしい。ダビングされた画質はやや甘いものの、アングルは極めて優秀。ステージ左側(ジョン側)2階席からの見下ろしショットで、ステージ全景を直視。何よりも素晴らしいのは安定感で、果敢なズームに挑戦しない代わりに、手ブレもほとんどなビシッとした映像が延々と続くのです。80年代末から一気に進化する家庭用ビデオ・カメラも、当時はまだ普及期。隠すのでさえ精一杯な時代に、ここまでしっかりと撮影できていたのは奇跡的です。そのダイレクトな光景に相応しいサウンドも逸品。冒頭の「Highway Star」を始め、いくつか撮影漏れがあるためにプレスCDというわけにはいきませんが、まだ鋭さのあるギランのシャウトも、リッチーのトーンも鮮やか。ジョンのハモンドが醸す味わいサウンドも実に艶やかです。こうしたクオリティで描かれるPURPLE再訪の初日……。これがもう、とんでもなく素晴らしい。これまでも『DEEP IMPACT』『FAR FROM GOD』といったCDでお馴染みの名演ですが、やはり“光景”から滲み出す存在感は違う。すでにワールドツアーをこなして十分に馴染んだアンサンブルを披露しつつ、“『MADE IN JAPAN』の日本”に戻ってきた気合いも十分。PAの関係でリッチーは手探り状態だったと言いますが、そもそもスポンティニアスなバンドだけにそれが悪い方に転ばない。スリリングな演奏と安定したアングルが相まって「観ている」という体験感が凄いのです。現在では当たり前の客撮影も、70年代には望むべくもなく、80年代はギリギリ間に合うかどうかだった。もはや残っているだけで貴重な光景が、ほぼ全編にわたって素晴らしいクオリティで味わえるのです。帰ってきた5人。そして、二度と戻らない5人。その伝説の初日を目撃するライヴ・イン・ジャパンの文化遺産。
Live at Osaka-Jo, Osaka, Japan 8th May 1985
1. Nobody's Home 2. Strange Kind Of Woman 3. Blues 4. A Gypsy's Kiss 5. Perfect Strangers 6. Under The Gun 7. Lazy 8. Drums Solo 9. Child In Time 10. Knocking At Your Back Door 11. Difficult To Cure 12. Keyboard Solo 13. Space Truckin' 14. Smoke On The Water
Ritchie Blackmore - Guitar Ian Gillan - Vocal Roger Glover - Bass Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums
COLOUR NTSC Approx.83min.